一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

宮沢喜一氏逝去

2007-06-29 | まつりごと
宮沢喜一元首相が死去
(2007年6月28日(木)19:31 朝日新聞)

ニュースを見ていたら、首相経験者がその後大蔵大臣に就任したのは高橋是清以来ということで「戦後の高橋是清」とも言われた、と言っていました。

ちょうど今高橋是清の自伝を読みかけなのですが、元祖の波乱万丈の人生に比べると、最後まで「エリート」でいられた最後の人、という印象を持ってます。

大正8年生まれなので、池田勇人(明治33年生まれ)の世代のような戦争によるキャリアの挫折もなく(参照)、政治家になってからもいわゆる「55年体制」の恩恵でそのまま偉くなってきた人、という感じです。

「あの人はエリートだから」と周りからも持ち上げやすいし持ち上げられやすく、さらに国民に対しても「害をなす」というイメージがなかった(その点中曽根康弘氏とは性格が違いますね)ので、自民党が困ったときにひょいと担ぎ出される、という役割だったように思います。
なので、結局「55年体制」の幕引きとか、小渕内閣での金融危機対策の切り札(でも、結局は「お札」程度の役割だったような・・・)などをやることになったのでしょう。

経歴を改めてみても、70年代80年代が政治家としてはピークで、91年(結局バブルとその後遺症の遠因が発生したときですね)に首相になったというのがちょっと遅すぎたような感もあります。


合掌

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2 コメント

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広島出身 (sadakun_d)
2007-06-29 08:07:23
池田勇人も宮沢喜一も広島。続くのは亀さんかな。



将棋は広島が大ブームである。
返信する
広島将棋? (go2c)
2007-06-30 10:17:01
sadakun_dさん

将棋のことは詳しくないのですが、広島出身の棋士が活躍しているのでしょうか。
それとも「将棋倒し」とか・・・?
(でも、池田勇人と宮沢喜一の間は離れているかw)
返信する

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