しょうわ町に椋(むく)の巨木、足元には彼岸花 (2006.9.21)

2006-09-21 17:28:04 | Weblog

昨日(20日)、お天気がよかったので稲田を散歩しました。帰り道、私のウチのそば、蓮華院の大木をしばらく見ていました。この椋の大木は、真下から見上げるのが一番きれいです。草原の大きな木のように離れてみることができないのです。まわりの住宅なんかが邪魔して美しくありません。ひたすら見上げて、天に大きく広がる枝に思いをめぐらすのです。


昨日は彼岸の入りです。見上げる木の足元には、この日を待っていたように、彼岸花が咲き始めていました。この花、好きではないのですが、夕方でなく、明るい日中にみると、“まあ、きれいです”ね。

蓮華院の椋の木は、県指定の天然記念物です。昭和19年3月に指定。幹まわり6m、樹高27m、枝ぶりは25m四方にひろがっています。樹齢400年だが、今のなお樹のいきおいはさかんです。蓮華院は、真言宗豊山派のお寺で、東武野田線南桜井駅から、西へ線路沿いに歩いて10分のところ(旧庄和町・現春日部市大衾)にあります。

大きな木は、いいですね。神がやどっている感じがするのです。旅をして、大きな木に出合って、それに注連縄でも捲いてあれば、もういけません。思わず手をあわせたりしてしまいます。

20年ほど前、子どもたちのために買った絵本を紹介します。
大きな木の四季を描いているだけです。木の周りの雑草、木の上に飛んでくる小鳥、這い上がってくるリス。四季の移り変わりの絵本です。文字はありません。好きなように、感ずるままに話すことができます。大きな木が大好きなのです。大きな木には、きっとたくさんのお話しや伝説があるのです。

 【おまけ】
*紹介した本は、“木のうた”イエラ・マリ作、ほるぷ出版の発行。1977年初版発行です。下の息子によれば、今でも本屋さんに並んでいるそうです。おとなにも、おすすめです。

 *私らが、この地に越してきた30年以上前の庄和町の名所絵はがきがあります。そのうちの1枚が“蓮華院の椋”です。郵便局が作ったものですが、庄和郵便局がどこにあったのか、思い出せません。