ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

カンボジアの倫理を高める委員会総会

2010年02月03日 | 女性の自立


「カンボジアの社会倫理、女性と家族の価値を高める委員会」の
年次総会が、メンサムオーン副首相の出席で開催。

去年はブンラニー・フンセン首相夫人がいらっしゃったんだけれど
今年はなぜか不参加。


↓上院・下院の議員さんとか、政府高官



100名以上集まった、社会倫理を高めることに貢献
している女性・男性たち。

ファッションショーかと思ってしまう華やかさ。


↓あいさつする女性省大臣


女性省、司法省、内務省、郵政・通信省から、それぞれ2009年の活動実績につい
ての報告・・・・
えんえんと報告書を読んでるだけなんだけれど・・・。

逃げる機会を逸してしまったわたし。
(外国人はいつの間にかさっさと逃げてるんだよなあ)
ま、仕方ないか、これも付き合いと思って
延々と報告を聞く羽目に。


内務省からは、女性に対する暴力に関する統計が紹介。

人身売買は89件、被疑者は109名
買春は44件、被疑者は84名、
レイプは242件、被疑者は274名、
レイプ+殺害は5件、被疑者は14名、
レイプ未遂は78件、被疑者は81名、
強制わいせつは26件、被疑者は28名、
家庭内暴力は111件、被疑者は111名。

とのこと。


うーん、取り扱い件数少ないなあ・・・・


ネットでのポルノ規制について、郵政・通信省が必死に
説明してるんだけれど、うーん、これは限界があるよなあ。

司法省は、「人身売買取引法の条文について、警察官が
間違った理解をしていて、極めて深刻な問題であると
思う」とか言ってるし。内務省、反論しないんだよなあ。


倫理かあ・・・・・

カンボジアの倫理って、なんなんだろう・・・・

ってこの汚職社会を見ていて思ってしまったりするのであった。