今週は、ニーナのあの話ですね・・・・。
◆第4話 「錬金術師の苦悩」
セントラルでは、国家錬金術師を狙った殺人事件が発生。
鉄血の錬金術師:バスク・グランが犠牲者となった。
エドとアルは、ロイより「綴命の錬金術師」ショウ・タッカーを紹介される。
タッカーは2年前、人語を解する合成獣(キメラ)の錬成に成功した
生体錬成の権威であった。
エド:「キメラがしゃべった!?」
ロイ:「ああ。しゃべったそう。ただ一言、“死にたい”と。
その後、えさも食べずに死んだそうだ」
タッカー宅に着くと、娘のニーナと犬のアレキサンダーがお出迎え。
奥さんはいないようだ。 「妻に逃げられてから、うちの中もこのありさまで」
タッカー宅の資料室で、資料に没頭するエドとアル。
タッカー:「いるんですね・・・天才って奴は」
ニーナと親しくなるエド達。「エドワード・エルリック様が相手してやるっ」
一方、年に一度行われる国家錬金術師の「査定」日を前に、
タッカーは焦りを募らせていた。 「もぅ、あとがないんだ・・・」
翌日もタッカー宅に行くエドとアル。
二人は、ニーナから母親が2年前に実家へ帰ったというのを聞く。
タッカー:「国家資格をとる前の暮らしは ひどいもんだったよ。
なんとしても査定を通らないと」
ニーナ:「大丈夫よ、お父さん。ダメだって言われたら
私とアレキサンダーが、偉い人に怒ってあげる」
タッカー:「ニーナ。明日はお父さんと一緒に遊ぼうか」
ニーナ:「やった~!」
その翌日、再びタッカー宅を訪れるエドとアル。
しかし、呼んでも返事がない。 扉を開け、中にはいるとタッカーがいた。
タッカー:「やあ、出来たよ。完成品だ。人語を話すキメラだ」
驚いて、キメラに近づくエド。「すげえ!」
だが、キメラの発した言葉で、エドの顔が豹変する。
キメラ:「エド・・ワード・・・おにいちゃん・・・」
エド:「・・・タッカーさん、国家資格をとったの、いつだっけ?」
タッカー:「え~っと・・・・2年前だね」
エド:「もう一つ質問。ニーナとアレキサンダーはどこ行った!?」
タッカー:「・・・・君のようなカンのいいガキはキライだよ」
エド、怒り爆発。
タッカー:「同じだよ、君も私も」 エド:「違う!俺はこんなことは・・・」
キメラ:「あそ・・・ぼうよ」 エド:「くっそぉ~~~!」
タッカーの所業が軍に知れ、彼は軟禁される。
ロイ:「今後もこういう事件に出会うこともあるだろう。
その度に、そうやって、君は立ち止まるのか?」
エド:「俺たちは、悪魔でも、ましてや神でもない。人間なんだよ~!」
軟禁されているタッカーとキメラ。そこへ、スカーが入ってくる。
スカー:「ショウ・タッカー。神の道に背きし錬金術師。滅ぶべし」
倒れるタッカーに近づくキメラ(ニーナ)。「お父さん・・お父さん」
スカー:「哀れな・・・この姿になってしまっては、元に戻る方法はない。
せめて、安らかに逝くがよい」
スカーによって、キメラも死亡。。。。
(本文はHPの文を一部引用しています)
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哀しいニーナ親子のお話でした。
錬金術を正しく使えば、すばらしい力が発揮できるけれど、
間違った使い方をすれば、悲劇を招く。今回は、後者のほうでした。
欲望に負けて、愛する妻と子どもにまで、手をかけてしまったタッカー。
タッカーにキメラにされても、まだ父親をかばうニーナ。
そんな娘の姿にまったく気がつかず、国家資格を維持できたことに
喜ぶタッカー。 前作でも泣けたが、今回も泣いてしまいました。
ニーナとアレキサンダーの楽しい光景が、結末を知っているだけに
余計に涙を誘います。
確かにあの姿で生き延びても、なんの幸せもないから
スカーが手を下したことは正しかったかもしれません。
ですが、やっぱり、哀しすぎます。
何回見ても、この話はやはり衝撃を受けますね。。。。
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