多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

『老人と海』は釣りをしない人が読んでもおもしろいのか?

2018-10-03 | Weblog
スポーツやギャンブルを題材とした小説のように、その道の人しかおもしろさが分からないというのがあるようです。

その点でどうかと思うのがヘミングウェイの『老人と海』。
釣りや漁をする人が読めばこれに心動かずしてこの世を生きて何なのか、でしょう。

しかしそうでない人には一体何が言いたいの?の世界かも。
解説を尽くせば理解できるでしょうけれど、そうなると学校の古文みたいでおもしろくも何ともなくなるのでは。

強いて知識人向けに一般化して言うなら、愛だの平和だの世界だの生命だのといった内容粗大な観念を超えた自由な世界の提示とでもいったところでしょうか。

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中国には「国境」の観念などありません…南シナ海米中艦接近

2018-10-03 | Weblog
南シナ海で中共の艦船が米軍艦に異常接近したそうです。

マスコミは計画的な行動か突発事件かなどと解説するでしょうけれど、中共、他国とは異質と言えばそれまでです。
複雑精緻な策略や深謀遠慮の上での行動などでなく、国境や他者との境界の感覚が違うからです。

中国には近代的な国境の観念がありません。
万里の長城にしても国家間の境界というより戦場の防衛線です。

自分の領域には入れさせないが、その分他者の領域を尊重するなどという発想はありません。
相手が強硬に出れば引っ込むし、何もしなければ厚顔にふるまうだけです。

そしてこうした感覚、中共だからというのでなく中華の天子の徳の及ぶ範囲が中共の共産党独裁支配の範囲に変わっただけで、歴史的な中国の行動パターンです。

中国のこうした性質、米国がどこまで分かっているかですが、米国は別としてもこの不幸な隣国を持つ日本は知らなかったでは済まないと思うがサテどうか?

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