NAO日和

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「正欲」

2023年12月03日 | 邦画

~観る前の自分には戻れない~

2023年  日本映画  (2023.11.10公開)
配給:ビターズ・エンド  上映時間:134分
監督:岸義幸
原作:朝井リョウ
脚本:湊岳彦
音楽:岩代太郎
主題歌:Vaundy  「呼吸のように」
出演:稲垣吾郎/新垣結衣/磯村勇斗/佐藤寛太/東野絢香/山田真歩
   宇野祥平/渡辺大知/徳永えり/岩瀬亮/坂東希/山本浩司

<見どころ>
『桐島、部活やめるってよ』の原作などで知られる朝井リョウの柴田錬三郎賞
受賞作を映画化。息子が不登校になった検察官、ある秘密を抱えた販売員、
心を閉ざして生活する大学生など、一見無関係な人々の人生が、ある事件を
きっかけに交差し始める。『あゝ、荒野』シリーズなどの岸善幸が監督、
同じく港岳彦が脚本を担当。『窓辺にて』などの稲垣吾郎、『くちびるに歌を』
などの新垣結衣、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『軍艦少年』などの
佐藤寛太らが出演する。

<ストーリー>
不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜
(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・
桐生夏月(新垣結衣)。彼女の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない
秘密を共有している佐々木佳道(磯村勇斗)。容姿に恵まれ華やかな大学生活を
送っているように見えながら、他人との交流を避ける諸橋大也(佐藤寛太)。
彼と同じ大学に通い、学園祭実行委員を務める神戸八重子(東野絢香)。
一見何の接点もないように見えるそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに
重なり始める。

<感想>
朝井リョウの作品は観ていてしんどい印象が多いのですが、今回も
なかなかしんどかったです。


昔に比べると、マイノリティやLGBTの理解度は少しましになってきているように
感じるけど、実際はまだまだ稲垣吾郎演じる検察官や夏月の同僚の妊婦の
ような考え方の人間が大半だと思う。
現に私も、同じようなこと実際に言われたもんな・・・。


娘が原作を読んでいて、「この役をガッキーが演じるのを知った時、
え?っと思ったが、ラストシーンを読むとこの役がガッキーになったの
理解できる」と話していたことが、私も映画を観て同じように感じました。

見ていてしんどかったが、伝えたい内容を詰め込み過ぎてる感があって
散漫な印象に見えたのが少し残念。
ラスト、ガッキーがつぶやくセリフがこの物語のすべてを語っていたと思います。

点数:7点/10


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2 コメント

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普通って~ (cyaz)
2023-12-04 08:54:19
NAOさん、こんにちは^^

本当に「普通」って普段考えることもなく、
この映画を観て、改めて考えたものでした。
価値観が違うように、これも十人十色の考え方が存在するのだと思うのですが、
それはそれで仕方がないことで、相手にその人が持つ「普通」を強要はできないもので、
それをコントロールできない人が多くなってきていると思います。
歩きスマホをする人が「普通」になった今、
自分がスマホを見ているのが悪いのに、にらみつけてくる輩がいることは哀しいですね><
自分の「秤」だけでなく、常識的な「秤」を持ってほしいものです。
返信する
cyazさんへ (NAO)
2023-12-08 00:42:07
こんにちは~cyazさん♪

>自分の「秤」だけでなく、常識的な「秤」を持ってほしいもの

ほんと、同感です。
最近、自分の「怦」=世間の「怦」と考えている人が多いように感じます。
違う考えがあって当たり前、というようにならないのかしら??と
いつも感じています。

いろいろ考えさせられる映画でした。
返信する

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