ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

少数民族の女性がつくる加工食品

2008年11月30日 | 女性の自立
カンボジアに住む少数民族は、その多くが自給自足の生活です。でも近年は、グローバライゼーションの影響を受け、お金を使う生活が少数民族にも広がってきていてます。そんな中、がんばって経済的自立を目指している女性たちがいます。

写真にある緑色の小さい箱状のものは、「ナエン」と呼ばれる魚の加工食品です。
川魚をペースト状にして辛子やにんにくとあわせ、バナナの皮でつつむだけのお菓子。
大きさにもよりますが、写真サイズのものは50個購入して400円程度でした。

カンボジア全土で作られているお菓子ですが、写真はストゥントレンという少数民族が多く住む北東州で撮影したものです。
リエウ族の女性たちが、毎日手作業で加工し、クメール人の仲介人に販売を委託しているそうです。

日本酒や辛口白ワインにぴったりの「ナエン」。うまく商業ベースに乗せてブランド化すれば、きっと女性の自立支援につながると思いした。