ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

中華正月

2010年02月13日 | カンボジアの生活

中華正月が14日ということで、学校も政府機関も
すでにお休みモード・・・・


↓お友達が職場に持ってきてくれた中華正月のお菓子



通勤途中に大きなお菓子の看板が出てたそうで、
気になってお店にはいって買って来てくれたらしい。

同僚たちが、大喜び☆


とある同僚が、「お菓子準備して、お線香たいてもいい?」。


↓冷蔵庫の上に準備されたお供え物


朝職場に遅刻して来たのは、お菓子を買いに行っていたからだそうな。

お菓子といっしょに備えてある飲み物のにおいをかいで、
「なーに、これお茶じゃん~」と言ってしまったわたし。
色だけみると、ウィスキーに見えたのだ・・


クメール人に言わせると、中国人は「自分の家でお祝いして
自分たちで全部食べる」お正月らしく、みんなで食べ物を
シェアするクメール人とは「違う」らしい。

ま、なんでもいけど、ここ数年「当然」となってきている
中華正月に1週間くらい休んじゃうこの習慣はやめてほしいなあ・・・・



法曹界の人たち、しっかりしてねえ~

2010年02月13日 | 女性の自立


カンボジア女性危機センター主催で、
「子どもと女性の司法へのアクセス」
というセミナーが開催。


司法大臣をはじめ、裁判官22名、検察官22名、
弁護士多数が参加しての大規模なセミナー。

国連女性差別撤廃条約と国際こども権利条約を
裁判官たちに理解してもらおうという試み。

実は、多くの裁判官たちは国連女性差別撤廃条約など
聞いたことがなくって、今回初めて同条約について
勉強するという人たちがほとんど。

ま、日本もそんなもんかな。


「ジェンドーとは・・・」って発言する弁護士が
登場して、「ジェンダーです!!」って司法省長官から
チェックされてるし。


女性やこどもが司法にアクセスするっていうのは、
単に裁判で弁護士が提供されることだけではないの
だけれど、カンボジアでは「弁護士さえいたらいいだろう」
って思われてしまう場合がほとんど。
ま、以前は弁護士なくても刑事裁判やったりして
たからなあ・・・

被害者や、その家族や、社会が司法を信頼して、
正義をもって裁判をやってくれると思える社会に
しないといけないんだよなあ。

うーん・・・・みんながんばってよねえ・・・と、
周囲に座ってる、裁判で賄賂受け取りまくっている裁判官たちを
見ながらため息をついてしまったのであった。