つれづれの記

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地震大国  日本

2016年05月23日 17時02分21秒 | 日記

2016年5月23日(月) 地震大国  日本

 

 熊本地震から、1ヶ月以上が経過したが、現地での復旧、復興への道のりは遠いようだ。

本稿では、地震自体に関して、その後の経過や、地球規模での地震の状況について、とりあげることとしたい。

 

 

○ 熊本地震の時間経過 

 素人目には、熊本・大分地域での地震活動は、可なり治まって来ているように見える。

震度1以上の地震の総回数は、漸減傾向だが、下図にあるように、強さ(震度)別の地震の発生回数では、かなりの減少傾向が見える。(熊本地震から1ヶ月…今後も最大で震度6弱程度の余震恐れも - NAVER まとめ )

 当初は、強い地震(赤~橙~黄色)も多かったが、次第に弱くなり、これらの回数も減少して来ている様子がうかがえ、5月の第2週頃からは、震度4以上が無く、震度3以下(青色)の地震だけになっているようだ。

震度4以上の強い地震の回数は、震度7が2回、震度6が5回(6が2、6が3)、震度5が11回(5が4、5が7)、震度4が88回等となっている。

    

           強さ別の経過と総回数(5/13現在)           総回数(5/2現在)

 

 でも、先日14日の気象庁の発表・会見では、余震はやや治まって来ているものの、震度6弱~5強程度の地震に、今後2カ月程度は注意するように、とのことである。

公共の地震担当機関としては、上述のように、震度6から5弱も起り得る、と、極めて安全サイドで言うしかないのだろうが、 地中の状況は、よく見えないこととは言え、歯がゆい思いも感じることだ。

 

○ エクアドル地震

 熊本地震とほぼ同時期の5月16日に、地球の反対側のエクアドルで、九州をうわまわる、マグニチュード(M)7.8の大地震があったようで、コレア大統領は23日、死者が646人に達したことを明らかにした。行方不明者は130人、負傷者は1万2492人に上り、2万6091人が避難生活を余儀なくされている、という(地震の死者646人に=エクアドル (時事通信) - Yahoo!ニュース)。

 地球規模で見た、同時期の地震発生分布は下図のようで、九州、エクアドル以外の、環太平洋の各地で、震度4.5以上の地震が、呼応するかのように、多発しているという。地球の内部は、どの様に、互いに関係しているのだろうか。 (日本とエクアドルの巨大地震は、環太平洋火山帯の地震活動が活発化している結果かもしれない | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

   

 ○ プレートテクトニクス

 地球規模の地震現象のメカニズムについては、プレートテクトニクス理論があり、地球を覆っている主要なプレートの境界で、地震が発生する、と言われている。(逆に、地震や火山活動等の調査・分析から、この理論が編み出された、と言うべきだろうか)

下図は、地球上での地震の発生状況と、主要プレート境界を示したものだが、太平洋を取り巻く、環太平洋地震帯が著名である。(気象庁 | 地震発生のしくみ より)

   

各国での批准が今後進められる、TPP協定(環太平洋経済連携協定)に参加する12か国は、ほぼ、このレッドゾーンに位置している。

 

 日本の国土は、正に、この地震帯の真上にあるという、宿命的な立地で、世界に冠たる地震大国・火山大国と言える。

下図は、日本周辺の、4つの各プレートのせめぎ合いの状況を示した拡大図だが、今回の熊本地震が起った地域は、中央構造線という地溝帯になっている。(≪天災≫に於ける人間〈二一〉-<東日本大震災>〈6〉氷河-  より)

   

  以前、当ブログの下記記事、

     御嶽山の噴火 7 地球の火山 (2014/11/15) 

で、火山活動との関連で、プレートテクトニクスをとりあげたことがある。


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