本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

盗塁ではない進塁

2012-10-27 09:52:46 | Weblog
 ジャイアンツ対タイガースの試合をテレビ観戦している。むろん、米大リーグのワールド・シリーズです。

 その大リーグのイチロー選手に関し、面白い逸話があった。本からの受け売りです。
「9点リードされた9回無死1、3塁からイチローが二塁に走ったが盗塁と認められなかった」そうだ。なぜか。点差が開きすぎているのでゲームに効果がないとのことのようだ。
 公式記録では、守備側の無関心による進塁とあるとか。
 ルール・ブックにはないが、いわば慣習法になるらしい。

 これが1回裏、いや中盤の5イニングまでならばどうなんでしょうね。まだまだ逆転のチャンスはあるはずだから点差が離れていても盗塁は公式記録になるのかな。
 仮に、9回表だけのこととして、問題はどれだけの得点差があれば盗塁と認めないのだろうか。先のケースから9点差は事例となるけれど。

 しかし、試合の勝ち負けに効果はないだろうが、完封されるかどうかの状況にあっては、得点圏に進塁することは試合の興味につながると思うのだ。
 というのは、完封(パーフェクトはなおさらだ)は負けチームには不名誉である。また、完投する相手投手の防御率を下げるのは大事なことではないか。
 もっとも、10対1では、この論理は成立しませんね。