陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

欲という物

2006-08-02 01:28:44 | 脳脊髄液減少症
僕は、人間が出来ていない。
煩悩の固まりのような人間である。

でも今は、その欲という物があるから、
脳脊髄液減少症という、やっかいな病気を抱えていても、僕を動かしていてくれると思う。
あれもしたい、これもしたい(まあ、主に遊びたいというくだらない欲だが)。
今の僕に欲が残っていなければ、多分、家の中に閉じこもり、引きこもり、
一日中、寝たきりで過ごしているかもしれない。
だって、動けば(動かなくてもだが)痛いし、辛いし、
ホント、苦痛以外の何物でもないですから。
精神的にも・・・。

欲・・・
旨い物が食べたい、いい車に乗りたい、いい女を連れて歩きたい、
お金が欲しい、釣りに行きたい、旅行をしたい、その他いっぱい・・・。
低俗な欲ばかりであるが、今の僕には、動きたいという欲の源になっている。

だから今の僕は、そんな低俗な欲でも忘れずに持ち続けて行こうと思っている。
大体が、男が欲を忘れたら終わりですよね。
まだまだ先は長いし(それが、かえって怖いと思う事も有るが)
その欲を叶える可能性が丸っきり無くなった訳ではありませんし。

時には、僕の様な低俗さが、自分の役に立っている事もあるんです。
それが、また強味にもなっているのかもしれません。

でも・・・名誉欲、地位欲、それが一切残っていません。
多くの男が持つ欲望。
それを無くしてしまった事が良い事なのか、悪い事なのか疑問です。

自分の信念を貫き通した結果の清貧というものであれば、貧乏でも大いに結構。
でも、病気の為に貧乏になるなんて、悔しくて堪りません。