陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

やっと梅雨明け

2006-08-01 01:24:40 | Weblog
8月を目前にして関東地方も、ようやく梅雨明けしてくれました。
脳脊髄液減少症の患者さんは、この梅雨には本当に泣かされたと思います。
これからの暑さも、堪えると思いますが、今までに比べれば少しは落ち着きますかね。

梅雨明けしたのはいいのですが、それに伴い、水の事故が多発しています。
昨日は埼玉県のプールで排水溝に吸い込まれて幼い命を落とした子もいました。
あれは完全に人的事故。殺人にも等しい事故です。
蓋が半分はずれているのを知りながら営業をするなんて。
親は悔やんでも悔やみきれないですよね。
徹底的に責任追及をしてほしいと思います。

その前の日は、全国で15件もの水の事故があったそうです。
こちらの場合は、日頃、海や川に馴染んでいない人たちの事故が多いように思います。
自然を舐めないで、充分な注意をしてほしいものです。

でも、今は親が子供を海や川に近寄らせないですからね。
自然から学んで危険を覚えていくなんて事がないのですから、
余計に事故も増えるんだと思います。
田舎の子供なんかだったら、橋の上や高い岩場から、
海や川に飛び込むなんて、当たり前のことだし、
大人もそれを見守っているだけですからね。
そうやって子供も危険を覚えたり、
時には人の痛みなんかも勉強して、時には人間関係も勉強して、
成長していくのではないでしょうかね。

子供のいない自分が、こんなこと言うのも、なんなんですが・・・。

例えば、今の若い母親達は、自然の池や川、海辺など、
コンクリートで護岸されると、「まぁ、綺麗になって良かったわね。これで安心ね」
そう言う親が多いと思います。
自然が壊されるだけでも、悲しい事実ですが、
その怖さを知っている若いお母さんが、どれだけいるでしょう?
自然のままの岸が残っていれば、万が一転落したとしても、
這い上がる事は出来ると思います。
でもコンクリート護岸は掴まる事も出来ないし、這い上がる事も出来ません。
時には、逃げ場さえ失います。

或いは、磯遊びをしている人たちの中で、
潮の干満を意識して遊んでいる人たちが、一体どれくらい、いるでしょうか。
日本海では潮の干満差は、小さいですが、太平洋側では非常に大きいです。
それを知っている人は、どれくらい、いるでしょうか。
静かな海での磯遊びだからと安心しきっていると、
いつのまにか陸に帰れなくなっていたなんてことも聞きます。

この短い夏の間に、悲しい思いをしないよう、
万全の注意をして遊んでほしいと思います。

そうすれば、楽しい夏の想い出が、いつまでも心に残っていきます。
悲しい思い出だけは、作らないように・・・。