一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「情報保全隊」の情報漏れ

2007-06-10 | よしなしごと

イラク派遣で陸自、反対市民の情報収集 発言など詳細に
(2007年6月7日(木)00:45 朝日新聞)

陸上自衛隊の情報流出防止機関である情報保全隊が、イラクへの自衛隊派遣に反対する市民運動や報道機関の取材に関する情報を広範囲に収集・分析していたことが分かった。共産党が6日、自衛隊関係者から入手したとする「内部文書」を公表した。集会の日時、場所、発言内容などを詳細に記載したもので、関係者の個人名もある。防衛省側も一連の情報収集活動については認めた。自衛隊の秘密保持を目的とする保全隊の本来の任務からは逸脱するとの指摘もある。

内部文書が漏れている自体で「情報保全隊」って何よ、という話です。


そもそもイラク派遣への賛成・反対については政策決定の前段階なので、「情報保全隊」が情報収集する必要もないと思うのですが、もし調査対象が共産党とか市民団体だけに向いているのだとすれば、「安保反対」の時代かのような旧態依然とした発想の方が心配です。
情報漏えいを心配するのであれば、北●鮮とか中●とかを対象にすべきだと思うのですが。
そしてこれらも調査対象にしているとしても、この程度の情報管理だとすると防諜機能としてはとてもおそまつと言うしかないですね。

せっかく「省」になったのですから、しっかりしてほしいものです。

こんなことだから次世代戦闘機としてF22を導入しようと思っても、アメリカが軍事機密の漏洩を恐れて売ってくれない(少なくともライセンス生産は認めない)ということになってしまうのでしょう。

 

コメント
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