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NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

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<5月の鑑賞予定映画>

「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」「かくかくしかじか」「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」「父と僕の終わらない歌」「か「」く「」し「」ご「」と「」

「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」

2025年04月26日 | 邦画

~眠っていた記憶が、目を覚ます~

2025年  日本映画  (2025.04.18公開)
配給:東宝  上映時間:110分
監督:重原克也
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
原作:青山剛昌
脚本:櫻井武春
音楽:菅野祐悟
主題歌:King Gnu 「TWILIGHT!!!」
声の出演:高山みなみ(江戸川コナン)/山崎和佳奈(毛利蘭)
     小山力也(毛利小五郎)/林原めぐみ(灰原哀)/高田裕司(大和勘助)
     速水奨(諸伏高明)/小清水亜美(上原由衣)/岸野幸正(黒田兵衛)
     草野毅(安室透)/飛田展男(風見裕也)/平田広明(鮫谷浩二)
     緒方賢一(阿笠博士)/岩居由希子(吉田歩美)/高木渉(小嶋元太)
     大谷育江(円谷光彦)/山田孝之(大友隆)/山下美月(円井まどか)

<見どころ>
青山剛昌の漫画を原作にしたアニメシリーズで、長野県の雪山をめぐる事件を描いた
劇場版シリーズ第28弾。江戸川コナンと長野県警の隻眼の警部・大和敢助、
毛利小五郎らが事件に挑む。監督を手掛けるのは重原克也。ボイスキャストは
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也のほか、林原めぐみ、高田裕司、速水奨らが
務めている。

<ストーリー>
長野県・八ヶ岳連峰にある未宝岳。長野県警の大和敢助がある男を雪山で追う中、
男の放ったライフル弾が彼の左目をかすめ、それと同時に起きた雪崩に巻き込まれて
大和は負傷してしまう。それから10か月後、国立天文台野辺山の施設研究員が
襲撃された事件を捜査するため、大和と上原由衣は現場へと駆けつける。

<感想>
初日に鑑賞。相変わらずツッコミ満載^^;


昨年は、函館。今年は長野県国立天文台野辺山が舞台。
久々に、毛利小五郎が活躍。おっちゃんのかっこいシーンが観れて良かった。


長野県警の大和敢助や諸伏高明が出てくるので、どれだけのミステリーが
出てくるかと期待したのだが、残念ながらほぼ無し。

雪山のシーンがあったが、極寒の雪山にあのような軽装しますかね?
毛利が警察時代に仲の良かった鮫谷だが、二人の関係性を掘り下げる描き方が
薄いのなんの。もっと二人の刑事時代の頃の関係性を示すエピソードを
描いてくれたら、もう少し小五郎に感情移入が出来たのに。

で、最後のあれはなんですかね?
「ただの同僚じゃないって言ったら?」「は?」のくだりは。
新一と蘭、平次と和葉のような若い子が言うのならわかるが
30代過ぎたいい大人が交わすセリフじゃないでしょ~鈍感なのにも
程があって、ドン引き。

萎えた部分も多々あったが、おっちゃんがここ最近では一番かっこよかった事、
大人の事情で降谷のボイキャスが草野毅に変更になったが違和感なかった事、
哀ちゃんが科学者ぶりを発揮したシーンに萌えた事、
この3点がプラスポイントだったかな。

来年は、神奈川県警のようですね。また来年が楽しみです。

点数:7点/10


「片思い世界」

2025年04月11日 | 邦画

~この声、とどけ~

2025年  日本映画  (2025.04.04公開)
配給:東京テアトル/リトルモア  上映時間:126分
監督:土井裕泰
脚本:坂本裕二
美術:原田満生/佐久嶋依里
音楽:鈴木慶一
衣装:立花文乃
出演:広瀬すず/杉咲花/清原果耶/横浜流星/小野花梨/伊島空/moonriders
   田口トモロヲ/西田尚美

<見どころ>
『ゆきてかへらぬ』などの広瀬すず、『52ヘルツのクジラたち』などの杉咲花、
『碁盤斬り』などの清原果耶が主演を務めたドラマ。同世代の女性3人が、
それぞれ片思いをしながら古い一軒家で共同生活を送る姿を描く。
『花束みたいな恋をした』の脚本・坂元裕二と土井裕泰監督が再び組む。
共演は『線は、僕を描く』などの横浜流星のほか、田口トモロヲ、西田尚美ら。

<ストーリー>
東京の片隅にある古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、
さくら(清原果耶)。それぞれが仕事や学校に向かい、お互いを思いやりながら、
他愛のないおしゃべりをして過ごすという自由気ままな生活を12年にわたって
送っている。強い絆で結ばれている3人だったが、全員が誰にも言えない
片思いを続けていた。

<感想>
ここのところ洋画が続いてたので、久々の邦画鑑賞。


いや~まさかのゴースト映画にはびっくり(笑)
死んだことに気づいていない・・ではなく、死を自覚して死後の世界で
彼女たちも成長し、現実と重なり合っていて12年も3人寄り添って
生きてきた・・いや~すごい話を考えますね、坂元さん。


しかし、ツッコミどころも満載。素粒子の話は結局どうなったの?
あのラジオの少年は結局誰?12年もほったらかしのピアノがあんなに
調律された音なんて出ないでしょ?

「片思い世界」のタイトルの意味は納得。
広瀬すずと横浜流星のラストの触れ合うシーン、杉咲花の三日月のシーン
清原果耶が加害者を見つけて表情がみるみる変わるシーンは圧巻。
3人ともさすがの演技でした。

児童殺傷事件は池田小のことが頭によぎり、なかなかしんどいストーリー展開ですが
合唱曲「声は風」に癒されました。劇中オリジナル合唱曲だそうですが
この作品だけでなく、いろんな所で広がっていってほしいなと感じました。

あと、横浜流星はピアノ初挑戦だったそうですが、音はプロの方ですが
弾く動作タイミングがピッタリ合っていたのに驚き。かなり努力されたのだろうと
思います。出演時間は少ないですが、見どころの一つです。

正直、これは好みがかなり割れそう。
主演3人と横浜流星の演技力でもっているようにも感じました。

EDでまさかの俳優の名前が。え!?どこに出てました???

点数:6点/10


「ゆきてかへらぬ」

2025年02月23日 | 邦画

~3つの愛の、行き着くそこ~

2025年  日本映画  (2025.02.21公開)
配給:キノフィルムズ  上映時間:128分
監督:根岸吉太郎
脚本:田中陽造
音楽:岩代太郎
美術:原田満生/寒河江陽子
衣装デザイナー:大塚満
出演:広瀬すず/木戸大聖/岡田将生/田中俊介/トータス松本/瀧内公美
   草刈民代/カトウシンスケ/藤間爽子/柄本佑

<見どころ>
詩人・中原中也と文芸評論家・小林秀雄ら実在の男女3人の物語を描くドラマ。
『雪に願うこと』などの根岸吉太郎がメガホンを取り、田中陽造が脚本を担当。
才能あふれる二人の男の間で揺れ動く女優・長谷川泰子を『流浪の月』などの
広瀬すず、後に詩人として名をはせる中原中也を『先生!口裂け女です!』などの
木戸大聖、彼の友人で後に日本を代表する文芸評論家となる小林秀雄を
『ゴールド・ボーイ』などの岡田将生が演じる。

<ストーリー>
大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は17歳の学生・中原中也
(木戸大聖)と出会い、互いに惹(ひ)かれ合った二人は共に暮らし始める。
その後東京に引っ越した二人のもとを、中也の友人・小林秀雄(岡田将生)が訪ねて
くる。彼は中也の詩人としての才能を誰よりも評価し、中也も批評の達人である
秀雄に認められることを誇りに思っていたが、そんな二人の様子を目にした泰子は
一人取り残されたような感覚を抱く。しかし秀雄もまた彼女に惹かれていたのだった。

<感想>
岡田将生さんが出演しているので早々に鑑賞。


中原中也は、授業で「汚れちまった悲しみに」の詩と30歳という若さで
亡くなった・・という記憶しかないのですが、この有名な詩の背景に
長谷川泰子が関係していたのを、この作品で初めて知りました。

広瀬すずさんは、クラシカルな装いが似合ってますね。意外に昭和顔なのかな。
しかし、役にはまっているか?と聞かれたら、少し微妙かも。
それでもヒステリック場面の演技は特筆するべきものでした。
木戸大聖さんは中原中也に雰囲気が合ってましたし、岡田将生さんは
佇まいも顔立ちも美しい。どの角度から見ても美しくてため息でてしまう(笑)


長谷川泰子に焦点を充てているので、中原中也の作品が出てくるのかと
思いきや殆ど出てこなかったのは残念。

正直、3人にどれも共感はできなかったな・・・^^:

点数:6点/10


「ファーストキス 1ST KISS」

2025年02月19日 | 邦画

~私はその日、15年前の夫に恋をした~

2025年  日本映画  (2025.02.07公開)
配給:東宝  上映時間:124分
監督:塚原あゆ子
脚本:坂本裕二
美術:杉本亮
衣装:田口慧
音楽:岩崎太整
出演:松たか子/松村北斗/吉岡里帆/森七菜/YOU/竹原ピストル/松田大輔
   和田正成/鈴木慶一/神野美鈴/リリー・フランキー

<見どころ>
『わたしの幸せな結婚』などの塚原あゆ子が監督を務めたラブストーリー。
事故で夫を亡くした女性が、夫と出会った15年前にタイムトラベルをして
若き日の夫と再会する。『花束みたいな恋をした』などの坂元裕二が脚本を手掛けた。
坂元の脚本によるドラマ「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」などの
松たか子が主人公を演じ、彼女の夫を『夜明けのすべて』などの松村北斗が演じる。

<ストーリー>
結婚して15年目になる夫・駈(松村北斗)を事故で亡くした硯カンナ(松たか子)。
一人残された彼女が新たな人生を歩み出そうとしていた矢先、タイムトラベルの
すべを手に入れたことから、戻った過去で若き日の駈と再会する。生前の駈とは
長らく倦怠期で不仲だったものの、あらためて彼への思いを再確認し、ほれ直した
カンナは、15年後に事故死する駈を救おうとする。

<感想>
塚原あゆ子監督×坂本裕二脚本、ということで早々に鑑賞。


小気味よいセリフが全開で、クスッと笑える場面も多々あります。
タイムリープものですが、結構頻繁に過去と行き来しているので
「ブラッシュアップライフ」的なものを感じました。


タイムリープものって過去に戻って未来を変える、的な話が多いのですが
この作品は自分の人生の末路を知って覚悟を持って過ごしていく・・・
ハッピーエンドで成就しないところが驚き。
そんな松村北斗演じる、カケルの懐深い愛にやられましたねぇ。

北斗ファンは必見。
彼は作品に恵まれてますね~このまま成長してほしいです。

しかし、吉岡里帆さんの出番めっちゃ少なっ!
ちょっともったいない使い方だったかな・・。

点数:7点/10


「ショウタイムセブン」

2025年02月14日 | 邦画

~逃れられない、命懸けの【生放送】(ショウタイム)~

2025年  日本映画  (2025.02.07公開)
配給:松竹/アスミック・エース  上映時間:98分
監督:渡辺一貴
脚本:渡辺一貴
オリジナル脚本:キム・ビョンウ
美術:柳川和央
音楽:照井順政
主題歌:perfume 「Human Factory ー電造人間ー」
出演:阿部寛/竜星涼/生見愛瑠/前原瑞樹/平原テツ/内山昂輝/安藤玉恵
   平田満/錦戸亮/井川遥/吉田鋼太郎

<見どころ>
国民的報道番組を降板させられた元人気キャスターが、爆破テロ事件の犯人から
交渉役に指名されるサスペンススリラー。ラジオ番組にかかってきた爆破予告の電話が、
キャスターの運命を左右する。『テロ,ライブ』を原作に、『岸辺露伴』シリーズなどの
渡辺一貴がメガホンを取った。主人公を『異動辞令は音楽隊!』などの阿部寛が演じ、
『ぐらんぶる』などの竜星涼、『モエカレはオレンジ色』などの生見愛瑠のほか、
井川遥、吉田鋼太郎、安藤玉恵、平田満らが共演する。

<ストーリー>
国民的報道番組「ショウタイム7」の人気キャスターとして活躍するも、ラジオ局に
左遷された折本眞之輔(阿部寛)。ある日ラジオ番組の生放送中に爆破予告の脅迫電話を
受け、いたずら電話だと軽くあしらった直後に爆破テロ事件が起きる。電話の相手から
交渉役に指名された彼は事件をキャリア復帰の好機と考え、テレビ局プロデューサー・
東海林剛史(吉田鋼太郎)を説得して生放送中のショウタイム7に乗り込み、自らが
キャスターとして犯人との通話を独占生中継する。
しかし、そのスタジオにも爆弾が仕掛けられていた。

<感想>
偶然にも某TV局の大騒動中での、タイムリーな公開。


最後まで寝ずに観れたが後半の失速感がもったいないし、ツッコミどころが
多すぎ。あまり書くとネタバレになってしまうが、被害者に感情移入が
どうもできない。あんな物言いされたら誰でもキレるって^^;


TV局の醜態部分を、主人公演じる阿部寛が的確に本心を言ってる部分は
見ごたえありました。ただ伝えたいことはわかるが、展開しすぎて
ぼんやりしてしまったのがちょっと残念。

なので、98分とコンパクトにまとめて正解だったかも。

めるるちゃん、可愛かったけどあの役はなくても良かったんじゃないかしら?

点数:6点/10


「雪の花 -ともに在りて-」

2025年01月30日 | 邦画

~無名の町医者は、どのように日本を救ったのか?~

2024年  日本映画  (2025.01.24公開)
配給:松竹  上映時間:117分
監督:小泉堯史
原作:吉村昭 「雪の花」(新潮文庫刊)
脚本:小泉堯史/齋藤雄仁
音楽:加古隆
衣装デザイン:黒澤秀之/黒澤爽
出演:松坂桃李/芳根京子/三浦貴大/宇野祥平/沖原一生/坂東龍汰/三木理紗子
   新井美羽/串田和美/矢島健一/渡辺哲/益岡徹/山本學/吉岡秀隆/役所広司

<見どころ>
吉村昭の原作「雪の花」を実写化した時代劇。江戸時代末期を舞台に、大流行する
天然痘から人々を守ろうと奔走した町医者とさまざまな人々との出会い、そして
妻との絆を描く。メガホンを取るのは『峠 最後のサムライ』などの小泉堯史。
『孤狼の血』シリーズなどの松坂桃李、小泉監督作『峠 最後のサムライ』などの
芳根京子、『シサム』などの三浦貴大のほか、宇野祥平、吉岡秀隆、役所広司らが
出演する。

<ストーリー>
天然痘の大流行によって多くの人が命を落としていた江戸時代末期。福井藩の
町医者・笠原良策(松坂桃李)は、天然痘から人々を救う方法を見つけようと、
京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)を訪ねて教えを請う。日野から異国では
疫病の予防法として種痘が広まっていると聞かされた笠原は、妻・千穂(芳根京子)
に支えられながら、予防に必要な種痘の苗を入手しようと奔走するが、さまざまな
困難が立ちはだかる。

<感想>
松坂桃李主演ということで鑑賞。


福井藩の町医者・笠原良策が天然痘の予防策・種痘を広める為に
様々な苦難を乗り越えていくお話。全体にとても真面目なつくりで
文部省推薦になってもおかしくないような印象。
松坂桃李をはじめ、俳優陣は好演。芳根京子さんの太鼓シーンは良かったし
三浦貴大さんは、年々いい役者さんになってきたなぁと感じます。


疱瘡(天然痘)の予防策である種痘を広めたのが町医者だというのは初耳。
免疫というものが全く知られていない時代に、西洋医学を取り入れることは
映画で描かれた以上の反発があったことでしょう。
コロナの時もワクチン問題でかなり揉めてたことを思い出します。

役所広司演じる日野鼎哉が「学んだことを検討して間違いを正す。
清らかな心で努めなさい。名を立てず利を求めず、清らかな心で臨みなさい」
この言葉は、現代にも通じるところがありますね。

疱瘡(天然痘)は、人類史上唯一根絶に成功した病。
そういう意味でも観ておくべき映画かなと思います。

点数:7点/10


「サンセット・サンライズ」

2025年01月26日 | 邦画

~自分の“好き”を諦めない~

2025年  日本映画  (2025.01.17公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画  上映時間:139分
監督:岸善幸
原作:楡周平  「サンセット・サンライズ」(講談社刊)
脚本:宮藤官九郎
美術:露木恵美子
音楽:綱守将平
歌唱:青葉市子
出演:菅田将暉/井上真央/竹原ピストル/山本浩司/好井まさお/藤間爽子
   茅島みずき/白川和子/ビートきよし/宮崎吐夢/三宅健/池脇千鶴
   小日向文世/中村雅俊

<見どころ>
楡周平の小説「サンセット・サンライズ」を、『Cloud クラウド』などの菅田将暉
主演で実写化したドラマ。勤め先でリモートワークが導入されたことを機に、
東京から東北・三陸の町に移住した青年が、趣味の釣りを楽しみながら癖のある
住民たちと交流する。監督は『あゝ、荒野』シリーズでも菅田と組んだ岸善幸。
『1秒先の彼』などの宮藤官九郎が脚本を手掛けている。

<ストーリー>
新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界各地でロックダウンが起きた2020年。
東京の大企業に勤務する晋作(菅田将暉)は、会社のリモートワーク導入を機に
東北・三陸の海沿いの町へ越す。晋作は家賃6万円で4LDKの物件を借り、仕事の
合間を縫っては海に繰り出して趣味の釣りを楽しむ日々を過ごす。持ち前の
ポジティブな性格で、癖の強い住民たちと心を通わせていくうちに、晋作の人生は
大きく変わり始める。

<感想>
宮藤官九郎×菅田将暉の初タッグ作品、ということで鑑賞。


ふっくらした菅田君が、ふつーのサラリーマン演じてるのがまず良かった。
こういうふつーの役って久々じゃないかな?この作品で7Kg太った、と
インタビューで話してましたが、あれだけ食事のシーンが出てきたら、
そりゃあ太るよね。しかも三陸の美味しい郷土料理がいっぱい出てきて
演技でなくガチで美味しく頂いている姿を観てると、こちらまで食べたく
なってきます。
塩辛には白ワイン合うのか・・・・今度試してみよう。


コロナについても震災にについても東京と東北の温度感の違いを
的確に表現。話は逸れるが、東京に住んでいる私の叔父が震災で起きた
福島原発事故で、現地に住んでいる人に対して信じられないような言葉を
発していたことを思い出した。
なので、芋煮会での竹原ピストルが吐露したシーンは、刺さりましたねぇ・・。
あのセリフがこの映画の肝だったように感じました。

コロナのシーンは今から見ると笑えるが、当時は確かにあんな感じでしたね。
震災・コロナという題材を扱っていますが、適度に重くて軽くてよかった。

泣けて笑えてほっこりする映画でした。
作中の絵は、菅田君がほんとに描いたんですね。彼は多彩だ!

点数:7点/10


「室町無頼」

2025年01月22日 | 邦画

~世界を変えるのは、人の力~

2025年  日本映画  PG12指定 (2025.01.17公開)
配給:東映  上映時間:134分
監督:入江悠
原作:垣根涼介  「室町無頼」(新潮文庫刊)
脚本:入江悠
美術:松崎宙人
衣装:古賀博隆
音楽:池瀬広
出演:大泉洋/長尾謙杜/松本若菜/遠藤雄弥/前野朋哉/阿見201/般若
   武田梨奈/水澤紳吾/岩永丞威/吉本実憂/ドンペイ/川床明日香/
   稲荷卓央/芹澤興人/中村蒼/矢沢健一/三宅弘城/柄本明/北村一輝/堤真一

<見どころ>
『ヒート アイランド』の原作などで知られる直木賞作家・垣根涼介の歴史小説を
実写映画化。大飢饉と疫病により荒廃した室町時代の京都を舞台に、混迷の世を
顧みようとしない権力に立ち向かう無頼たちの闘いを描く。監督・脚本を務めたのは
『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠。無頼たちを率いる主人公を
『騙し絵の牙』などの大泉洋が演じ、『HOMESTAY(ホームステイ)』などの長尾謙杜、
『his』などの松本若菜のほか、柄本明、北村一輝、堤真一らが共演する。

<感想>
1461年、京の都。大飢饉と疫病が同時に発生して路上には死体が放置され、
社会秩序が崩壊して貧富の格差が広がっていたが、室町幕府は無策で対策を講じることが
できずにいた。京の悲惨な状況を目の当たりにした無頼漢・蓮田兵衛(大泉洋)は、
ひそかに倒幕と世直しの野望を抱き、天涯孤独な青年・才蔵(長尾謙杜)をはじめ無頼の
徒を率いて巨大権力に反旗を翻す。そんな彼らの前に、兵衛のかつての悪友で幕府から
市中警護を任されている悪党一味の首領・骨皮道賢(堤真一)が立ちはだかる。

<感想>
応仁の乱以前の室町期は、あまり描かれていないこともあり
公開前から楽しみにしていました。


「十一人の賊軍」に続きの東映時代劇。
一揆のお話がメインだが、才蔵の成長物語にも見えますね。
修行シーンは、まるでジャッキー・チェンの映画のよう(笑)


大泉洋は、今までで一番男前な役柄を演じているんじゃないでしょうか。
長尾謙杜くんは、まさにもう一人の主人公といっても過言ではない存在感。
松本若菜さんは、とても美しくて妖艶でした

残念なのは、音楽が全く合ってない。
あんな大事なシーンで、西部劇のような音楽はやめてほしい。
以前の東映娯楽時代劇では、こういうウエスタンな音楽が流れていたけど
本作関しては合ってないと思う。

あと「無頼」を最後の最後にいきなりポン!と出してきたのもなんだかなぁ・・。

などと言いながら、最後まで眠くならずに観ることが出来たのは
演者の技量かなとも感じました。

大泉洋・松本若菜・長尾謙杜ファンは必見です。

点数:7点/10


「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」

2024年12月27日 | 邦画

~なんでもありの地球☆バカンス、開幕!~

2024年  日本映画  (2024.12.20公開)
配給:東宝  上映時間:94分
監督:福田雄一
原作:中村光
脚本:福田雄一
出演:松山ケンイチ/染谷将太/賀来賢人/岩田剛典/白石麻衣/勝地涼/仲野太賀
   神木隆之介/山本美月/桜井日奈子/川口春奈/中田青渚/吉永咲良/田中美久
   森田菜美/安斉星来/山田孝之/ムロツヨシ/佐藤二朗/窪田正孝/藤原竜也
声の出演:緒方恵美(布団)/中尾隆聖(黒い怪物)/置鮎龍太郎(追加戦士レッド)

<見どころ>
神の子イエスと悟りを開いたブッダが下界でバカンスを満喫する日常を描き、
アニメ、ドラマ化もされた中村光の漫画「聖☆おにいさん」を実写映画化。
中村が映画のために描いた長編エピソード「スクリーンへの長い途(みち)」を基に、
神や仏、天使、悪魔が入り乱れるストーリーが展開する。ドラマ版と同じく『ロストケア』
などの松山ケンイチがイエス、『ヒミズ』などの染谷将太がブッダを演じ、
『銀魂』シリーズなどの福田雄一が脚本・監督を担当。映画版キャストとして賀来賢人、
岩田剛典、白石麻衣、勝地涼、佐藤二朗らが新たに登場する。

<ストーリー>
世紀末を乗り越えた神の子・イエス(松山ケンイチ)と悟りを開いたブッダ
(染谷将太)は、東京・立川にある6畳一間のアパートで共同生活をしながら
下界でのバカンスを満喫していた。近所の商店街で福引をしたり、お笑いコンビを
結成したりするなど、ゆるい日常を過ごしていた二人のもとに招かれざる客が現れ、
ある事実が伝えられる。やがてそれは神や仏、天使、悪魔が入り乱れる世界を揺るがす
聖戦へと発展していく。

<感想>
福田作品って、ハマるハマらないの落差が非常に激しいし
佐藤二朗のシーン次第でどう転ぶか・・・と、覚悟?して見に行きましたが・・。


さすが福田作品、主役級の俳優さんばかりで凄い面子です。
日本は宗教に寛容なので、こういうぶっ飛んだ設定しても許されるところは
ある意味多様性を感じます。仏陀とイエスのゆるゆる関係、見ててホッコリ。


出演者は、みなさん振り切った演技されていてそこは面白かったです。
でも、佐藤二朗のシーンは長いしくどいし、半ばメイキングシーンを
あえてやってるのか?と思うような場面は、きつかった・・・。
福田作品での佐藤二朗の場面は毎回くどいが、今回はくどさを通り越して
拷問のようにさえ感じました。あれはやりすぎ。

仏陀とイエスはほのぼのしてるけど、くどすぎたね。
94分が長く感じたの久々かも?

点数:4点/10


「はたらく細胞」

2024年12月21日 | 邦画

~あなたを守ってはたらきます!!~

2024年  日本映画  (2024.12.13公開)
配給:ワーナーブラザース映画  上映時間:110分
監督:竹内英樹
原作:清水茜  「はたらく細胞」(講談社「月刊シリウス」所載)
   原田重光/初嘉屋一生 「はたらく細胞BLACK」
脚本:徳永友一
衣装:大友洸介
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:Official髭段リズム 「50%」
出演:永野芽郁/佐藤健/芦田愛菜/山本耕史/仲里依紗/松本若菜
   染谷将太/板垣李光人/加藤諒/加藤清史郎/マイカ・ピュ/深田恭子
   片岡愛之助/新収槙也/小沢真珠/鶴見辰吾/三石研/Fukase/阿部サダヲ

<見どころ>
清水茜のコミック「はたらく細胞」に加えて、清水と原田重光、初嘉屋一生による同作品の
スピンオフ「はたらく細胞BLACK」を実写化したドラマ。生活習慣や体内環境が正反対の
親子と、それぞれの体内で病原体の侵入を防ごうとする細胞たちの姿を描く。監督は
『翔んで埼玉』シリーズなどの武内英樹。『マイ・ブロークン・マリコ』などの永野芽郁、
『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健のほか、『メタモルフォーゼの縁側』などの
芦田愛菜、『アイ・アム まきもと』などの阿部サダヲらが出演する。

<ストーリー>
酸素を運ぶ赤血球(永野芽郁)や細菌と戦う白血球(佐藤健)など、37兆個もの細胞が
人間の体内で休むことなく働き、その健康と命を守っている。だが、不規則で不摂生な
日々を過ごす漆崎茂(阿部サダヲ)の体内では、劣悪な体内環境に疲弊した細胞たちが
文句を言いながら働き、規則正しい生活習慣を身につけて高校生活を送る茂の娘・日胡
(芦田愛菜)の体内にいる細胞たちは楽しく働いていた。

<感想>
アニメ版を少し観ての鑑賞。細胞を擬人化することによって、体の仕組みが
わかりやすく描かれているので、子供はもちろん、私のような理系に疎い者でも
理解でき楽しめました。


永野芽衣さんの赤血球はかわいいし、佐藤健さんは「るろうに剣心」を
彷彿するようなアクションで楽しめましたし、芦田愛菜ちゃんの後半の
演技はうるっときましたねぇ。
あと、マクロファージ先生は実写も実に美しくかわいいし、血小板ちゃんも
めちゃかわいい


前半はコメディですが後半は意外な展開に・・・まさかうるっとくるとは。

思ってた以上に壮大なお話でお勉強にもなるし、
体を労わらなきゃ~とも感じました。
お正月映画にピッタリ。なんにも考えずに楽しめますよ。
松本若菜さんのマクロファージ先生は必見です~♪

点数:7点/10