本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

女王蜂

2012-10-26 10:06:10 | Weblog
 テレビによると、オオスズメバチが猛威を振るっているようだ。駆除に近寄るとカメラに向かってまで攻撃していた。女王蜂と巣を守るため必死なのだ。

 ある雑誌の記事から孫引きする。戦争末期、米国の国務次官ジョセフ・グルーの言葉として、
「天皇は女王蜂みたいな存在で、これを認めなければ日本は手を挙げない。その後の占領政策も巧くいかない」
とあった。
 
 無条件降伏を呼びかけるかどうかの会議の場面のセリフらしい。
 軍部が徹底抗戦にいきり立ったのは、天皇(女王蜂)と巣(国体護持)を守るためだったと思うとわかりやすい。

 グルーの言葉は、当時の状況では説得ある比喩であったのではないか。

米国の上院議員

2012-10-25 10:49:56 | Weblog
 アメリカの小説を読んでいると、州の現役の上院議員が死亡したため、知事は残る任期の上院議員としてある有名人を選出したという趣旨の記述があった。

 選挙の洗礼を受けずに指名で決まるとは知らなかった。
 調べてみると、本来は補欠選挙を行うようだが、2年ごとの下院議員選挙に併せて実施するので、その空席の期間の措置らしい。となれば、残任期間は最長2年弱となるが、その期間が1か月足らずだったらどうなるのだろう。

 それでも、現職が次の選挙で有利になることは間違いないだろう。小説では、その指名上院議員はとんとん拍子に大統領まで上り詰める。
 知事に取り入った男が、上院議員を暗殺して指名を受ける、なんて小説があってもおかしくないが、さすがにモラルを逸脱するか。

実効支配

2012-10-24 12:13:25 | Weblog
 韓国大統領の竹島上陸で日韓関係はぎくしゃくしたが、はたまた韓国議員の多数が島に上陸した。
 その上、訪れた韓国人観光客が年間20万人に達したという。景観がよいわけでも美味いものを喰わせる食事処があるわけでもない。実効支配をこれでもかと踏み固めたいのだ。

 本来、実効支配しているときは、相手を刺激しないほうがよいといわれている。

 尖閣国有化で中国が荒れ狂ったが、日本は実効支配していたのだから相手の目を向かせることもなかったかもしれない。ただ、中国はちょっかいを出していたので、手をこまねいているだけでは不十分ではある。

 竹島の場合、日本は漁船や監視船なんぞを繰り出していない。にもかかわらず韓国の強迫観念は不法占拠のうしろめたさではないかね。

元号

2012-10-23 10:07:22 | Weblog
 月日の流れは速いもので、今年もあと2か月と10日で終わる。来年は平成の世も四半世紀になる。

 ところで、「平」が頭に付く元号は、ほかに平治しかないようだ。平治には平和に治めるどころか平治の乱が起こった。
 平成は平和に成るかと思えば、中国や韓国と険悪である。大災害があった。ただ、平治は1年で改元されているが、平成は25年になんなんとしているから長ければいろんなことが起こりやすい。

 一方、下に「平」が付くのは、歴史年表から拾ってみると天平、寛平、承平、正平があった。他に見落としがあるかもしれない。やはりそれぞれになにがしかの事件が起きている。
 事件がなければ歴史には登場しないので当たり前だけれど。

呼び方の敬称

2012-10-22 14:21:42 | Weblog
 職場での上下関係や年長者と年少者の関係から相手を「くん」付けで呼ぶことはある。
 ただ、私の職場では部下に対しても「さん」付けだった。

 町内のあるおやじは住民会議で「くん」を連発する。聞き苦しい。
 先日、私も「くん」呼ばわりされた。私より年下であり、むろん地位的上下関係はない。殊に私は転居した者だから地元学校の先輩・後輩の立場でもないのだ。
 そこで、何様か、第一、私はあなたより年上ですよ、とカツを入れた。あわてて「さん」付けに改めた。私が幾分年上であることを知っているはずだが。

 本来、自分の年齢を基準に「くん」と「さん」を使い分けるなんぞばかばかしいと思う。学校内ならばともかく、地区の住民はそれぞれ世帯主として平等の人間関係にあるはずだ。