川開き(鮎の解禁日)のイベントである花火を見物に出かけた。六千発というからそれなりの規模か。それに五月の花火は珍しいこともあってかなりの人出だった。地形的に盆地のせいか、ドンの音の響きが大きい。
川面には提灯を飾った屋形船が何艘も勢ぞろい。鵜飼も風物詩だが、実態は形ばかりだろう。というのは、数年前、鵜飼の舟に乗ったが、鵜は鮎を獲ろうとしなかった。
実はこの夜、花火もさりながら、街で安く飲めるのが魅力である。飲食店が特売になるわけではない。
居所から町まではローカル線で四つ目。ただし、町からの最終電車が8時前半である。だから飲めばタクシー(車で行けば代行車)となり、三千ん円かかる。ところが、川開きの夜は10時半頃に臨時の電車が出るのだ。
飲んで、電車で帰れるのは、稀有な田舎なのである。
川面には提灯を飾った屋形船が何艘も勢ぞろい。鵜飼も風物詩だが、実態は形ばかりだろう。というのは、数年前、鵜飼の舟に乗ったが、鵜は鮎を獲ろうとしなかった。
実はこの夜、花火もさりながら、街で安く飲めるのが魅力である。飲食店が特売になるわけではない。
居所から町まではローカル線で四つ目。ただし、町からの最終電車が8時前半である。だから飲めばタクシー(車で行けば代行車)となり、三千ん円かかる。ところが、川開きの夜は10時半頃に臨時の電車が出るのだ。
飲んで、電車で帰れるのは、稀有な田舎なのである。