きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「日本の政治が遅れている」発言とは

2008-03-16 11:12:45 | Weblog
「日本の政治が遅れている」発言とは     (008.03.16.)

コロンビア大学教授のジェラルド・カーチスさんが、永年日本の政治を見てこられて、戦後日本の経済発展と民主政治を考えて、「日本の政治は遅れていると思いません」といってこられた。

そのカーチスさんがある講演の中で「日本の政治は遅れている」と口をすべらし質問者から指摘を受けてはじめて何故こんなことを言ったのだろうと思われたそうです。

答えは、「何に対して遅れているのか」の取違で、他国に対して日本の政治が遅れているのではなく、激変した日本の社会に対して、政治が追いつかなくて遅れていると言われたのである。

だから、日本の政治は、今の日本の社会に対応する為には「構造改革が必要なのだ」と言ってくださっているのである。

今朝の「時事放談」の中でもこの件が取り上げられ政府の対応が多様化して来ている日本の社会に応えていないこと発言されていた。

その一例が、道路特別財源問題で、法案成立当時は、一時的な経済政策として執られた政策が、50年近く経った現在も当時と同じ感覚で続けられ時代の変化に対応していない。

しかもその暫定を更に10年延長しようと言うのだから、政治に全くの進歩がない事を指摘されていた。
そして、政治主導と言うのは、政治のシステムや政治の姿が、国の社会情勢にマッチさせる事で、その姿を政府が示すべきであるとも行っておられ、今の日本は官僚主導で行なわれ、政治が官僚の遣る事を取ろうとしている、それは政治の官僚化である。

政治家は、政治のシステムや姿を示し、それに沿った政治を官僚に遣らせることであると言われている。

対談の相手は、民主党の藤井さんで、「私も福田さんの父上が総理の時代、使えた一人で明確な指針を示される父上とは全くスケールが違う」と言う話でした。

今月末まであと半月、与党の修正案も小手先の数の修正だけで、本質の政治の姿は全く旧態のまま、此れではどうしようもない事態に突入するでしょう。

それで居て、絶対に解散しないと言う、政府こそこの事態の全ての責任者である。

                     (えびなたろう)