つれづれの記

日々の生活での印象

ロンドンオリンピック レスリング2

2012年08月17日 16時11分20秒 | 日記

2012年8月17日(金)  ロンドンオリンピック レスリング2

 

 

ロンドンオリンピックの余韻は未だに続いている。 これまで、当ブログに

     ロンドンオリンピック 真最中    (2012/8/4)

     ロンドンオリンピック なでしこ 1 (2012/8/11)

     ロンドンオリンピック レスリング  (2012/8/15)

を投稿したが、今回は、レスリングの続編として、前回は、女子について記したので、男子が活躍した、主な試合を取り上げた。

尚、これらの試合は、自分でも観たのだが、試合経過については、記録するのが難しく、Yahooスポーツサイトのテキスト速報が、大いに役立っている。

また、今回のオリンピックでのレスリングの種目と、日本選手の全体の エントリー状況を、参考として末尾に載せてある。

 

○男子レスリング  フリースタイル55kg級 湯元信一選手

 2009アジア選手権、2011年全日本選手権で優勝。オリンピックは初出場。北京大会で銅メダルだった、双子の兄健一は、1日遅れで、今回も出場する。

当然ながら、二人は良く似て居て、区別するのが難しい。(以下の写真は、JWF公式HP等から)

     

兄健一                    弟信一                   兄健一    弟信一

 

今回の試合経過

2回戦 KOR ピリオド2-1(0-1、4-2、1-0)

     1ピリオドは延長戦。ボールピックアップで、相手有利の体制で始まり、ピリオドを失う。

     2ピリオドは、前半ポイントを失うも、後半、ローリング技で取り返し、タイに。

      3ピリオドは、再度、延長戦。今度は、湯元有利の体制で始まり、問題なく相手を倒し、ピリオドを取り決着。

     延長戦が2度もある、きわどい対戦。

3回戦 ARM ピリオド2-0(4-1、6-0)

     1ピリオドは、終盤に2p技で、着実に取る。

     2ピリオドは、ローリング等で得点し、テクニカルフォールで取る。

準決勝 GEO(キンチェガシャビリ)ピリオド1-2(0-1、4-0、0-2)

     1ピリオドは、相手カウンターで落とす、苦しいスタート

     2ピリオドは、ローリング等で取り返し、1-1のタイに。

     3ピリオドは、バックをとられ失点、回復出来ず終了。 

     決勝に進めず、3位決定戦に。    

3位戦 BUL(ベリコフ)ピリオド2-0(1-1、1-1)

     1ピリオドは、押し出しで得点するも、すぐ、相手にも押し出された。よく分からなかったが、この時の相手警告で、ピリオド獲得。

     2ピリオドは、相手に先行されるが、遅れて湯元がポイントを取ったため、ラストポイント制で、ピリオドを獲得し、3位の銅メダルが    決定。

  大技で決まったのでは無かったので、可なり、気を揉んだ。

 

 

○男子レスリング  フリースタイル60kg級 湯元 健一選手

 2008北京大会銅メダル、2010年国内優勝、2011世界選手権3位等の実績がある。双子の弟信一選手が、前日に、銅メダルを獲得したので、兄健一の、兄弟揃ってのメダル獲得に期待がかかる。

 

今回の試合経過

2回戦 CUB ピリオド2-0(2-0、2-0)

3回戦 AZE(アスガロフ)ピリオド0-2(0-1、2-2)

     1ピリオドはバックを取られて、失う。

     2ピリオドは、2p技を取られるが、その後、湯元は、1pづつ取り返して、2-2とするも、相手にビッグポイントがあり、ピリオドを取れず、敗退。

     相手のアスガロフが、決勝戦に進んだので、敗者復活戦に回る。 

敗者復活GER(シュライハー) ピリオド2-0(6-0、3-2)

    1ピリオドは、着実にポイントを取り、アンクルホールドからローリングの技もあって、6pの差がつく。テクニカルフォールでピリオド獲     得。

    2ピリオドは相手に先行されるも追いつき、ローリングで大きく加点して、確保。

    3位決定戦へ進出した。    

3位戦 USA(スコット)ピリオド1-2(1-0、0-3、1-3)

     1ピリオドは、得点無く延長になり、湯元有利の体制から、ピリオド獲得。

     2ピリオドは、相手に2pを奪われ、チャレンジも認められず、0―3で終了。 

     3ピリオドは、先行したものの、終了間近に、バックからローリングで加点され、ピリオドを失い、3位にはなれなかった。

  力が接近している対戦のためか、ビッグポイントによる判定や、延長戦による決着など、はらはらする場面が多かった。

 

  双子兄弟は、それぞれ、銅メダリストにはなったのだが、今大会揃ってのメダル獲得が実現しなかったのは、残念である。    

 

○男子レスリング  フリースタイル66kg級 米満達弘選手

オリンピックは初出場だが、2010年アジア大会優勝や世界選手権3位、2位などの、実績があるようだ。

 

今回の試合経過

2回戦 CUB ピリオド2-0(1-0、1-1)

     2ピリオドでは、バックを取られて先行されるが、後半、タックルから得たポイントが、ラストポイントで優勢となり、2-0でピリオドを      取る。    

3回戦 CAN(ベラネス)ピリオド2-1(0-1、1-0、5-0)

     1ピリオドは、延長戦になり、米満有利な体制で始めるも、かわされ、相手に取られる。

     2ピリオドは、バックの1pを守って、1-1のタイに。

     3ピリオドは、2p技もあり、高得点で獲得。2-1で、準決勝進出を決めた。

準決勝 AZE(ハサノフ)ピリオド2-0(2-0、1-0)

     1ピリオドは、2p技もあり獲得

     2ピリオドも、着実に獲得。

     決勝進出を決め、メダル獲得が確定した。    

決勝  IND(クマール)ピリオド2-0(1-0、3-1)

     1ピリオドはタックルからのバックでポイント

     2ピリオドは、タックルから持ち上げて落とす3点技を見せてくれた。相手にバックに入られたが、余裕で勝利。

  

  金メダルの米満選手

 

オリンピック最終日を飾るこの金メダルは、日本への、素晴らしいプレゼントでもあった。

   ・男子レスリングでは、24年振りの金メダル

      往時の男子レスリング日本勢の復活が期待される

      金メダル数 世界11位 

   ・オリンピックでのメダル獲得数がこれまでの最高の38個となる

      これまでは、アテネ大会の37個

      総メダル数 世界6位

   ・日本がオリンピックに初参加(1912年 ストックホルム大会)して以来、今回が100年目

      獲得メダル数が400個(他のネット情報では、398個)

 

 

       

 参考

                   レスリングの種目と日本のエントリー状況      

           

 

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