四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

自民党府議団・青年局有志での管外視察

2018年04月12日 | 議員活動

 412日㈭~13日㈮は、自民党府議団青年局議員有志による管外視察を行った。

 こういうのは今回初めての試みだったが、園崎府議(城陽市)中心となって企画してくれ、藤山府議(宇治市・久御山町)、中島府議(宮津市・与謝郡)一緒に参加してくれた。

 自民党府議団は30名の大所帯となったので、議員団全体だと小回りの利く視察はできない。4名くらいで行くのが移動もしやすいし、質問や意見交換もしやすいので、充実した視察になると感じた。

 

 京都から新幹線で名古屋に着き、まずは大須商店街へ。大須観音を中心に商店街が形成されており、ほとんど空き店舗がなく、全国でも成功している商店街として視察も多い。

 今回、時間の都合でお話を聞くことはできなかったが、雰囲気だけでも見てこよう商店街を回ってみた。若者向けの店と従来からの商店街のお店がうまく混在し共存しているなと感じた。

 

 次に訪れたのは名古屋市熱田区NPO法人アスクネット同法人の白上昌子代表理事から、学校と連携したキャリア教育プログラムについての話を聞かせていただいた。

 アスクネットはもともとは私立学校の教職員組合が母体となって設立されたが、今は企業や自治体からの委託などによって、年に1億4千万円ほどの事業収入を上げておられて自立しているところがすごいなと感じた。

 

 次は三重県四日市市へ。近鉄富田駅からタクシーで約20分走って「いしが在宅ケアクリニック」を訪問し、石賀丈士理事長らのお話を聞いた。石賀理事長三重大学医学部の出身現在42才私と同時期に三重大学のキャンパスで勉強していたことになる。

 ここは終末期の「看取り」を専門にしているクリニックであり、これまで考えていた医療と全く違い、目からウロコの気持ちになった。

 在宅での療養が可能になると人の気持ちも楽になるし、医療費も格段に安くなる。これからの超高齢化社会にとって最も必要な視点を持って経営しておられるのに感心した。

 人生の最後をいかにして豊かに生きるのか?綾部でも、結局はこういう医療が求められているのだろうと思った。これを綾部でやるためには、まずは「訪問看護ステーション」を強化していくことだと教えていただいた。(写真は石賀理事長を囲んで)

 

 四日市から南下し、夜は鳥羽に泊まった。泊まった旅館「海月」女将江崎貴久さんに、翌日は朝9時から、鳥羽市における観光まちづくりについてお話を伺った。貴久さんは僕と同じ年だった。京都の大学に通っておられたので、京都にもたくさんお知り合いがおられるそうで、共通の知り合いもたくさんいた。

 綾部藩主九鬼の殿様で、江戸時代初期に鳥羽藩からお国替えとなって綾部に来られた。うちの先祖もその際、一緒に鳥羽から綾部について来たという話をすると喜んでもらった。

 鳥羽九鬼家の後、稲垣という殿様が幕末まで治められたそうだが、今でも稲垣の殿様よりも九鬼の殿様の方が市民に慕われているようだった。

 甲冑を着て、街を案内してもらうことになった。甲冑は若い3人に着てもらった。

 鳥羽城址では鳥羽市議も務めておられる九鬼水軍太鼓井村行夫さんに待っていていただいており、九鬼水軍太鼓を聴かせていただいたり、歴史や観光まちづくり等についてお話いただいた。

 街歩きの後は、海島遊民クラブというインフォメーションセンターに戻って、活動概要についても説明していただき、意見交換。

 今回の視察では受け入れていただいた方がほぼ同世代の方ばかりで、NPO法人、医療法人、有限会社とそれぞれ違うが、その土地を愛し、志を持って、献身的に目標に向かって進んでおられる方たちだったので大変大きな刺激を受けた。

 自分も議員になろうとした志を決して忘れず、曲げずに、これからも頑張ろうと改めて心に誓った。

 

 鳥羽で昼ご飯を食べた後、賢島まで足を伸ばし、伊勢志摩サミット記念館を視察した後、京都に戻った。視察を通してできた人間関係や学び京都府政にも活かしていきたいと思う。

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