へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「科学が発達した」って本当?

2007年09月28日 04時28分44秒 | Weblog
昼間、或る人と科学の話しをした。
その人曰く、「こんなに科学が発達しているのに、何でエネルギーや地球温暖化の問題が解決出来ないのか?」というのである。
一般の人の多くは同じ様に考えているのではないだろうか?。
しかし、私は「それ程発達してはいない」と思っている。
確かに、昔から比べれば発達はしている。
しかし、決して十分といえるレベルではない。
朝鮮人参やローヤルゼリーの有効性は解っても、どの成分がどの様に作用しているのかさえ解っていない。
漢方薬にしても同じ事が言える。
様々な理論に基ずいた実験が行われているが、理論どうりにいかない方が多いはず。
理論に基ずく予測と正反対の結果になる事さえある。
何故この様な事が起きるのだろうか?。
科学が発達したといっても、それは、千里の道の一歩か二歩を踏み出した程度なのかもしれない。
現実は、解らない事だらけ。
人間の能力を超えたコンピューターは出来るだろうか?。
私は無理だと思う。
計算能力や検索など、一部の事は人間以上の能力をすでに持っている。
しかしこの能力は、人間の手でデーターを入力しなければ発揮する事は出来ない。
状況を自分で判断して動くロボットにしても、結局は人間が居なければ何も出来ない。
「エネルギー問題も科学技術で解決を」と言う人もいるが、これも無理だろう。
かえって消費量を増やす事になるのでは?。
そして新たな問題を発生させるのである。
バイオエタノールの生産増が、穀物の価格高騰を招いている。
穀物の価格高騰は、二次製品の値上がりにつながり、それが更に次々と波及してゆく。
「風が吹くと桶屋が儲かる」と言う理論の通りになるのである。
何かを実行すれば、必ずそれに伴い「新しい問題」が発生する。
「いたちごっこ」である。
コメント (1)
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