多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

12月の蝶

2018-12-06 | 草花・蝶
「12月の蝶たち」と言えば文学的になってテレビドラマのタイトルみたいにも聞こえます。

この写真の蝶、多摩川沿いではありませんが最近見かけました。
多分ベニシジミと思いますが、季節外れの12月の蝶が季節通りに熟したユズの実にとまっています。

この冬は暖冬と決まったわけではありませんが猛暑の名残、まだ続いているようです。

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歴史に無知だから陰謀論でごまかす?

2018-12-06 | Weblog
大東亜戦争開戦や明治維新の裏には実は○○の陰謀があったというような説、よく見かけます。
こんな刺激的なコピーを目にすれば、○○の陰謀がなければ大東亜戦争や明治維新は起きなかったと早トチリして感心する人もいるのでは。

ただこうした陰謀論、少し考えればおかしいこと、分かります。

例えば○○の陰謀を銃声に置き換え、
一発の銃声が大戦(や革命)を引き起こした
としてみましょう。
あるいは○○が一足早く着いていれば決起は起きなかった、などもあるでしょう。

この場合、一発の銃声の直後に大戦や革命が始まったとしても、一発の銃声がなければ始まらなかったかどうかは分かりませんし、そんなこと、検証のしようもありません。
仮に一発の銃声がなくても始まりが遅くなっただけだったり、別のきっかけで始まったかもしれません。

となると言えるのは
○○の陰謀が大戦や革命を引き起こしたと断定はできず、せいぜい起こすきっかけとなったかもしれない、くらいです。

ある革命家が暗殺されそうになったとき、たとえオレが殺されても他にもオレは何人もいる、別のオレが必ず革命を起こすというようなことを言ったそうですが、こちらの方が現実の歴史の流れをよくつかんでいます。

歴史上の大事件、陰謀のような偶発事をきっかけに始まることもあるがそうした出来事がなくても、多少の時間の前後や形の違いはあっても起こるものは起こるべくして起こる。
歴史を理解しようとするなら、こうした必然の集積としての歴史の流れをつかむべきでは?

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