ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

すっごく気になるアカウンタビリティ委員会

2010年12月03日 | カンボジアの生活
やっと自宅の仕事部屋での生活に戻って、
ラジオを聞きながら仕事をするように。

すると、ラジオ宣伝でとっても気になるのが、

カナカマカー・ケッナネイピアップ


の長~い宣伝。
(「アカウンタビリティ委員会」とでも訳せる組織の宣伝)


この委員会は、地方自治体の汚職に対応する委員会。
人々の日常生活に直結する地方自治体でのサービスに関する
汚職が深刻な問題となっているものの、実際に具体的な
訴えがないので(そんなの怖くて誰もできない!!)、
この委員会に訴えたら調査してもらえるってもの。

「出生届け、婚姻届、死亡届けで賄賂を請求されたり・・・」
した場合にも訴えられるそうな。

日本人の知り合いがカンボジアで生まれた自分の子ども
の出生届けを受け取って登録してもらうために支払った
金額は、わたしの調査によると30ドル~350ドル。

カンボジア人難民で外国で育ってカンボジアに戻ってきた
カンボジア人も、出生届を出して登録証をもらうには、
30ドル程度支払わざるを得ないのが実情らしい。


カンボジアでは行政手続きは無料ではないので、5ドルだか10ドルだか
かかるのは間違いないらしいんだけれど(本来無料であるべきなの
だけれど、料金表があるらしい)・・・・・

汚職を、子どもの成長段階に応じて経験していくというのは、
なかなか醍醐味のある経験。ちゃんと記録つけておかなきゃ。


ちなみに、このラジオ宣伝では、訴えを受理した裁判所で、
大岡越前みたいな裁判官が、訴えについて捜査を進める
とかなんとか宣言するところで終了。
で、だからどうなんだ??ってかんじなのだけれど。



最近、プルサットの裁判所付き検察官が汚職で拘束されて、
政府が汚職にまじめに取り組み始めた??って報道や
コメントもあるけれど、まあスケープゴートだろうなあ。


さてさて、うちの子は、いったい何ドルで出生届
を受理して登録証を発行してくれるのやら。


写真は、子ども、VISARTO
法律とか弁護士とか優秀な人とかいう意味らしい
けれど、さてさて、汚職に立ち向かえる人間になる
やらどうやら・・・・












最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。