つれづれの記

日々の生活での印象

風呂場ギャラリー  夏の草花たち

2012年08月12日 22時55分46秒 | 日記

2012年8月12日(日) 風呂場ギャラリー 夏の草花たち

 

 

暑さの中でも、爽やかな雰囲気がある、今回の風呂場ギャラリーだ。

  

 

  今回の主役は、鉢植えで元気に育っているバジルで、良い香りを醸し出す丸い葉は、料理等にも重宝している。細かな白い花は、あまり目立たないがーー。  

    バジルの花   

 

  引き立て役の一つは、屋上庭園で、春から、次々と咲き続けている、ルリフタモジ。薄桃色(ルリ色)の花が、花火の様に広がっているのが、面白い。

   ルリフタモジの花

 

  もう一つの引き立て役は、手を伸ばしたように広がっている、ツユクサ。 庭のあちこちにひとりでに生えてくる雑草で、面白い形の花を付けるが、その鮮やかな青色は、以前、染料として使われたようだ。

 

     ツユクサの花

 

 立秋も過ぎて、ゆっくりと、秋の気配は近付いてくるようだ。 

 

 

 

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ロンドンオリンピック  なでしこ 1

2012年08月11日 20時03分55秒 | 日記

2012年8月11日(土)  ロンドンオリンピック なでしこ1

 

 

 ロンドンオリンピックも、あっと言う間に終盤たが、日本の大きな話題の一つは、サッカーである。このオリンピックでは、日本は、女子、男子共に、予選リーグを突破し、決勝リーグに進んでいる。

中でも、女子サッカーの、なでしこジャパンの活躍は素晴らしい。開会式の前日から始まった予選リーグを無事突破して、決勝トーナメントに進み、ブラジル、フランスを破り、メダルを確定した上で、10日早朝の、アメリカとの決勝戦に進んだ。残念ながら、1-2で敗れ、銀メダルとなったが、なでしこの活躍について、取り急ぎ、本稿と次稿で、触れることとしたい。

 

 言うまでも無く、昨年のワールドカップで優勝した、なでしこジャパンの、その後の活躍は素晴らしく、この3月の、アルガルベカップでは、アメリカは破ったものの、準優勝であった。 国際大会の格付けから言って、ワールドカップ以上となる、オリンピックで優勝してこそ世界一、と言えるようだ。

なでしこ としては、前回オリンピックの北京大会で、ベスト4に残りながら、メダルを逃がした悔しさも大きく、今大会の目標は、ワールドカップの勢いにも乗って、金メダルしかあり得ないのだ。

 

 オリンピックの予選リーグ(一次リーグ)は、日本はF組で、カナダ、スエーデン、南アフリカが、対戦相手である。この中で、最も緊張する緒戦の、強敵カナダとの戦いが、ポイントであった。日本時間の7月25日深夜/26日早朝1時のキックオフとあって、TV放送にかじりついた。    

          

       日本      2 ― 1      カナダ 

 試合の状況については、ほぼ、互角の戦いだったが、かなり前になるので、ネットの記録を見ても、余り、イメージが思い浮かばないので、細部は省略したい。

 鮮やかに思い出せるのは、前半、30分過ぎ、ゴール左手で、澤からのパスを受けた大野が、相手を交わしながら、ボールをキープし、するすると相手DFの後ろに出て来た川澄に、鮮やかなヒールパスでボールを渡したシーンだ。このボールを受け取った川澄が、スピードに乗って、厳しい角度の中で、相手を振り切って、右足での見事なシュートを決めたのである。 澤と大野と川澄3選手の見事な連携プレーだ。

特に、大野が、川澄が出て来ることを予期し、時間差で、川澄に繋いだテクニックは、一級品である。 普段のチームメイトとして、通じ合うコンビのなせる技であろう。失礼ながら、なでしこの選手たちも、こういう技も使えるようになった! と感嘆した。

あの場面は、その後、TVで、何度も観たのだが、何度見ても素晴らしい! 緒戦で先制したこの1点の重みは極めて大きい。

 

 しかも、前半終了間際に、2点目を獲得した。鮫島が左からクロスでセンタリングしたボールを、相手のディフェンスは、運よく空振りし、すぐ後ろにいた、相手より背の低い宮間が、ヘッディングで決めたのである。 ゴールした時は、一瞬、相手のオウンゴールかと思った程だ。

これで、前半終了直前で突き放し、2-0で折り返すことが出来たことは、日本チームとしては、大きな自信になった。

 

 後半は、日本は、2点のリードで、余裕を持って試合を進めたが、開始10分で、チョッとした隙に、カウンター気味に、1点を許してしまったのだが、でも、他には、決定的に危ない場面は無かった。

 2-1で終了したこの勝利で、幸先のいいスタートが切れた。 

 

 

 予選リーグの第2戦は、強豪スエーデンとの対戦だったが、得点は出来なかったものの、失点も無く、ドローで終われたのは、まずまずであろう。

        

      日本       0-0     スエーデン 

この試合については、後付けでTV放送は見たのだが、何故か、取り立てて思い出せるシ-ンが無いので、試合経過については省略する。

 

 

 予選リーグ第3戦は、格下の南アフリカ相手であり、予選通過が見えて来たことから、佐々木監督は、大幅組み換えで、これまで、ベンチを温めてきたメンバー全員に出場機会を与え、先発させる英断をしたようだ。普段の控え選手たちからみれば、大変意味のある措置で、チーム全体の戦力アップと、団結力の向上に大きく寄与するものだろう。レギュラーメンバーには、身体を休める時間にもなったようだ。 

            

       日本        0-0     南アフリカ 

 得点の機会も無く試合が進んでいる途中で、他のもう一つの試合の情報があり、予選を突破して決勝トーナメント出場が確定することとなった。 ここで、対戦相手と、試合会場との関係で、佐々木監督の、慎重な策士的とも言われる選択があったようだ。 即ち、勝って1位になると、会場の移動があって1日ロスり、日程がきついが、2位だと、移動しなくてよい同じ場所(コベントリー)での試合となることから、対戦相手よりも会場を重視し、2位のままとなるドローを選ぶこととして、試合中の選手たちにも、そのように伝えたようだ。このようにして、予選リーグ最終戦は、予定通り、引き分けとなった。

この試合についても、消化試合の様な側面もあり、まともには見ていないので、試合経過については省略する。

 最終的に、F組1位のスエーデン、2位の日本、3位のカナダが、決勝トーナメントへ進出となった。

 

 

 決勝トーナメントの最初の対戦相手はブラジルだ。日本時間8月3日25時のキックオフで、夜の続きでTV観戦した。言うまでも無く、ブラジルは、今回は予選E組2位で、北京大会ではアメリカに次いで、準優勝した強豪である。    

     

       日本     2-0      ブラジル 

 前半の中頃までは、相手の攻撃が激しく、それを凌ぐのに費やされた。前半、27分、相手ファウルで、日本は、相手エリアで、左FKを得た。速いリスタートで、澤が出したパスを、大野がスルーし、それを、大儀見が、オフサイドぎりぎりで受け取ってドリブルで抜け出し、GKと1対1になって、冷静にゴールを決めた。

相手DFの動きを読んだ、3選手の、鮮やかな連係プレーだ。序盤のブラジルの猛攻を凌いだ後の、待望の先制点である。

 その後は、ブラジルの厳しい攻勢は続いたが、何とか我慢して、1-0で折り返した。

 

 後半も、ブラジルに主導権を握られ、危ない場面も何度もあったが、チャンスは日本に訪れた。後半28分、後方からの長いボールを左サイドで受け取った大儀見が、DFを交わして裏に回って走り出した大野にふわっとしたパス、これを、ゴール前までドリブルした大野が、一旦、右でシュートしそうに見せて、左に切り返して、左足でシュート。バーに当たったボールが、運よくゴール。

その後は、ブラジルの攻撃を凌ぎ、2点を守りきって、快勝した。これでベスト4となり、準決勝まで進んで、前回北京大会のポジションと同じとなった。 

 

 

 準決勝の対戦相手は、フランスである。フランスは、一次リーグは、G組2位で、決勝トーナメントでは、F組1位のスエーデンを破って上がって来ている。オリンピック直前に行われた、フランスとの強化試合で、日本は、不覚にも0-2で敗れて仕舞い、出鼻を挫かれ形になっている相手だ。

 試合会場は、ロンドンに戻って、サッカーの聖地と言われる、ウエンブリースタジアムである。TV放送は、日本時間の、8月6日25時のキックオフである。 

          

      日本       2-1    フランス 

 前半の序盤は、日本は、なでしこらしいパス回しで、ボール支配率は高かったが、シュートチャンスは少なかった。

32分、ファウルで得た左FKで、宮間が蹴ったボールを、GKがなんとハンブルし、そのこぼれ球を、どさくさの中、大儀見が、不十分な体制ながら左足で蹴り込み、待望の先制点が舞い込んだ。宮間が蹴ると同時に、さっと位置を変え、DFを交わして、ゴール前ギリギリに出てきた大儀見の動きは、流石である。

 その後、フランスの攻撃にも耐えて、前半を、1-0で折り返した。

 

 後半は、開始間もなく、又しても、中盤からのFKのチャンス。宮間が蹴ったボールを、DFを振り切って飛び出した坂口が、ゴール右へ、ヘディングシュート。これが、2点目となり、日本が、大きく前進した。

 その後は、フランスの攻勢も激しく、GK福本が、1対1でのシュートを、足に引掛けてセーブしたり、左手で辛うじてセーブするなど、可なり危ない場面があった。そして、後半31分、相手のあっという間のパスワークで、右からのシュートが決まり、2-1に迫られた。

 そして、程なく、左からPKエリアに入って来た相手FWを止めようとした坂口が、ファールを取られてしまい(あれがファール?)、フランスにPKを与えたのである。

99%駄目と思ったこのPK、キッカーのMFブサグリアは、右横を狙い過ぎたのか、ボールが、ポストの外に可なり外れてしまったのである。日本は、まさに、命拾い! GKの福元は、左に飛んだので、ゴールの右は大きく開いたのだがーーー。

 その後も、日本のゴール前でのどさくさで、危ない場面もあったが、何とか耐えた。

 又、終了間際に、カウンターで、ロングパスを貰った大儀見が、相手GKと1対1となり、あわや追加点、と期待したが、無念にもポストに当たって、ゴール出来なかった場面もあった。

 このようにして、運命の女神にも助けられて、フランスに勝利し、決勝戦に駒を進めることが出来、銀以上のメダルが確定出来たのである。勿論、日本女子のオリンピックでのメダルは、史上初である。

決勝戦については、稿を改めることとしたい。

 

 

 

 

 

 

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ロンドンオリンピック 真最中

2012年08月04日 17時21分48秒 | 日記

2012年8月4日(土) ロンドンオリンピック 真最中

 

 

 先月の27日から、ロンドン夏季オリンピックが始まり、連日、選手たちの活躍が伝えられているが、ライブTV観戦組にとっては、この所、寝不足も多くなっている。 今回のオリンピックで印象に残ったことを、適宜、記事にしたいと思っているが、先ず、全体的な話題について触れたい。

 

 1896年のアテネから始まったと言われる、4年毎の夏季オリンピックは、今回で、30回目となるが、ロンドンで開催されるのは、3度目のようだ。同じ都市で夏期オリンピックが複数回開催されたのは、他では、パリとアテネの、各2回だけである。流石、世界の中のイギリス、そして、その中心のロンドン、という印象だ。

  London 2012     

○TVで見た開会式は、趣向を凝らしながらも、素直に訴えて来る、素晴らしいものだったが、各国選手団の入場の際に、気になったことがあった。選手団の先頭で、国旗を持つ旗手を真中にして、左手の女性が、国名のプラカードを掲示していた。一方、旗手の右手の女性が、赤銅色の漏斗状の物を胸に抱きかえながら行進したのである。それぞれの選手団ごとに、これの大きさや形が、少しづつ違うように見えた。これは、一体何? と、大いに気になったのだが、入場後の様子は写されなかったので、ついつい忘れて居た。 

 入場行進が終わり、会場に運ばれた聖火を、いよいよ点火するクライマックスの場面になって、放射状に横になった、沢山のパイプが映し出された。 よく見ると、あの漏斗状の金属が、各パイプの先にセットされてあり、それに順次、点火されたのである。一本一本のパイプが、長~いトーチの様で、中にガスが通っているようだ。そして、点火が終わると、沢山のトーチが自動的に、垂直に立ちあがって、円形の聖火台になったではないか! ここに至って、漸く、入場行進時の謎が解けたのである。

 もうじき聖火台が完成(ネットより借用) 

 あの金属は、大きな花の、花びらを表しているようで、花の周辺から中央部にかけて、少しずつ形が違っていたようだが、調べた所では、花びらは、参加した国・地域の数204だけあり、そこには、参加したそれぞれの名前が書かれていると言う。

 各パイプが立ちあがり、集まって大きな花になって、更に、一つの大きな炎に見える様子が、何とも印象的である。 聖火台については、入場行進の冒頭に、紹介があったと思ったのだが、報道関係者にも、殆ど伏せられていたようで、何とも、心憎い演出である。

 これまでの大会でよく目にした、巨大な聖火台とは違った、分散型だ。これには、単に、点火法などで、世界を驚かすと言うのではなく、参加国を表した一つ一つの花びらを集合させることで、沢山の国が参加する歓びと、互いに連帯する願いとが、メッセージとして込められているように思えるのである。

 

 

○参加した、204の国・地域の中には、例えば、

 アメリカ領サモア、グレナダ、アンティグア・バーブーダ、英領ヴァージン諸島、ケイマン諸島、ツバル、バヌアツ、ガンビア、スリナム、ア   ルバ、バルバドス、マラウイ、ナウル、ジブチ、キリバス、レソト、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、----------

など、余り聞いたことが無く、地球上のどこに在るかも言えない名前も、かなり多いと感じた。前回の北京大会や、前々回のアテネオリンピックでも、ほぼ同様の参加があるが、世界は、絶えず変化している事を感じさせられる。(ロンドンオリンピック (2012年) - Wikipedia 参照)

 アメリカ、中国、ロシア、日本、地元イギリスなど、数100人規模の大選手団がある一方で、選手がたった1、2人~数人だけ、と言った国も多くあるのが、印象的である。主催国として、参加する国・地域数を増やすために、相当無理をしたのだろうか。

 日本では、参加標準記録があり、厳しくスクリーニングされる訳だが、これは、どの国にも適用されるのだろうか。国によっては、能力は有りながらも、経済的な理由や政治的な状況から、参加を見合わせたり、参加数を限定せざるを得ないところも、多いだろう。

 

 

○開催国イギリスの国名だが、Great BRitain(略号 GBR)となっているのには、やや、驚いた。 最近のオリンピックに、イギリスは、どんな国名で参加しているのだろうかと、改めて調べて見たら、前回の北京大会も、その前のアテネ大会も、やはり、Great Britain(GBR)の様だ。 

国連などでの国際会議では、イギリスは、通常

  United Kingdom(略称 UK)

と表示され、正式名称は、

   United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

である。イギリスの政治史の、現在までの変遷については、よくは知らないが、連合王国という表現を、現在も使っているところが、伝統を重んじるイギリスらしいのだがーー。

 

 ヨーロッパ大陸の西の、大西洋にあるブリテン諸島の中の、最大の島グレートブリテン島にある国が、所謂「イギリス」で、そこが
      イングランド(England)、ウェールズ(Wales)、スコットランド(Scotland)

の、3つ地域(地方)に分かれている。この中のイングランドは、一地域名なのだが、中心的な存在であることから、所謂イギリスと言う意味で使われることもあるようだ。

 これら各地域は、以前は、独立した国だったようで、その名残か、サッカーワールドカップなどでは、各々から、他の国と同格で、チームが出場している。現在は、どの程度の自治制が敷かれているのだろうか。

 一方、アイルランド島は、現在は、独立国のアイルランド(Ireland)と、イギリスの地域の一つになっている、北アイルランド(Northern Ireland)に分かれている。

以前は、アイルランド全体を含めて、連合王国を形成していたようだが、アイルランドがイギリスから独立する時のごたごたで、北アイルランドが分割されて、イギリスの1地方(属領?)になったが、北アイルランドの政治的な不安定さは、今も続いているようだ。

 

 在日の英国大使館のサイトをみると、UK in Japan と、UKを使っている。そこのサイトの英国Q&Aに、

    UKとGreat Britainの違いは、んですか?

が示されているが、どうも、はっきりしない! (UK in Japan - 駐日英国大使館

 ここは、自分の勝手な憶測だが、現在は、UKの構成体それぞれが、王政の国ではない、自治体だから、伝統を重んじる国柄とは言え、UK:連合王国と言うのは不自然なので、UK  とほぼ同じ意味(同義語)で、Great Britain:GBR と言っているように思えるのだ。

でも、自分のような理屈っぽい人間から見ると、 然らば、GBRには、北アイルランドは含まれるのか、含まれないのか? と言うこととなる。

 念のため調べたら、今回のオリンピックには、アイルランドは、勿論、独立国として、選手団を派遣し、立派に参加しているようだ。

では、北アイルランドの選手たちは、GBRの選手団に、入っているのだろうか、或いは、政治的な理由などで、参加できなかったのだろうか、知りたいところである。

オリンピックで、国名を、UKでなく、Great Britainと言っているのには、なにか他に理由があるのかもしれないが、これ以上の詮索は止めにして、在日英国大使館に聞いてみようかな? 

 

 

○オリンピックの事を、五輪とも言うように、この世界最大のスポーツイベントは、5つの輪で象徴される。開会式でも夜空の中に、5つの光の輪が描かれた。

 言うまでも無く、5つの輪は、世界全体を意味する

     ヨーロッパ 南北アメリカ アフリカ アジア オセアニア

の、5つの大陸を表していると言われるが、それぞれの対応付けはされていない。  

ここで、遊び半分の独断と偏見で、五色の輪と五大陸とを、各色のイメージから、強いて対応付けると、以下の様になろうか。

 

 オセアニア  アフリカ  ヨーロッパ

    海洋     黒人    紅毛  

        アジア   南北アメリカ

        黄色人    草原

 

 欧州と北米を中心にして始まった近代オリンピックが、徐々に、オセアニア(オーストラリア)、アジア(日本、韓国、中国)でも開催されるようになり、次の第31回は、初めて、南アメリカのブラジルで開催予定だ。

でも、五輪の一つを表していると言う、アフリカでは、残念ながら、まだ、開催されていない。アフリカと言えば、初めてアフリカで開催された、サッカーワールドカップ南アフリカ大会は、2010年の事で、記憶に新しいところだ。

 これまでに、オリンピックが、複数回開催されている国は、前述の、ギリシャ2、フランス2、イギリス3の他は

      アメリカ4、ドイツ2、オーストラリア2

である。1964年にアジアで初めて東京オリンピックが開催されたが、その後行われてきた日本への招致活動(名古屋、東京)は、成功していない。

 

 

○イギリスのロンドンにある、グリニッチ天文台の上を通過する経線(子午線)が、世界の時間の標準となっており、グリニッチ標準時:GMT(Greenwitch Mean Time)と呼ばれている。この時間が、イギリスの標準時間でもある。

イギリスは、3月から10月の間、サマータイム(British Summer Time)を採用し、この期間は、GMTより、1時間進んだ時間になっている。

このため、日本標準時(JST)と、GMTとの時差は、通常は9時間であるが、サマータイム期間の現在は、現地とは、8時間の時差となる(JSTが、時差分進んでいる)。

 

 このことから、オリンピックの現地でのライブ中継を、日本で観る場合は、以下の様になる。

 

   現地        日本

  午前10時     同日午後  6時

  午後 2時     同日午後 10時

  午後 6時     翌日深夜  2時

 

即ち、現地時間で、午後早目迄なら、日本では、十分TV観戦が出来るのだが、現地時間が夕方以降になると、日本では深夜になり、大いに寝不足になる。

 決勝リーグに進んだ、サムライジャパンのエジプトとの対戦は、日本時間の4日の夜8時がキックオフのようで、こちらは、ゆっくりTV観戦して、普通に寝られそうだ。

一方、同じく、決勝リーグに進んだ、なでしこジャパンの、対ブラジル戦は、日本時間の3日深夜/4日早朝1時がキックオフだったが、幸いに勝てたことで、覚悟してライブ観戦した甲斐があった。(後日、当ブログに観戦記)  

 放送事業者が、一旦、全体を録画して、見やすい時間帯に、最初から放送してくれることも多く、有り難い。 だが、ニュース等で、試合結果が分かってから、録画放送を見るのは、どうも、二番煎じの感があり、はらはらどきどき、ムズムズイライラの、ライブの醍醐味は味わえないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今年の丑の日に その2

2012年08月01日 16時57分07秒 | 日記

2012年8月1日(水) 今年の丑の日に その2

 

 

先日、当ブログ記事

  今年の丑の日に その1 (2012/7/27) 

で、シラスウナギや、うなぎの蒲焼きの、異常な高値などについて触れたところだ。

うなぎの国際的な取引を規制しようという動きが、欧米にあることを、最近になって知ったのだが、国際的な規制や、資源の保護と回復について、改めて調べたものを整理し、前回記事の続編とした。

 

 野生生物の保護の観点から、国際的な取引を規制する条約、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(Convension on International Trade in Endangered Species of  Wild Fauna and Flora:略称 CITES サイテス)があり、 この条約が1979年に採択された都市名(米国 ワシントンD.C.)を冠して、通称、ワシントン条約と呼ばれており、日本を含め、現在、175カ国が加盟しているようだ。

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約 - Wikipedia) 

 

 この条約には、絶滅の恐れのある動植物名が、付属書Ⅰ~Ⅲのランクに分けて、リストアップされ、それぞれに、規制が行われている。

付属書Ⅰ 絶滅の恐れが生じている種  

       パンダ、トラ、クジラ、ウミガメ チョウザメ など、      約820種

       取引は原則禁止

付属書Ⅱ 将来、絶滅の恐れが生じそうな種            約29000種

       輸出国の輸出許可書が必要

付属書Ⅲ 国策上、種を保全するため協力を求めるもの       約230種  

(以上は ワシントン条約の特徴と問題点及び同条約とわが国の から引用)

 

 この付属書は、国際的な取引(商業取引、経済取引)によって絶滅するおそれのある動植物種をリストアップし、その動植物の生体だけでなく、一部や加工品(角、毛皮など)も含めて、規制しようというものだ。

 一方、地球環境の変化なども含めて絶滅のおそれのある動植物種をリストアップした、国際自然保護連合(IUCN)や、各国政府が作っている、レッドリスト(レッドデータブック)があるが、これと、付属書とは、別の物である。

 

 

 さて、本題の、うなぎの種類には、  

     ①日本うなぎ(ジャポニカ種)

     ②ヨーロッパうなぎ(アンギラ種)

     ③アメリカうなぎ(ロストラタ種)

等があるようだが、この中で、②について、2007年に、ワシントン条約の付属書Ⅱにリストアップされ、規制が行われて来ており、この4月から、EUでは、全面的に輸出禁止になったようだ。

 そして、アメリカでは、来年3月に、タイのバンコクで開催予定の、第16回ワシントン条約締約国会議(CITES/COP16)に、③のアメリカうなぎだけでなく、①、②も含む、全てのうなぎについて、付属書Ⅱに登録し取引を規制しようという、提案の動きがあるようだ。

 シラスウナギ、成魚、加工品まで含めて、全ての種のうなぎの取引が、付属書Ⅱで規制されるようになると、取引が出来なくなる訳ではないが、面倒な手続きが必要になり、時間もかかるようになり、取引がやりにくくなるようだ。更に、資源保護・回復が進まない時は、付属書Ⅰに格上げされ、取引が禁止となることも十分に考えられる。 

 

 前稿で触れたが、日本は、世界全体のうなぎの生産量の、8割ほども消費し、その内、国産しているのは4割程で、残る6割は中国や台湾からの輸入に頼っている状況で、このような規制が行われると、うなぎビジネスや、食生活にとって、この夏以上の、ゆゆしき事態となることは明らかだ。  (時論公論 「うなぎ 資源回復を急げ」 | 時論公論 | 解説委員室ブログ:NHK) 

 

 うなぎに関して、日本だけでなく、世界全体の、シラスウナギ、成魚、加工品の、各国の生産量、消費量や、国際的な取引量などが、現状どうなっているかは、把握してはいないが、日本人がうなぎを消費し過ぎることで、日本の輸入量が異常に増加していることが大元の原因となり、バランスが崩れ、そこから、資源保護のための規制の方向も打ち出されつつある、ように思える。

 以前、中国が、養殖のために、ヨーロッパうなぎのシラスウナギを、大量に輸入した事が、ワシントン条約で規制される要因となったようだ。中国や台湾では、現在も、ウナギの養殖が盛んに行われているようだが、その目的は、日本向けの輸出が主だろうか。

彼ら自身も、うなぎは食べると思われるが、向こうでは、どんな調理法があり、消費量はどの程度だろうか。彼らも食べるようになったという、蒲焼きの技術は、日本から伝えられたと言う。

 また、欧州でも、うなぎは食べるようだが、消費量は、どの位だろうか。ぶつ切りにしてパイに入れたり、煮こごり料理にしたり、茶褐色の燻製などにすることが多いようだ。以前、訪れたデンマークのコペンハーゲンの店先に、そのままの形の、うなぎの燻製が出ていたのを見て、気味悪さに驚いたことがある。

 

 

 日本での、うなぎの食べ方だが、自分の育った山形の田舎では、どじょうや、なまずなどと同じレベルで、最上川等で獲れた、うなぎも食べたことはあるが、特別な印象はない。

 自分が、うなぎの蒲焼を食べたのは、大分後になってからだが、あの美味しさは、別格で、世界に冠たるものだろう。あの気味悪い細長い生き物を、美味しい蒲焼きにする調理法を、先人が編み出して呉れたのだ。 日本でのうなぎのレシピの大半は、うなぎを開きにした、白焼き、蒲焼きスタイルが殆どの様だ。

            うなぎの蒲焼き(ネットから借用)

 

 ドジョウやコイや、マスなど、淡水域で閉じている川魚では、養殖は、比較的容易だろう。うなぎは、海で誕生した幼魚が川に昇って来る回遊魚であることが、大きな特徴だが、天然でしか得られない、幼魚のシラスウナギを捕獲することから、うなぎのビジネスは始まる。

 長い歴史の中で、静岡県や愛知県等、各地で、幼魚のシラスウナギを育てて成魚にする、うなぎ養殖の養鰻業が、盛んに行われている訳だが、以前、浜松のうなぎ養殖場を、見学させてもらったこともある。これに、加工業、料理店なども含めると、うなぎに関する、産業面での、国内外の裾野の広がりは、可なりのものであろう。

この関連業界全体が、シラスウナギの激減で、危機的状態にあるというのが現状である。

 

 関連業界や政府としては、既存の産業の保護の観点や、食文化の保持の観点から、今後は、資源回復に努めるとともに、ワシントン条約での規制対象にならない様に、国際的に、あらゆる方面から働きかける努力が必要だ。

でも、世界的な、野生生物や地球環境の保全の動きは、止めることは出来ず、現況のままでは、うなぎも、規制される方向になるのは止むを得ないだろう。

 うなぎを賞味する、日本の伝統的な食文化を継続するのであれば、再生産による資源の維持のために、従来からの幼魚の養殖は維持しながら、幼魚のシラスウナギも、採卵からの人工孵化によって得るという、完全養殖しか、結局のところ、道は無いのではないか。

マダガスカルのうなぎの話等もあるようだが、世界各地を、あちこち荒らし回る、これまでの様なビジネススタイルは、今や、先が見えているのだ。

 牛や豚や鶏が、完全飼育のサイクルで、再生産され、資源が維持されているのと同じようにする必要がある。

しかし、前稿で触れたが、うなぎの完全養殖に関する、最近の水産庁の発表では、道は遠いのである。今後数年かけても、はっきりした見通しは立たないのではないか? (5年後、完全養殖確立へ、水産庁、ウナギ稚魚1万匹生産 2012/07/25(水) 18:49:51 [サーチナ]  )

 

 うなぎ愛好家の一人として、結果論で言わせてもらえば、これまでは、日本の行政や関連業界は、経済原則の赴くまま、世界のうなぎ資源を荒らし回ってきただけ、と言われても仕方ないだろう。うなぎの生態系には謎が多いとはいえ、資源の回復や再生産の為の研究や取り組みが、余りにも不十分で、遅すぎたと言えるようだ。

 

 今後予想される、最悪だが実現性が高いシナリオは、残念ながら、うなぎを諦めて、生活スタイルを転換することになるかもしれない、というものだ。 

うなぎを食べるのを我慢し、代用品を模索していく一方で、だんだん忘れるようにすることだ。うなぎのあの蒲焼きの味覚に負けない代用品が果たして、見つかるだろうか。最近、うなぎの代わりに、どじょうや、なまずを食べたら、と言う、冗談半分のニュースもあったが、食味が異なるので、代役は無理だろう。

 

 一旦、味を知ってしまっただけに、蒲焼きを基本にしたうなぎ料理は、去って行った彼女の様に忘れ難く、これを発明した先人を、未練がましく、恨むことになるのだろうか?!

 次稿は、関連の深い、くじらの事に触れる予定である。

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