陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

性転換する魚

2006-08-15 01:36:44 | 釣りの話
今日は、おさかなさんの話しでもしてみましょうか。魚です。

以前に、黒鯛釣りの事を書いた事がありますが、
実はこの黒鯛(関西ではチヌ)という魚、性転換をする魚なんです。
海釣りをする人ならば、ご存知の方も多いと思いますが。
所謂、雌雄同体とは少し違うと思います。

黒鯛は、生まれた時は全てが雄だそうです。
そして、生まれてから3~4年(体長30cm位から)で雌に変わります。
中には、雄のまま育つ個体もいるようですが。

そう言われてみると、海で見かける大きな黒鯛の周りには、
小さな雄が何匹も付き添っているのを良く見かけます。
これはどうも、親子とは違うようですね(う~ん、どっちなんだろう?)

因みにこの魚、成長と共に呼び名が変わります。
1歳魚をチンチン、2~3歳魚をカイズ、それ以上、およそ30cmを越えたあたりから、
黒鯛と呼ばれるようです。
チンチンという呼び名が、全て雄だからそう呼ばれるのでしょうか?
その辺は良く分かりませんが。
またこの魚、釣り人の間では、その姿形から、野武士にも例えられます。
確かに風格が感じられます。
そして、雑食性で何でも食べる魚です。
変わった所では、房総半島(他の所でもありますが)では、
西瓜を餌にしての黒鯛釣りも盛んです。

ちょっと忘れてしまいましたが、雌雄同体の魚は、他にもいるのを聞いた事があります。
昆虫などでも、時折見かけるようですね。

こうやって考えると、人間の中でも性転換する人がいるのも、
不思議では無い気がしてしまいます。
これも生命の神秘なのでしょうか?

ハイ、今日も落ちが付いたでしょうか?