ジェンダーからみるカンボジア

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ベトナムで読んだ本

2015年09月28日 | Vietnam Sep 2015

 

自分の本も必死で仕上げながら、たくさん本を読んだベトナム旅行。

 

もったいない・・・と思いながら、ざくざく削る作業など編集が続くのである。

こういうタイトルで本が書けるってすごいと思って買ってみた、「ゴーン家の家訓」。

カルロス・ゴーンさんの妻、リタさんが書いた本で、子育て論から女性としての自立のあり方まで、いろんなことが率直にかかれてる。レバノン内戦については、「わたしのような子どもたちにとっては、どうして始まったかも、どうやって終わったかもわからない戦争だった」。子どもが4人いて日本に引っ越してきたので、学校探して苦労した彼女。2年時をフランスで終了していたので3年生にいれたい娘のために学校をまわると、「年齢が足りないから3年生にいれられない」と規定を繰り返す校長と、「学力があり本人もやれるなら問題ない」という校長に出会う。日本って、ほんとに規定だらけだよな・・・って思う。

勉強になったことはいろいろあるけれど、「ママを納得させてちょうだい」といって子どもと対話してきたというのは、見習いたい。今度のCHILDHOODの調査でも「子どもと十分な時間を向き合って話してきたか」「子どもが間違ったことをした時、誰がどう対応したか」という質問項目を入れているのだけれど、親は子どもの友達ではないんだから、しつけとか、教育とか、どういう姿勢で大人たちが子どもを育てているか、もっと知りたいのだ。「納得させてちょうだい」ってクメール語では直訳がないかもしれないけれど(「理解して了解するかな?』)とてもいいフレーズだと思う。

↓ナチス時代を生き抜いた子供達の本、ルビもあって子どもでも読める

「当時は、笑う種があればどんなものでもありがたい時代だった。笑うことで戦争の悲惨さを忘れて普通の生活が続いていると感じられたからだ」

どんな時に笑ってたのかな、クメールルージュ時代の子供達の調査に直結する内容なのである。

↓ダナン駅でとまってた機関車

あっという間にホイアンを後にして、サイゴンへと向かう。

↓1996年に購入してまだ持ってた本

ベトナムの本も読もうと思って、古田先生の本は2冊持参。さすが東大教養部教授だけあって、世界観がちがう・・・・とっても勉強になったのである。

↓あいかわらず空腹が続き、何度も食べるのであった・・・

 

↓豪快な筆者の人柄が伝わってくる本、華族の人ってやることが大胆〜

列車では、素敵なベトナム人女性と一緒になって、言葉は通じなかったんだけれど、助け合って移動したのであった。

↓無事サイゴンに到着!! 

↓早朝なので、バイクにのってみる!!気持ちいい!!

大量にあった本を全部あげてきたので、身軽になってカンボジアに戻る。

↓最後にもう一度、鶏肉スープのほうがおいしかった!!

↓途中で終わってしまった本、次回のためにとっておこう

バスでは、韓国人で日本に5年も留学している男性と一緒になり、とっても楽しく移動したのである。徴兵制の話とか、文化論から平和論まで、いろんな話ができてたのしかった。一人旅で、誰かといっしょにこうして移動するのって久しぶりかも。ご飯ごちそうしてあげたら、「ごちそうさまでした、ありがとうございます」ってちゃんと挨拶してて、関心するのである。

↓カンボジア、国境から3時間で到着

5日間、あっという間だったけれど、本の草稿がとりあえずできたのが成果かな。あともうちょっと、デザインを検討して、最終の詰めをして、早く出版しよう!

 

 

 

 


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