越谷市のFM放送(FMこしがや)、来年(2013)年4月開局へのスケジュール(2012.1.31)

2012-01-31 17:47:06 | Weblog

 *FMこしがやニュース第2号(2012年1月28日発行)

 昨年(2011年)越谷市のFM=正確にはコミュニティFM放送の計画があることを知り、このブログでも書きました。発表イベントには、越谷市長さんも出席されるようだから、実現は間違いなし、いいなあ、とこのブログ(2011年6月5日)に書きました。↓

   http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20110605

 それから半年、いよいよ具体的なスケジュールが出てきました。

 開局=本放送開始は、来年2013年の4月です。

*FMこしがやニュースに載っているスケジュール表。

 発表されている実行スケジュールは次のとおりです。

平成24年(2012年)

  1月~9月;電界深度調査

  2月   ;開局準備邦人の設立

  3月~  ;行政・議会への説明会

  4月~8月;総務省申請書類作成

  7月~  ;放送局設立に向けた出資募集開始

  7月~  ;市民への説明会

  7月~  ;スタジオ、アンテナ設置場所の検討

  9月~  ;スタッフ募集・研修

  10月   ;スタジオ、アンテナ設置場所決定・施工開始

  11月   ;アピールイベント

  12月   ;本社事務所・スタジオ稼働開始

平成25年(2013年)

  1月~  ;番組開始

  4月   ;FMこしがや開局

 

 事務所は、越谷市産業雇用センター、ステップワークこしがや二番館、です。

 連絡先;〒3430023 越谷市東越谷156 ステップワークこしがや二番館内

    FMこしがや開局準備委員会

  電話;0489715487

 

 【おまけ】

*インターネット時代です。もう個人が誰でもネット上に放送局がもてる時代です。その中に、オールド・メディアの代表のようなラジオ局の開局です。しかし地域コミュニティ・まちおこしを目的とする超ローカル放送局の意味はまだまだまだあります。ワタシら高年者は、朝一番にラジオのスイッチを入れるのです。NHKラジオと違った“ご近所ラジオ”が聞こえるといいなあ。

*サービス・エリアどのあたりまでなんだろう。わが住まい春日部・旧庄和地域は、難視聴地域でしょうか。でかいアンテナを立てて、リスナーになろう。


NHKテレビ番組・大逆事件・森近運平と登場した故郷(井原市)の山川にホロリ(2012.1.30)

2012-01-30 21:31:59 | Weblog

 いつか見た故郷の風景を感じます;NHKテレビから。

 昨日(129日)夜10時からのNHK教育テレビの90分番組<日本人は何を考えてきたか④>に、大逆事件が扱われていることは、新聞のラテ番組面で知っていました。ソファに横になって、ぼんやり見ていました。

 突然、バッチリ眼が開きました。わが郷里・岡山県井原の人で、処刑された12人のひとり森近運平の名前がでてきたのです。

 このブログで<わが故郷・岡山の山間部に、大逆事件で処刑された森近運平>といった、他愛ない話を書いたことがあります。↓です。

 http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20090923

 そこには、<ワタシは、子どもの頃から大逆事件で処刑された森近運平の名を知っていたから、新聞や雑誌に大逆事件の連載や特集があると、全体を読まずに、森近運平の部分だけを探していた。森近運平の部分は、どれも非常に少ない>と書いて、つまりそれだけ<事件の本質、処刑の大義から離れていたのでしょう>と書いていたのです。

 だから大逆事件のNHKの番組も、<中心人物さん>が中心で森近運平は登場しないだろうと思っていました。だからはじめウツラウツラしていました。

*森近運平;NHKテレビから。

 ところがです。ばんばん森近運平が出てきます。幸徳秋水の他は、連座処刑された人たちは、この番組には全く出てこないのです。

 森近運平が、獄中から妻にあてた<農作業への気配り>があふれた手紙が紹介されます。処刑の決まった後の無念の手紙が紹介されます。森近運平を取り調べた<岡山?>の検事?の、回想文が紹介されます。

 番組は、事件とはほど遠く、全くの冤罪であったことを示していきます。

 森近運平30歳は、1911年1月24,25日に処刑されます。

*森近運平の家族;NHKテレビから。

 番組は、事件のさなか獄中にいたことで難を免れたといってもいい堺利彦が、遺族を訪ねる旅をしていたことを紹介していきます。堺利彦が、最初に訪ねたのが、森近運平の所でした。岡山県後月郡高屋村(現、井原市)です。妻(繁子)は実家に戻され、娘(菊代)は祖父母にひきとられていたとのことです。

*<あそこのあの山の突きでた所のふもとに朋友の遺子が祖父母に育てられている>堺利彦;NHKテレビから。

 番組のコメンテーターのひとり、フランスのボルドー大学で大逆事件を研究してきたクリスチーヌ・レヴィさんが、今の森近運平の故郷を訪ねる旅に出ます。

 

 ワタシがいつも遊んでいた所が、テレビ画面に登場したわけではありません。が、山川がテレビに画面がうつった瞬間、わが故郷・岡山、育った井原と感じたのです。

*岡山県道103号線の標識に、井原市高屋町の文字;NHKテレビから。

 録画の準備をしていなかったことが悔やまれます。

 再放送を待ちます。丁寧に見ておきたいのです。

 誰か、録画していませんか?貸して下さい。

 

 【おまけ】

*日本にある暗い時代の話です。番組が言わんとした本質、<非戦と平等>を求めることについて、コメントできません。政府が根絶しようとした社会主義は、個人主義でなく、社会の主義、公共主義だったと番組がいったように感じました。ここ10年ほど、政府や行政が言っていることと同じことなのですが、その時代は処刑です。

*昨夜、番組が終わったのは1130分です。0時までの間のわずか30分間に、インターネット検索を通して、このブログに入ってきた人が、40名もいるのです。

 

【おまけー2】

*森近運平について、岡山の山陽新聞のWEB↓を読まれることをすすめます。

http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/senjin/news/2009/11/17/20091117114439.html


イオンモール春日部の完成イメージ図、地域からの新規雇用も(2012.1.28)

2012-01-28 23:59:16 | Weblog

*イオンモール春日部 完成イメージ図。左手前が国道16号線

*配置図。イメージ図と比べて見るように、下側が国道16号線(北側)です。配布資料の図をさかさまにしてあります。赤茶色:建築物、黄色;歩行者通路、緑色;緑地、空色;公園 です。(説明会配布資料から)

 

 今日128日に、春日部市旧庄和地域にできる、イオンモール春日部の説明会に行ってきました。100名以上のぎっしりです。前夜も大入りだったようです。イオンが来ると役場筋から聞いたのは、庄和町時代、もう20年も前のように思います。

 正確には<大規模小売店舗立地法に基づく新設届出等に係る説明会>です。1216日に、大規模小売店舗立地法の定めにより、(仮称)イオンモール春日部の出店許可書を埼玉県へ届出をしたのです。

 大型店舗の、主としてご近所の住人への<迷惑はありません>を説明する会です。近隣道路交通への影響への対策、騒音対策、光害対策、防災・防犯・廃棄物対策が説明されていきます。

 

 国内27、海外2か所のイオンモールです。イオンやイオンモールのポリシー・姿勢が説明されました。

 大企業の見事なプレゼンテーションです。<うっとり>して聞いていました。

 <地域一番の魅力を持たせる>、<市の方(かた)からも発展を期待されている>、<地域と環境の共生>、<地域のコミュニティの中心となるように>、<人が集う活気あるさまざまなイベント>、<敷地内にふるさとの森づくり>、<行政への会場提供と運営協力>・・・・こんな風に、断片的にメモしていました。

 <私たち(イオン)が目指すのは、地域の皆様とともに、輝きあるまちづくりです。輝きある未来づくりです>・・・・思わず拍手です、秘かに・・・。

 輝ける<イオンモール春日部>ができ、輝く春日部になるのでしょう。

 

 ただ識者(知人)によると、<紋切型で、どこのイオンモールも同じ説明・・・>だそうです。

 従業員2000名。新しい雇用も生まれます。開店3か月前に、まず<地域から雇用>を始めます、との説明もありました。開店は、今年の11月だそうです。

 まもなく、春日部市内に<開発準備室>ができるそうです。

 ワタシは、春になったら自転車を買おう、毎日イオンに通うには、新品のスマートな自転車がいるなあ、と考えていました。

 

【おまけ】

*今日、午後4時ごろの春日部“本家”のララ・ガーデン1階です。なかなか美しい。この頃にぎわっています。
*市民活動センターに出かけるとき、クルマをララ・ガーデンにとめます。
お買物(リブロで本を買うか、スタバでコーヒーを飲む)して、4時間の駐車です。

*若者に人気らしいGAPもできましたが、入ったことはありません。GAPの店頭に立っている看板です。1969年、反戦バッチ、I Love ギター、わが青春時代のシンボルです。これで老人を誘っているのでしょうか? ターゲットである購買者・若者にアピールするのかなあ。

*反戦!、わが青春!時代に、企業がこんなの並べることはありませんでした。ビジネススーツの<下>につけるのです。上着を脱いで反戦歌、プロテストソングを歌ってきたのです。♪時代は変わる(ボブ・ディラン)ですね。


イオンモール春日部の説明会が1月27・28日にあります(2012.1.26)

2012-01-26 18:44:12 | Weblog

 左;新聞折り込みの説明会のお知らせ、右;12月26日付報道資料(イオンモール株式会社のWEBにあります)

 今日のブログは、春日部ローカルお知らせ版です。

 このところ、このブログのアクセス数がぐんと上がっています。<イオンモール春日部>の検索で入ってくる方が多いのです。この地域では、ちょっとした関心ごとなのです。

 

 (仮称)イオンモール春日部の説明会があります、といって特別な、スクープ情報ではありません。一週間ほど前に新聞の折り込みに入っていたものです。

 ウチの朝日に入っていて、日経には入っていません。どの新聞の、どの配達区域に折り込まれたのかしりません。・・・・イオンモール株式会社のWEBにもないし、ネット上には、出ていないようなので、このブログで知らせます。

 

 正確には、<大規模小売店舗立地法に基づく届出書の説明会開催のご案内>です。

 新聞折り込みチラシですから、誰が行ってもいいようです。 

 地域の商店主、近隣住民に限定ということはないようです。

日時;①平成24127日(金)18:0019:00

   ②平成24128日(土)10:0011:00

    (両日とも同じ内容の説明)

会場;庄和総合支所 市民ホール (旧庄和町役場1階会議室)

*店舗の概要が掲載されていますが、12月26日付のプレスリリース、つまり新聞などの既報の内容とほぼ同じです。

*開店予定日;2012年度下期、が、新設を行う日;平成2411月予定になっています。

 

【おまけ】

*イオンモール春日部に期待しています。イオンモール株式会社がホームページでうたう<まちづくり>に期待するのです。

*わがまち、ウチの近所に、<イオンモールを中心とした新しいまちづくり>を期待するのです。いつも出かける徒歩圏の商店街さんには内緒ですが、そう思っているのです。

 


ご近所で世界の鼓動を感じることのできる“地球のステージ”埼玉県松伏町公演(2012.1.25)

2012-01-25 18:55:43 | Weblog

*パレスチナの女の子たちと海にいきます。

 昨日(124日)、隣町・松伏町での“地球のステージ”公演に行きました。

 松伏町公演に出かけたのは3度目。最初は、20073月だから5年も前のことです。

 いつもどおりの“地球のステージ”でした。

 右端に、ギターをかかえる桑山紀彦さん、真正面のスクリーンに、世界中で起こっている非情、悲惨、と感動が映し出され、桑山さんがギターで歌いあげます。

 世界中で起きる紛争・戦争そして自然の猛威に襲われる市民・子どもたちをみます。ワタシが住む町で、新聞・テレビのニュースを見る時、はるか別世界のことのよう感じるのですが、そこに医者として出かける人、目の前にいる桑山さんをとおしてみる時、現実の世界としてせまってきます。

 隣町・松伏町での“地球のステージ”は、日々ぼんやり過ごしているワタシには、世界・地球との接点を感じ思い出させる機会なのです。ワタシの住む町・春日部での、そのような機会を知りません。

 

 そうして最近、桑山さんの活動が、紛争や自然災害の外電ニュースと同時に朝日新聞やNHK番組で報道されるのです。イスラエルに空爆されたガザに入った桑山さんに日本の記者が聞きます<ガザの状況はどうですか>と。“地球のステージ”は、いつも今も続く戦争・紛争の悲惨さを思い起こさせるのです。

 しかしです。桑山さんが、紛争・災害地に<出かけるのでなく>、日本で悲惨が襲います。桑山さんの病院・東北国際病院は、宮城県名取市にあります。昨2011311日午後2時過ぎの東日本大地震の後、午後4時過ぎに襲ってきた大津波に襲われます。

 不謹慎でしょうが、誤解を恐れずに言えば、桑山さんの持って生まれた<天から役割>のようにさえ感じてしまいます。

 

 これは地球上のはるか果てのことでなく、すぐ身の回りにもおきることなのだと噛みしめます。

 ただ、スクリーンに映し出される被災地の風景は、もう何度もNHKテレビ画面で見てきたことです。もう慣れっ子になってしまっているワタシに気づき、桑山さんの詩を聞きながらボー然とするのです。

 

【おまけ】

 *パレスチナの女の子(Thanni)が書いた<今ほしいもの>。彼女の書いたピンクの文字は読めません。Freedom(自由)、Cooperation(助け合い)、Love(愛)、Safety(安全)、Cleanliness(清潔)。

*これは、2009年1月のイスラエルの空爆のおり、桑山医師の求めに応じて、みんなが書いたものです。そのときのガザ入りを報じる日本の新聞のことを、1月17日にブログに書いています。http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20090117

 

*ワタシが初めて、松伏町で地球のステージを見たのは、2007年3月29日。みゅーこさんに誘われたのです。翌3月30日にブログに書いています。 

http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20070330

 

*地球のステージのホームページは、↓です。

http://e-stageone.org/

 


春日部で、学校図書館と市民のつどい、1月28日(土)に開かれます(2012.1.23)

2012-01-23 18:54:04 | Weblog

 

   もっとよく知ろう!学校図書館と市民のつどい

    …読書好きな子が育つ学校・地域・家庭でつながる輪…

 

<講演>教育の中で活きる学校図書館――学校司書の仕事とは?

     埼玉県立春日部東高校 主任司書 木下通子さん

<報告>2010年春日部市の小・中学校図書館を訪問して

<学習会・ビデオ上映>「図書館を生かす 学校は変わる」

             山形・鶴岡市立朝陽第一小学校

 

日時;2012128日(土)午後1時30分~4時30分

場所;春日部市市民活動センター

 (ララガーデン隣の建物の4階ですが、この集まりは、6階にもある会議室です)

参加費;資料代 100

 

主催;学校図書館を考える会・春日部

後援;春日部市教育委員会、越谷市学校図書館を考える会

   学校図書館を考えるさいたまネットワーク、学校図書館問題研究会埼玉支部

 

【おまけ】

*知人から、このチラシをもらいました。本好き、本屋好き、図書館好きのワタシです。むろん、子ども達が本好きになってほしいと思っています。出かけるつもりです。

*このブログは、地域・ご近所情報を知らせる目的でやっているのです。


テレビで初めてみた卓球、福原愛選手を応援、今後は石川佳純選手に声援(2012.1.22)

2012-01-22 21:46:59 | Weblog

 *福原愛選手の卓球・全日本の優勝は、新聞の一面級ニュースです。同じ新聞の負けた石川佳純選手の広告が嬉しい(朝日新聞2012年1月22日付朝刊)

 昨日121日(土)の昼すぎ、NHK教育テレビで<テレビシンポジウム・足腰の健康維持で健やかな老いを>というワタシ向き、必見の番組があることを知りソファに座っていました。そのうちに横になって、結局は何一つ見ずに眠ってしまいました。

 気がついたら、テレビは卓球をやっていました。

 全日本卓球選手権、女子シングルス決勝です。全く気にかけていませんでした。ましてや、前年度チャンピオンの石川佳純選手と福原愛選手の試合になっていることも知りませんでした。

 ところが起き上がって、その試合を見てしまいました。見ながら福原愛選手を応援していました。福原は、ずっと昔から卓球の第一人者です。その活躍ぶり、姿かたちを誰でも知っています。今さら応援することもない実力者です。しかし、試合中1時間、テレビ応援したのです。勝ちました。

 <悲願の優勝>であることを知ったのです。

 

 翌朝、今朝の新聞です。まずスポーツ面を探します。<挑戦13回 福原初V><福原悲願 実りのV><大きな壁 ようやく越えられた>。福原の優勝だからの、大きな扱いです(朝日新聞122日付)。

 

 そして、別のスポーツ面の下に、全5段の広告に、にっこり笑った石川佳純選手が載っています。サウスポ―です。左手でお箸を持っています。この石川佳純選手の広告をみて、ほっとしたのです。負けてなお、いいタイミングの全農の広告でした。石川はまだ18歳です。石川に声援を送ります。


ベン・シャーン展は、初夏にフクシマ県立美術館で見ることに意味があります(2012.1.21)

2012-01-21 23:12:50 | Weblog

 *右;朝日新聞2011年12月28日付。ベン:シャーンが描く久保山愛吉さん。

 1930年代の世界大不況、1940年代の戦争の時代から1960年代に至る時代に生きたアメリカの画家ベン・シャーンは、ワタシの1960年代に気になる人でした。画家というよりクリエィターでしょう、社会の不条理に声を出した市民でしょう。

 今、ベン・シャーン展をやっています。だからベン・シャーンの特集を組んだ芸術新潮1月号を買っていました。新聞も美術展評を載せます。NHKの番組・日曜美術館も、この間の日曜に<静かなるプロテスト>と扱っていました。

 再放送があります。明日122日(日)夜8時~です。再放送を確認したくて、今朝、新聞の土曜版の週刊番組表をみました。二つの新聞の番組紹介のしかたの違いが少し面白いのです。

 朝日新聞は、<静かなるプロテスト~反骨の画家ベン・シャーン>

 日経新聞は、<核の恐怖を静かに訴えた画家・ベン・シャーン>

 両紙は、いずれも1228日付けの文化面で、ベン・シャーン展を紹介しています。日経は、<声なき声をすくい上げ>と見出しをつけて社会派リアリズム画家を紹介し、朝日は、1954年、第5福竜丸で水爆実験被ばくして死んだ久保山愛吉さんの絵を大きく扱っています。

 フクシマ原発事故以前に計画されたようですが、それと同じ年に開かれることになった、この<ベン・シャーン展>と、福竜丸(ラッキー・ドラゴン丸)は、不思議な巡り合わせを感じます。
 日本には、ヒロシマとナガサキだけでなく、第5福竜丸の被ばくもあったことを訴えます。

 しかも、この絵の所有者は、フクシマ県立美術館というのです。

 NHKの番組は、<ベン・シャーンの第五福竜丸>という絵本も紹介していました。

*この絵本を見たことはありません。ネットのアマゾンに載っている画像です。

 ワタシ自身は、1960年代以来、ベン・シャーンで最も覚えているのは<サッコとヴァンゼッティ>事件を告発した一連の作品です。

*ベン・シャーンの絵<サッコとヴァンゼッティ>、手錠がかけられています。

 19278月に、サッコとヴァンゼッティというふたりのイタリア系移民のアメリカ人が、無実ながら処刑された事件です。思想弾圧事件です。処刑当日、ニューヨークのユニオン・スクエアに集まった抗議の市民の中にいた石垣綾子さんが詳しく書かれています。

*(さらばわがアメリカ 石垣綾子著 三省堂、昭和47年発行)。

 1970年代の初め、この事件を、ベン・シャーンの絵で知ります。ウッデイ・ガスリーのプロテスト・ソングで知ります。そして、サッコとヴァンゼッティ事件を描いたイタリア映画<SACCO &VANZETTI(邦題;死刑台のメロディー)>を観ます。主題歌は、ジョーン・バエズが歌っていました。

 1977年、マサチュセッツ州知事は2人の無実を公式声明を出しました。当時の新聞を切り抜いたのですが、すぐに出てきません。

*ウッディ・ガスリーの<サッコとヴァンゼッティ>のLP(Forkways FH-5485)とCD(SF-CD-40060)。

*LPに入っているライナーノーツに、ベン・シャーンの<サッコとヴァンゼッティ>。

 ベン・シャーン展、<ベン・シャーン クロスメディア・アーティストーー写真・絵画・グラフィック・アート展>は、今、2012年1月29日まで、葉山の神奈川県立美術館でやっています。行ってみたいのですが、ちょっと寒いなあ。

 その後、名古屋、岡山と巡回し、6月3日から7月16日まで、福島県立美術館で開かれます。

 ベン・シャーン展は、フクシマで観ることこそ、意味があるようにも思います。

 春日部のウチから、葉山に行くのも、福島に行くのも同じ距離です。福島に行くことにします。

 

【おまけ】

*ベン・シャーンは、LPレコードのジャケットデザインもやっていて、いくつか展示されているようです。これは、フォーク・ミュージック・コンサートのポスターです。ピート・シーガーとウィーバーズ(Weavers)の名前がみえます。

*ウォーカー・エヴァンスが撮ったベン・シャーン一家(芸術新潮2012年1月号)

*芸術新潮のベン・シャーン特集で初めて知ったことに、ベン・シャーンの撮った写真があります。しかも、ウォーカー・エヴァンスの写真とそっくりなのです。エヴァンスから習ったとも書かれています。1970年代初めに、エヴァンスの写真集も2冊ほど買っているのです。そのことは、またにします。

 


埼玉・松伏町で1月24日に地球のステージ・東日本大震災編の公演(2012.1.20)

2012-01-20 23:33:21 | Weblog

日時;平成24年1月24日(火)
    午後1時30分開演(開場;午後1時)
会場;松伏町中央公民館<田園ホール・エローラ>
入場無料
主催;越谷人権啓発活動地域ネットワーク協議会
    松伏町/松伏町教育委員会
後援;松伏町PTA連合会/埼葛育ち元気組

 【おまけ】
*タイ・カンボジア国境の難民キャンプを皮切りにイラク、ソマリア、東ティモールなどで医療活動を続けてきた<医師・桑山紀彦>さん。
*2009年11月に宮城県名取市に<東北国際クリニック>を開設。
*そして、3月11日の東日本大震災で被災したものの、翌日から24時間体制をひいて治療にあたっている。

*このブログで何度か<地球のステージ>を書いてきました。2011年3月のブログは、↓です。http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20110331

http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/e/0706dd74363cc0bd2835ef8a18af4785

*松伏町での公演は、3度くらい出かけています。いつも<埼葛育ち元気組>さんの応援があります。このチラシは、みゅーこさんにもらいました。プリメリアさんからもメールで連絡をもらいました。


初めての日比谷公園、初めて松本楼のカレーライス、埼玉都民だったのに(2012.1.19)

2012-01-19 12:46:06 | Weblog

 *日比谷公園の松本楼です。

 トシとると、過去の思い出に浸るだけの日々が続きます。いかんいかんと思いながらです。

 1973年から2002年まで30年間、東京・大手町で仕事をしていました。その間、住居はずっと今と同じ、埼玉県郡部です。今は合併して春日部市を名乗っています。30年間、まさに世に言う埼玉都民だったわけです。

 その東京に、でかけることがなくなって10年です。

 23日前に、たまには東京にでないと錆びるぞ、と時々誘ってくれる知人と一緒です。

 

 ランチ・タイムになって、日比谷公園近くにいたこともあって、日比谷公園の松本楼に行こうと、ワタシがリクエストします。もう完全に東京見物気分です。ガイドブックに載っている観光スポット気分で松本楼です。

 歩きながら、これが日比谷公園か、日比谷公園なんて歩いたことないなあ、と。大手町に30年も通っていながら、です。

 ランチタイム(いやお昼休み)に公園で過ごすOLさん、たそがれ時に待ち合わせして歩くカップルなんて話は、50年前の東宝映画の世界でしょうか。夏の夜に、日比谷公園で夜を明かすカップルは、6070年代の話でしょうね。全く初めてということはありませんが、日比谷公園を歩いたという記憶はありません。日中にのんびりなんて時代ではなかった、ということにします。

 陽はさしていましたが冬1月のお昼時です。平成の日比谷公園に、ロマンスの気配は全くありません。時代が違うのです。

 

 松本楼の名前は知っていました。明治以来、ときどき歴史に登場するハイカラ洋食屋さんです。日本史登場の時代には庶民、市民が入れる洋食屋ではなかったでしょう。昭和46年秋の沖縄デーのおりには、混乱の中に炎上消失していました。関東大震災の倒壊もあるから、今の建物は3代目でしょうか。

*オムライスですが、カレーがちょっことついています。

 午後1時ちょっと前、一組待って席に案内されました。毎年9月25日には、10円でカレーを提供する松本楼です。カレーを食べるのが常套かと思いましたが、オムライス中心のランチにしました。春近しを感じる大きな樹の下の日ざしでした。

 ただ、それだけのことです。

 <****に寄ってみようか>ということになり、コーヒーを飲まずに立ちます。

 日比谷公園の真ん前のプレスセンターに、月に1回ぐらい10年か20年通っていたのです。

 現役やめて10年でしたが、旧知の人も変わらずで、コーヒーをご馳走になったのです。

*プレスセンター前から。日比谷公会堂、これも歴史の中の建物。いわゆるホールを目的に入ったのは一度だけ。ここに**通信社が入っていたので、そこには何度か行ってました。

 

 【おまけ】

*頼まれたわけではありませんが、2011年報道写真展のPRをします。2011年はとんでもない年でした。その現場での新聞各社カメラマン渾身の報道写真を展示しています。2012114日~415日。会場は、横浜にある日本新聞博物館です。

 

*日比谷公園の松本楼の歴史は、ホームページ↓にあって、まさに<日本史>を読むようで興味深いのですが、<プロポーズ・メニュー>が載っています。それを注文してみたい。

   http://www.matsumotoro.co.jp/


アップルのスティーブ・ジョブズさんとホール・アース・カタログ(全地球カタログ)(2012.1.14)

2012-01-14 23:45:20 | Weblog

 *2011年暮れのNHKの特集番組

 昨2011年秋に亡くなったアップル社創業者でCEOのスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での講演の<ハングリーであれ、おろかであれ>は、すっかり有名になりました。

 というか、ワタシは初めて知ったのですが。

<ハングリーであれ、おろかであれ>=Stay hungry Stay foolish

なるほどいい言葉です。座右に置きましょう。

さて、その意味わかるの?と問われれば、もぐもぐ・・・となってしまいます。

 スタンフォード大学での講演の断片をテレビでちらっと見ただけで、全体の流れ、内容はよくわかりません。だから、<ハングリーであれ、おろかであれ>の意味もそれぞれでしょう。

 でも、さすがスティーブ・ジョブズさんですと書いておいて、スティーブ・ジョブズさんが若い時に見ていたに違いない、ある本の裏表紙に載っていることを知ったのです。

 それは、1960年代後半から70年代に、米国の若者たちの間で大評判になった<ホール・アース・カタログ(全地球カタログ)です。

 正確には、その最終号ともいえる<ホール・アース・エピローグ>(19749月発行)の裏表紙に載ったのです。 

 スティーブ・ジョブズさんは、これを読んでいたのです。ワタシもまた、リアルタイム1974年に日本でこれを買っていたのです。
 ワタシ、30を少々越えていたでしょうか。ジョブズ、20ぐらいでしょう。

 スティーブ・ジョブズさんと私、1970年代初めに同じ本を読みながら、裏表紙に印刷してあるStay hungry Stay foolishを、座右の銘にした人、気が付かなかったワタシには、人生の結果、今の“差”がでてきているのでしょうね。

 しかも恥ずかしいことに、ワタシ思い出したのでさえありません。

 暮れのNHKのテレビ番組に出てきたのです。それを見て、このホール・アース・エピローグなら持ってるぞ、と本棚から探し出したのにすぎないのです。*NHKの番組にちらっと登場しました。なかなか気づきません。この写真は再放送の時に撮影したテレビ画面です。

 ホール・アース・エピローグは、access to tools です。生きていくためのツール(道具)を紹介している本です。

 生きていくための全てが載っています。新しい生き方(行き方)のカタログです。

 おしまいの方に、スピリット(精神生活)という項目があって、仏教、禅も紹介されています。サンフランシスコにある禅センターも載っています。

*下;Whle Earth Epilog(1974年発行)、上;The next whole earth catalog(1980年発行)

 エピローグ(最終号)なのですが、1980年には、もう一冊、The next whole earth catalog(ネクスト・ホール・アース・カタログ)が発行されています。そこには、そのスピリット(精神生活)という項目に、例の禅の本が紹介されているのです。<禅マインド ビギナーズ マインド>です。

<青春時代、スティーブ・ジョブスがむさぼり読んだ禅のバイブル>と書いてあったから、ワタシが、4,5日前に買った、あの本です。

*禅マインド ビギナーズ・マインドを紹介しています。

 禅の教えか、日本人に言われ続けている言葉に、初心忘れるべからず、初心に帰れ、があります。ビギナーズ・マインド=初心です。<ハングリーであれ、おろかであれ>=Stay hungry Stay foolishは、初心に帰れ、のように思えてくるのです。

 

  【おまけ】
*もちろん、ホール・アース・カタログには、コンピュータの項目もあります。コンピュータが大きな力を発揮し始めた時代です。

*1960年代70年代のアメリカの若者たちは、禅など東洋思想に魅かれていたものも少なくないようです。

*ワタシは、1920,30年代、そして日本が戦争に負けた後1950年代までは、欧米の人たちに日本の思想、生活に、憧れというか日本的なスピリット(精神生活)を求める感情があって、60年代70年代には、それがインドに向かったように感じています。日本人は魅力的なスピリットを失ったのでしょう。ジョブズもまた20代にインドに出かけています。

*ワタシの禅、茶の湯への関心は、アメリカからの逆輸入の比重が大きいのです。

*暮れのジョブズを紹介したNHKの特集番組で、ジョブズのバックに流されていた歌は、ボブ・ディランの<ライク・ア・ローリング・ストーン>です。1960年代後半から、ワタシのまわりにも常に流れていて、一節聞こえてきたら、すぐにわかるボブ・ディランの<ライク・ア・ローリング・ストーン>です。

 


春日部・庄和にイオンモールが2012年度中に開店、ロビンソンは西武百貨店・春日部に(2012.1.12)

2012-01-11 20:33:12 | Weblog

*春には、ロビンソンの看板が変わりそうです。

 昨年10月頃には、春日部市にイオンが201211月にオープン決定したと、市会議員さんがツイッターで流していました。
 5年程前には、ウチの近所(といっても買物にはクルマがいります)に、すぐにも大規模スーパーができそうでした。

*2006年11月2日付日本経済新聞


 16号沿いに、造成工事も進んでいました。大きな看板に、開店予定日が書かれていたのですが、少しずつ変更され、そして、その看板も徐々に、はずされていきました。今は、何にもありません。荒地放置状態だったのです。パチンコ屋にならなければいいのに、と思っていたのです。

 でもまあ、にわかには信じられない・・・なあ。しかし、暮れの日本経済新聞に載りました。*日本経済新聞20111227日付
 イオンモール株式会社の1226日付けの報道向け資料(プレスリリース)もネットから入手できました。本当のようです。ここにあります。↓
http://www.aeonmall.com/upload/1324879445.pdf#search='イオン春日部'

 開店予定日は2012年度下期になっています。年度末ギリギリの来年2013年3月オープンになるんでしょうね。

 報道資料には、<多様化するライフスタイルへの対応、高感度な情報発信、そして地域の皆さまが楽しめるエンターティメント空間を持った、地域交流拠点となる多機能複合型ショッピングモールを開発します>とあります。
 このように実現すると、いいなあ、と期待するのです。
名称は(仮称)イオンモール春日部 です。

 規模は、5年前の金子不動産の“ケーティインセンス”計画より、半分~2/3の大きさでしょうか。
 16号線を走るたびに、開発着手していることを期待しているのですが、まだ変化なし、荒地状態です。

 その次です。
 ロビンソン百貨店が、この春から、西武百貨店・春日部に名称変更します。市役所すじからと、別のすじからの情報もありますから、間違いなさそうです。

 今、全国のデパートの資本系列はすっかっり変わってしまい、よくわかりませんが、既に、ロビンソンは、西武、そごう系列のデパートです。
 だから、ただ名称が変わるだけのことです。

 ただ、春日部市に初めてできたロビンソン・デパートです。その名前が消えることは、さびしい感じもします。
 30年か40年も前に、この地に移り住んだウチラにしてみれば、その頃の<デパートに行きたいなあ>という若かった家人の嘆息は、今でも鮮明です。
 そんな中に、ついに春日部にできたロビンソン・デパートは、アメリカ西海岸の空気を持ち込んでいるようでした。家庭用品売り場には、アーリー・アメリカン風の道具があったり、スポーツ用品のオシュマンズには、パタゴニアの製品と70年代初めのアメリカの空気がありました。いつのまにか無くなってしまっていましたが。

【おまけ】追加情報(2012年1月29日)
1月28日、春日部市長さんが、市民を前に、ロビンソンが西武百貨店、看板かけ替えは、秋になると、話されました。

 


再掲載、日経ビジネスのヤオコー南桜井店の記事は、私じゃない(2006.12.4)(2012.1.11)

2012-01-11 18:04:35 | Weblog

*2006年暮れというと、ワタシがブログを書き始めた頃です。その頃と比べて今は、アクセスして下さる人がぐんと増えています。だから、その頃のブログを再掲載してみます。
 ワタシが今も、日々通っている春日部市庄和地区、南桜井駅前のスーパー・ヤオコーのお話です。お楽しみ下さい。
・・・・というか、それから5年もたって、16号線沿いも春日部市あたりには、何にも進出してこなかった、というお話です。

 今日も息子が登場。昨夜(3日)のことです。
“***さん(私のこと)が載ってるよ”、と一冊の雑誌を渡してくれた。
“・・・・これは、私が書いたのじゃないよ。でも私のことかもしれないね”。

その“日経ビジネス”最新号(2006.12.4)号には、こんな特集があるのです。
都心をぐるりと取り巻く国道16号沿線は、新興団地の沿線。ついこの間までは、ファミレスやマクドナルドといった、小さな幸せ家族向きな店が大進出、これから、この沿線は、定年退職組ばかりになる、だから・・・・そのニーズにあった事業進出が儲かる、という特集。

それで具体例として、こともあろうに、“春日部市 ヤオコー南桜井店”が登場、“食品スーパーに1人で現れる男性客”を書いているのです。

 <食品スーパー「ヤオコー」の南桜井店は、国道16号から「駅入口」という交差点を700mほど南に入った場所にある。店のすぐ前が東武野田線の南桜井駅だ。
店舗の入り口に立って観察してみた。午前中は客の総数がそもそも少ない。その少ない客の中、意外なほどに中高年の男性客が多いことに気づきた。しかも夫婦連れではなく、男性の1人客が多い。
店から出てきた60歳の男性に、買い物袋の中身を見せてもらった。入っていたのは、鶏卵、牛乳、それ以外は煮物などをパックした総菜の類だった。「散歩を兼ねて、昼食の買い出しは、僕の日課、妻と2人分買って帰ります。作るより経済的ですよ。量はいらないから」、代金850円余り、そのうち総菜は450円だった。>

取材を受けた人は、実際にはいないかもしれない。ご近所レポーター(たぶん同年代、ひょっとして自分自身を)が書いたのでしょう。

この特集の別のページには・・・・・、
<国道16号線沿いの公立図書館に午前中に足を運ぶと驚かされる。思いのほか、来館者が多いのからだ。大半は退職者と思われる中高年。冷暖房の利いた図書館内で、最新の新聞や雑誌、書籍を読んで無料の時間を費やすことができる・・・・自宅より過ごしやすい場所なんだろう>
そして・・・・・、
<国道16号沿線から都心までの電車賃は、往復で1000円前後。通勤定期券を失った退職者たちは、都心に移住しない限り、80歳までの10万時間の大半を地元である国道16号沿線で消費せざるをえない>

だから、企業は、彼らをターゲットに、事業を展開しなければならない。大型ショッピング・センター進出は、そこに狙いがあるのだ、と言っているのです。

 “なるほど、なるほど、そのとおり”。
しかし日経ビジネスともあろうものが、軽薄短小な書きっぷりだなあ、といやみのひとつも言いたくなる特集でした。


新春、野田市の旧茂木佐平治家(国の有形文化財)で初点茶会(2012.1.10)

2012-01-10 14:56:39 | Weblog

 *小間席“松寿庵”

 茶の湯好きにとって年初めは初点(はつだて)です。とおりのいいのは初釜ですが、初点です。

 10日に家人が初点茶会を開き、荷物運搬などやってきました。

 毎年毎年、近隣市で初点の会場を探しているようです。今年は、お隣の市・千葉県野田市です。

*表玄関にクルマを寄せさせてもらいました。

 野田市は、江戸時代(たぶん)から、お醤油の町です。お醤油造りの大店の町です。古くから大店さんが地域文化を作ってきたようです。大正期からの文化会館・興風会館もそのひとつです。そのモダンな野田文化が今もいきづいていると感ずるのです。

*お屋敷もお庭も、国の登録記念物です。

 お醤油造りの本家・茂木佐家のお屋敷(大正13年頃建てられた)が、キッコーマン醤油から、昭和31年(1956)に、野田市に寄贈されました。今、野田市市民会館として、広く市民に開放利用されているのです。

 大店の立派なお屋敷です。

 

 茶室「松樹庵」は、明治初期に茂木佐邸に建てられてもので、昭和初期に一時解体され、昭和43年に別の場所で再建、その後野田市に寄贈されてこの地に移築し、昭和59年に茶室として開庵されたとのことです。

 雰囲気のある小間席「松樹庵」で濃茶。そしてお屋敷に移って、広間で祝膳、員茶(かずちゃ)です。 

 

【おまけ】

*このブログにコメントくれる、きぃさんが赤ちゃんをつれてやってきました。初お目見えです。なかなか利発そうで、将来に期待の膨らむ男の子です。

*家人が用意していたお土産です。題して<竜のおとしごの玉子>です。お菓子は、春日部・庄和の新柳さんに作ってもらいました。


新春に、古今ふたりの武家茶道の世界、上田宗箇展と細川護熙さん展にひたる東京散歩(2012.1.6)

2012-01-06 17:36:44 | Weblog

 

 昨日(15日)、東京に行こうと年末から決めていました。細川護熙さんの作品展<胸中の山水=油彩と書、茶陶の世界>に行きたいと家人さんの要望です。細川護熙元首相の作品展です。

 会場は、ホテル・オオクラの裏の“智美術館”、何度か行っていますが、初めて日比谷線神谷町駅から登っていきました。

 作陶=茶碗、陶物、書=漢詩、老子、それに油絵です。最近の創作活動の作品が並んでいます。展開されている“胸中の山水”の世界に共感を覚えます。総理大臣を60歳を機に引退して、庶民感覚、下世話にいえば、見事な老後生活です。細川護熙さんは、肥後熊本の藩主・細川家の頭首さん。細川家が所蔵する茶道具を初めとする文化財は永青文庫に保存され公開されています。私もなんどか永青文庫展にでかけています。

*お昼は洋食です。

 帰りは、ホテル・オオクラ前から急坂を下って虎の門駅に出ます。慣れた道のはずでした。すぐに文部省前だと思って下ったのですが、道を間違えてしまったのです。ここ10年、このあたりに来ていません。すっかり変わっていたのでしょう。

 虎の門から銀座へでます。

 お正月の華やかさを期待してデパートに行きます。

 当初、三越の荻須高徳展に行きたいと思っていたのですが、高島屋では黄檗山万福寺350年展「隠元禅師と黄檗文化の魅力展」があることを知り方針変更、さらに1231日付朝日新聞のデカイ全面広告で、松屋での上田宗箇・武将の茶人の世界展に行くことに再度変更したのです。茶の湯好きの同行の家人に合わせたのです。

*右端に、国生さゆりさんからの花。

 利休のわび茶が、武家の茶、大名の茶に引き継がれていることぐらいは知っていました。利休の弟子、古田織部つながる上田宗箇の、上田宗箇流茶は、廣島藩浅野家の茶です。茶道具、茶美術を展示の間をさ~っと流していたら、<古田織部の“ひしゃげた茶碗”は好きでない>と言っていましたね、と同行の家人が言います。その通りで織部の緑も、なんとなく好きではありません。展示されている器が多すぎます。それでも、男性と女性で所作の異なるという上田宗箇流の茶などの勉強にはなりました。

 茶の湯、茶道は、武士のたしなみ、武勇の男の世界なのです。

 松屋をでて、銀座を少し歩きます。

*銀座通りに、アップル、いつできたのか。入ったこともありません。

*本屋さんの入り口です。

 アップル・マーク、アップルの店を通り過ぎ、本屋・教文館に立ち寄ります。銀座に出た時に寄っていた本屋は、3階に洋書屋イエナのある近藤書店でした。10年以上前になくなりました。イエナは、ワタシとアメリカ文化を結ぶ本屋でした。

 まだイエナに代る本屋を見つけていません。

*左;11月6日、右;12月20日の新聞に載った広告です。

 新聞広告からの切り抜きを持参していました。わが町・春日部で置いている本屋はありません。アマゾン・ネットで買うしかない思っていたのです。中身を見ずにタイトルだけで買うネット購入に問題は多いのですが仕方ないのです。

 東京の本屋なら置いているでしょう。アップルのスティーブ・ジョブズが読んで影響を受けた<日本の禅>の本です。

 スティーブ・ジョブズ・コーナーがあって、巾1mほどジョブス関連の本がずらっと置いてあります。すぐに見つけました。2冊引き抜いて、中身を確かめることもせずレジに直行です。

*この本の読後感は後日書きます。

 気持ち豊かになって、ゆっくり日比谷線各停で座って、本を広げて眠りながら、わが町春日部に帰ります。

 

 【おまけ】

*スティーブ・ジョブズさんの関連本は買わないぞと、このブログで11月に、宣言していた↓のに、このていたらくです。

http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20111102