空梅雨でもう夏になったような天気ですが、夏といえば水の事故
特に最近、有名企業が「水に落ちた犬」になるとマスコミに袋叩きにしているように思えます。
逆にそういう風潮は企業にとっては、自分が「水に落ちた犬にならない」ことを最優先にすることになって、企業の内部統制構築に役立つよりは、かえって隠蔽体質を助長したりするのではないかと思うのですが、犠牲者は後を絶ちません。
「ベンチャーの雄」ブックオフ会長辞任 不正会計で引責
(2007年6月19日(火)22:05 朝日新聞)
このうれしそうな見出しは大新聞にしてはちょっと品がないですね。
ちょっと注目は、監査法人がトーマツなこと。大手の中で不正会計問題では今まで登場してこなかった唯一の監査法人だったのではないかと。
さらに
東京・渋谷の温泉施設建物で爆発、3人死亡 3人けが
(2007年6月19日(火)23:15 朝日新聞)
設備の安全管理は外部業者任せ?渋谷・爆発事故の社長会見
(2007年6月19日(火)22:16 読売新聞)
この「シエスパ」という施設は、㈱ユニマット・ビューティーアンドスパというユニマットグループが経営していたんですね。
ユニマットグループについては、以前触れたことがあるのですが(こちらやこちらやこちらなど参照)、ついにお鉢が回ってくるのでしょうか。
昔からあってかなり根を張っている会社なのでマスコミはそこまでつっこみにくいのではないか、と思いますが・・・
さて、グッドウィル・グループには特に同情はしないのですが、こんなこともありました。
文京区立特別養護老人ホーム「くすのきの郷」に係る指定取消処分等について
(6月18日 東京都福祉保険局 )
くすのきの郷介護報酬不正請求に係る文京区に対する処分について
(6月18日 文京区長)
今回の取り消し処分の影響は、くすのきの郷での特養、ショートステイのみならず、他の3箇所の特養並びに8箇所の区立高齢者在宅サービスセンターにおけるデイサービスについても来年4月からの指定の更新が認められない極めて重い処分であると認識しております。
私は、くすのきの郷並びに他の3箇所の区立特養に入所をしておられる方々が引き続き、安心してご利用いただくことが最も大切なことだと考えています。
そのためにも、入所者の生活の安定を第一に対応してまいります。 また、区立高齢者在宅サービスセンターのデイサービスに通っておられる方々に対しましても、途切れることなくサービスを提供していけるよう、最大限の努力をしてまいります。
これとコムスンのコメントを比較しても
「厚生労働省からの指導に伴う今後のサービス継続について」
(6月10日)
今後も弊社は、お客様へのサービスの継続を最優先とし、これを実現するために最大限の努力をしてまいります。 併せて、新たな方針を検討させていただく過程においては、できるかぎり現在の弊社介護担当者が引き続きサービスを継続させていただくことができるよう配慮してまいります。
結局、似たようなことしか言えないんですよね 。
これで文京区長に辞任を求めることになるのでしょうか?