一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

次善の策

2007-06-25 | あきなひ

ミート社、全従業員を解雇へ 従業員側「一方的だ」
(2007年6月25日(月)13:23 朝日新聞)  

ミートホープは25日、約60人いる全従業員を解雇する方針を決めた。  

午前中、役員が会社で従業員を集め、これまでの経緯を説明。「会社の存続が危うい。みなさんへの補償などを話し合いたい」とした上で、26日にも解雇を通告する方針であることを伝えた。従業員側は「一方的だ」「私たちにも生活がある」などと訴えた。  

この事件、追加報道を見るほどに、ほとんどがウソで固めた会社だったことと、それを小売店や消費者(僕もひょっとしたら食べていたかもしれない)が気づかなかったことに驚きます(味覚ってけっこういい加減なものですね・・・)。  

余談ですが、埼玉県の東松山市では「やきとり」といいながら豚肉を使うんですよね。
もっとも皆承知なのでこれは不当表示ではないですが。
なにしろお店の組合自体が「東松山やきとり組合」ですからw
(詳しくはWikipediaの「焼き鳥」の中の「焼き鳥の地域差」の項をごらんください。)


さて、本題。

会社としてはここまで実態が明らかになってしまっていると、いずれにしろ再起は難しそうですね。だとすれば、ここで解雇に対して拒否反応を示したとしても、やがて給料の遅配、倒産ということになることは必至だと思います。
それなら「皆さんへの補償などを話し合いたい」と言っているうちに、それに乗って、退職金に加え少しでも多くの解雇予告手当を手に入れることが次善の策としては大事なのではないでしょうか。  

まあ、ここまでインチキをする社長なので、補償といっても大したことはないに決まっている(下手すると単なる時間稼ぎかも)という読みが働いているのかもしれませんが。


いずれにしろ、ここまでくればどんなに怒っても事態は好転しないと思うので、ショックはわかりますが、まずは「実を取る」ことを優先した方がいいと思います。
特に人数が60人と少ないのですから、多少はどうにかなるのではないでしょうか。

コメント
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