ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『ちいさいおうち』と『せいめいのれきし』。

2014-02-09 07:36:22 | 日記
映画『小さいおうち』を観て来ました。
私の好きな映画だったと思います。

映画の中で、一人の青年が、小児麻痺を患っている男の子に 読み聞かせた絵本。
それが、バージニア・リー・バートン作の『ちいさいおうち』です。

私は、この絵本が大好きです。
そして、同じ作者の『せいめいのれきし』も、子ども達が幼かった頃、寝る前によく読み聞かせたものでした。
子ども達も お気に入りだったのです。

『せいめいのれきし』。からの引用を。
     【何億年も何億年もの昔、太陽がうまれました。】
から物語は始まります。
地球がうまれ……生物が生まれ……人間が……と、生命の歴史が語られていくのです。

そして、最後のページ。
     【そして、いまは夜あけ――
      あたらしい日、春の ある日の夜あけです。
      一分ごとに、東の空があかるくなり、光は、はい色から、ふかい青に、
      そしてまた、あわいピンクにかわってきました。
      …………………………中略…………………………
      あなたの窓の外をごらんなさい。
      じき、太陽が、のぼります。
      さあ、このあとは、あなたがたの おはなしです。
      その主人公は、あなたがたです。
      ぶたいのよういは、できました。
      時は、いま。
      場所は、あなたのいるところ。
      いますぎていく一秒一秒が、はてしない時のくさりの、新しいわです。
      いきものの演ずる劇は、たえることなくつづき――いつも新しく、
      いつもうつりかわって、わたしたちをおどろかせます。】
                              (石井桃子 訳)

春は名のみ、大雪です。
でも、日足は、一日一日 しっかりと伸びています。
夜明けも早くなりました。

今日、東京都知事選。
     〈絶えることなく続く いきものの演ずる劇を、〉
     〈果てしない時の鎖の、新しい輪を、〉

原発から発生する放射能で汚染してはいけないと思います。

今日、「電子式個人線量計」を着装しました。
一カ月間のデータを記録します。
目には見えない放射線が、潜んでいたとしても、
不安の雲が立ち込めることがあっても、
私の町に、私の家に
お日さまが、元気な光を注いでいてくれます。

〈時は、いま。〉です。
                                  〈ゴマメのばーば〉

コメント
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