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へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

あれから4年     3

2015年10月12日 23時22分13秒 | 舌癌手術後の経過
1回目の手術の3週間後に2度目の手術をすることに。

1回目は8時間だったが、2回目は6時間。

一回目の手術後の2日か3日の記憶が途絶えているが、2回目の手術後も似たようなものだった。

が・・・・。

また新たな問題が発生することに。

2回目の手術後の血液検査で、「耐性菌」が見つかったのです。

が、感染源は不明で、私以外に感染者はなし。

比較的毒性は弱いらしいのだが、念のため急遽隔離病室に。



が、私の場合は普通の人より傷口の回復が早いのだが、それでも遅々として回復が進まない。

化膿している部分が深いだけでなく、数ヶ所もあるのだから、これは当たり前である。

それでも普通の人と比べれば回復はしているが、それでも長期化は避けられないと言う。

が、私としては早く退院したい。

そのためには、3回目の手術が必要になる。


が、先生とすれば、「2ヶ月で3回の手術」になるので、出来れば避けたいとも言うが・・・・。


最終的には、私のに礎体力があることを信じて、3度目の手術をすることに。


基礎体力。

「生命力」「生きる力」と言う言い方も出来ると思うが。

別の言い方をすれば「手術に耐えられる体」とも言えるだろう。



続く
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あれから4年     2

2015年10月12日 20時47分51秒 | 舌癌手術後の経過
手術直後に眠れないことで地獄の苦しみを味わったが、それが何とか治まると、今度は別の問題が。

手術後の2日か3日間の間の記憶が全く無いが、その間にも色々とあったようである。

私の場合、舌の半分近くを摘出するため、その部分に大胸筋を移植したのだが・・・・。

私の記憶が飛んでいる2日間、私はベッドの上でかなり暴れたらしい。

後から聞いた話によると、私の体には何本もの管がつながれていて、それが嫌で取ろうとしたらしいのだが、私はそれを全く覚えていないのです。

その結果、大胸筋の移植は上手く行かず、3週間後に再手術をすることに。

が、再手術までの間も、連日に渡る発熱(38度前後)で苦しむことに。

そう、移植した大胸筋が定着しなかったので、それが体内で腐ってしまい、それが原因で発熱が起きるのです。

なので、2度目の手術までの間のことも、余りよく覚えていません。



続く
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あれから4年     1

2015年10月12日 04時20分38秒 | 舌癌手術後の経過
前に書いたものと重複するが、改めて4年間を振り返ってみた。

正直な話し、手術前はかなり楽観的で、それ程深刻には考えていなかった。

が・・・・。

未来を予測することなど出来るはずもなく、結局は想定外の結果に。

と言うのも、全身麻酔で8時間にも及ぶ手術なので、ある程度大変なことは予想していたが、まさか、手術後に地獄が待っているとは予想だにしなかったのです。

まず始めに、手術が終った後麻酔が覚めた時の記憶が、まったく無いのである。

その期間は、2日か3日?にも及ぶのです。

はっきりと意識が戻ったのは深夜のこと。

そして・・・・。

それが地獄の苦しみの始まりです。

が、手術による傷が痛いわけではありません。

それは、意識が戻るまでの間は眠っていたのと同じだったのか、今度は眠れないのです。

体はベッドに横になったままで、身動きが出来ない。

普段の状態であれば眠れないのはそれほど苦にはならないが、このときは、何故か眠りたくいて仕方が無かったのです。

が・・・・。

必至に眠ろうとしても眠れない。

何とか眠れたと思っても、何故か直ぐ目が覚める。

時計を見ると・・・・。

数分しか経っていない。

そして、また眠ろうとして必至でもがく。

この時の気持ちを理解してもらうのは困難だが、正直な話し、本気で「死にたい」と思うほどの苦しみです。

それが1週間近く続いたであろうか。

結局、ベッドから起き上がれるようにはなっても、それ以上のことは出来ず、徐々に気持ちも落ち着いたのです。

が・・・・。

それで終わりではありません。


続く。
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今日で丸4年

2015年10月12日 03時31分13秒 | 舌癌手術後の経過
4年前の今日、私は8時間にも及ぶ舌癌の摘出手術を受けた。

術後5年経つと再発の危険性が低くなると言うことで、「術後5年」と言う言葉もある。

が、これは初期の癌ほど生存率が高く、発見が遅れるほど低くなる。

私の場合は「中期(ステージ3)」で、リンパ節1ヶ所に転移が見られたと言う。

なので、以前はかなり再発や転移におびえたこともあるが、最近は余り無くなっている。


が・・・・。

年齢的なことを考えると「ガン以外の病気や疾病」のリスクは高くなるのだから、楽観は出来ないのである。


昔であれば助からなかった命。

医療の発達によって救われた命ではあるが、それが健康保険の「財政悪化」に手を貸している。

年金財政の悪化にも・・・・。


今のところは「介護保険」のお世話にだけはなっていないが・・・・。
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