ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

カンボジアでは「お産は命がけ」

2008年11月16日 | カンボジアで感じたこと
カンボジアから現地の情報をお届けするブログです。

「ジェンダーからみるカンボジア」というタイトル通り、ジェンダー視点からカンボジア社会に関する情報をどんどん発信してきます。また同時に、苦楽をともにしているにゃんこたちのことや、感激した本や映画のことなどについても情報発信していきます。


写真は最近生まれた友人の子どもです。まだ20歳の彼女は、スバイリエンという地方の農村部に住み、夫は出稼ぎで都市に出ています。昨年一度流産し、今回は精神的にも不安定で極めて難産でした。陣痛が始まった後に向かったプノンペン市内の病院では「難産だから」という理由で出産を拒否され、最後に出産を引き受けてくれたのは日本が資金支援して建設された母子保健病院でした。カンボジアでは、「お産は命がけ」。人口の8割が生活する農村地域では、今でも多くの女性が出産で亡くなっています。