きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

51%の不支持率をどう受け止めるのか

2008-03-03 09:43:42 | Weblog
51%の不支持率をどう受け止めるのか    (008.03.03.)

毎日新聞の世論調査で、内閣の不支持率が51%と過半数の国民が不支持を表明した結果が報道された。

福田内閣の支持率は昨年9月発足当時は57%であったがそれ以後一途に低下し前回の調査で33%の最低を示したが、今回は更に3%下がって30%となった。

その理由の一番多いのは、「首相の政策に期待できないから」44%、「首相の指導力に期待できないから」40%で、この二つで84%を閉めている。

そもそも、福田さんは、最初から、政策と言うものを聞いたことがないし、示されたこともない、安倍さんのあとを急きょパチ当て的に総理に成った人だから、無理もないが、それにしても6ヶ月経過したいまだに、ハッキリしたビジョンが示されていない。

今まで、遣ってきたことも、自分の意思や決断で遣ってきたものは一つもなく、周りの意見や、圧力で、流されながら遣ってきた物で、その場、その場でトラブルにならない様に遣ってきただけである。したがって、指導力に期待できないというのも、指導力の無さに繋がる意見でもある。

小泉さん以来改革を叫んできた、「行政改革」「公務員改革」「税制改革」「年金改革」等々が、全部が逆流現象を起こし、自民党が「族議員政党」と言われた旧体制に戻ってしまったことに51%の不支持率が示していると見るべきである。

暫定税率延長問題も、66%が反対し、道路整備の中期計画の10年間で59兆円を使う事には、75%の人が反対をしている。

この様な世論調査は、調査の仕方によっては多少の数字は変わるかも知らないが、概ね世論の態勢を示している事には間違いないので、政府はこの結果を尊重した対応を示さない限り、ますます支持率低下の一途を辿る事になるでしょう。

                      (えびなたろう)