ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

【その詩の心も/ふと消えてしまったとき】

2020-01-16 06:24:19 | 日記
♬ 三日遅れの便りを乗せて・・・
そんな演歌がありましたが、半月遅れで新年のご挨拶を申し上げます。
皆さま 新年おめでとうございます。
寒中とは言いながら、昨年末から積雪が無いなどと言うことは初めての経験です。
どうなって行くものかとの不安は覚えますが、明日と言う日はやって来なければ実感するこ
とができません。
まずは、今日と言う日を大切に生きてみよう・・・これが新年の抱負です。
日没時刻は、冬至少し前に比しますと30分程遅くなっています。
暦の上ではすぐに節分・立春が。
春の訪れも、もうすぐ・・・そんな期待を膨らませています。

昨年末は「病」を得まして心も忙しない日々を送りました。
今年も その続きではありますが、まずは歩み続ける所存です。
ものを書くにしても、口に出すにしても饒舌に過ぎる私です。
「聴く」ことに集中してみようと、ブログのアップもお休みしていたのですが、凡人の悲し
さ、他の日常性の中を、やっぱり忙しく動き回っていた私の心でした。

今年は、連日アップという事に拘らずに歩を進めたいと思っています。
どうぞ、宜しくお付き合いくださいませ。

井上洋治神父さまの詩をひとつ。

    『詩の心のおくに』
                     井上洋治
    こうやって 澄んだ朝の光の中で
      冬枯れの一本の木と
       無心にむかいあっていると
      ふと 詩の心が生まれてくる

         ほのぼのと
         そして突き上げるように
           詩の心が訪れてくる 

         思いわずらって
          心があくせくしていると
           詩の心が訪れて来ない

       日ざしが
       心の雲にさえぎられてしまうから
              なのだろうか

         でも
          その詩の心も
         ふと消えてしまったとき
        何かもっと大切なものが

       しずかに しずかに
        そっと
        顔を覗かせてくれるような気がする

          
              (「井上洋治全詩集」イエスの見た青空が見たい より)
コメント (6)
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