小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

皆既月蝕~2021全国のみんながお月様を眺めた日

2021年05月27日 | 母島 日常 日記
■5月26日は地球が1年で一番月に接近する為に大きく見える「スーパームーン」の日。
今年はなんとその日が「皆既月蝕」でした(*^_^*)

僕にとっては母島で初めて見た皆既月食です。
確か2007年くらいに当時住んでいた父島で見た様な記憶があります。

この壮大な太陽と地球の天体ショーを
同時刻に全国の人が大勢眺めていたというのが何だか嬉しいものです(*^_^*)
お月様も恥ずかしくてか、真っ赤になっていました(笑)♪

内地、特に関東圏内は曇りで見えなかったようですが、
福島や北海道、ハワイなどではそれぞれバッチリ見れたみたいですね♪
場所によって角度が違うのも、当たり前だけどなんだか不思議な部分です。

雲って見れなかった皆さんも、
写真でだけど、母島から見たお月様で楽しんでもらえればと思います。

とても美しく、壮大な宇宙を感じれる素晴らしい天体ショーでした(*^_^*)
皆既状態になると薄い紅い月のスーパームーン。

次にスーパームーンと皆既月蝕が重なるのは、
12年後の2033年10月8日になるそうです。
そう聞くと、
なんだかこの一瞬が大事に思えてきます。



■僕は人がいない母島北部のある山の中で、
オガサワラオオコウモリと鳥と虫の気配を感じながら、
贅沢な時間を過ごす事が出来ました♪

ちなみに次女は友人たちと新へリポートに夕食とお菓子持参で出かけて行きました。
夕焼けをバックに素敵な写真まで♪
本当にありがとうございます!

さてさて、今回のスーパームーン。
実は1年前からこの日は、母島のあるポイントに行く事を決めていました。
でもこの日がまさか皆既月蝕であると知ったのは先週の話でした。

島のレジェンドがこの日に皆既月蝕がある事をラジオで知り、
僕に伝えてくれました。
さらに僕は島の友人にSNSで詳細を訪ね、小笠原での観測時間と方向を知りました。
教えてくれた島のレジェンド、友人に感謝ですm(__)m

小笠原の5月はリュウゼツランやサイザルアサが高い花茎を延ばして、
その蜜を求めて、島のコウモリや鳥たちが集まって来ます。

大きな満月とその花を撮るのが夢でした。
今回は予想外の皆既月蝕で、思ったようには撮れませんでしたが、
この珍しい天体ショーは嬉しい誤算でした(*^_^*)

■昨晩の皆既月蝕。
始まりは下の方から欠けてきました。


徐々に地球の影がお月様を隠していきます。


望遠で覗いていても、少しずつ「蝕」が進むのが分かりますし、
お月様自体が高度を上げていくのも分かりました。
こんなにも速く動いているなんて!!!


数十分でここまで欠けてきました。
ちょうどこの頃にコウモリが羽音を建てて、近くのリュウゼツランの花に飛来してきました。


20時12分、ついに皆既月蝕となりました。
赤銅色に輝き、いつもは見せない表情を見せてくれています。
月が赤銅色になるのは、地球の大気を通った太陽光のうち赤い成分のほうが月に届きやすいためだそうです。
大気の状態によって届く光が変化するため、月の色は月食ごと異なり、明るいオレンジ色や暗い茶色のように見えることがあるとのこと。

この状態が15分ほど続きます。

母島は雲が時々流れて、完全に隠れる場面もありましたが、
皆既月蝕の15分間は見事に晴れ渡っていました♪

この瞬間、天の川が輝きを増し、満天の星空が上空を覆っていました。
とっても感動的な移り変わりでした(*^_^*)


少しずつ、明るい月が覗いてきました。
いわゆる薄いペーパームーンの瞬間が、僕は一番好きな感じでした。
今回で実は一番美しいと思った瞬間でした。


その後は雲が増えてきましたが、
なんだか逆に神秘的に見える様を見る事が出来ました♪

同じ母島でも場所によっては、雲が絶妙のタイミングでお邪魔していたとか。
そんなときも一期一会☆
色んなご縁を感じて楽しめれればと思います(*^_^*)

妻と北部に向かう時の集落から上がるお月様です。
集落の明るさの中に、若干下が欠けたお月様が見えます。

何も知らなければ、知らずに通り過ぎてしまったであろう皆既月蝕。

去年のネオワイズ彗星も走でしたが、
こうしてきちんと緻密に計算し、お知らせしてくれたことで、
みんながこの天体ショーを楽しめたと思います。

家族、友人、知人、天文学者、皆さんのお蔭で
この貴重な天体ショーを存分に楽しめました(*^_^*)
本当にありがとうございますm(__)m


■さてさて、最近はできる限り毎日SUPで海に出ています。
そんな時、とても素晴らしい瞬間に立ち会う事が出来ました(*^_^*)

友人の小1の子どもの「人生初頭から飛込み」に立ち会う事が出来たのです♪

脇浜で一緒にSUPで遊んでいた中で、
「こうして頭から行ってみれば~?」
「え~できないよ~」
「じゃあ、最初はSUPにお腹付けてやってみなよ~」
「それなら~」
 …ぽちゃん!
「できた♡」
「次は立ってやってみる!!」
 …ぽちゃちゃん!!
「わ~い!できた~!!!」
…凄すぎです。

まだ浮き輪なしで足のつけない所を泳ぐのが怖い女の子です。

それでも度胸があって、
どんどん目の前で進化していく。

その様が本当に素敵過ぎて、
こちらが大感動♡

超びびりーの弟男の子くんは、
その後、SUPの先から足からだけど飛び込めるようになりました。

みんなすごい(*^_^*)
自分の子供でも感動を頂いてばかりですが、
人の子でも沢山の感動を頂いています。
本当にありがとう♪
SUPが島っ子の頭飛込み入門にこんなに効果的だったとは(*^_^*)

やっぱ女子は肝が据わってます(笑)!


■そして5/24 小笠原アイランズ農協が誕生しました!!
小笠原アイランズ農協の第1回通常総会が開催され、新しい農協が誕生しました。

2001年から続いていた伊豆諸島と小笠原諸島が合併した
「東京島しょ農協」はこれで小笠原が分離独立した形になりました。

1972年に設立した「小笠原島農協」みたいなエリア範囲に戻ったことになります。

思えば、遠く離れた島でひとつの農協だったことに沢山の弊害があったと思います。
なかなか行き来できない島同士がひとつの組織で運営することに無理があったと思います。

これで自治権を自分たちが取戻し、
自分達らしい農協の運営ができるようになったと思います。
分離独立に向けて、ずっと尽力してくれた組合の皆さん、関係者の皆さんに深く感謝いたします(*^_^*)

個人的にはですが、
小笠原の漁協のように、父島と母島が別の農協で良かったと思っています。
漁協は父島と母島は別の組織なのです(*^_^*)

組織はなるべくローカルなエリアでまとまって、でも視野は広くがこれからのスタンダードだと思っています。
そんな門出の日でした(*^_^*)


[皆既月蝕2021撮影機材]
・OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ
 望遠ズームレンズ M.ZUIKO ED 40-150mm F2.8 PRO+ 2.0X テレコンバーター MC-20
・Canon PowerShot SX60 HS


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