*たったの一枚だけ撮れました、ディランのステージ(3月23日)
一昨日(3月23日)にボブ・ディラン公演に行きました。会場は、東京・お台場のZEPP。ライブハウスというふれ込みでしたが、ただの貸しホールでした。新橋から“ゆりかもめ”線に乗って、青海駅下車です。
1階の立ち席の人たちは並んでいました。私らは、2階の椅子席をチケット持っていました。
*本番前、2階席からはるかにステージをのぞむ。
午後7時から5分ほどすぎてスタート。真ん中でなく、右端に、左を向いてキーボードを弾きながら、歌いだします。あの声はディランです。グレーか黒か、古い軍隊(南軍?)調の服装、ズボンのサイドに赤い線。深めの帽子をかぶっています。
何の曲かさっぱりわかりません。暗転で曲を変えながら、次から次へと、たんたんと進んでいきます。1978年から5度目もまた、曲名を言うこともなく、しゃべりもなく、ドンドン進んでいきます。
バックバンドは、リードギター、リズムギター、ベース、ドラムス、そしてディランの後ろの位置のスチール・ギター、オルガン・バンジョーと持ち替えのプレーヤーの5人です。最後に、メンバーの紹介をしましたが、むろん名前は聞き取れません。
ディランがギターを持ったのは一曲だけ。後はキーボード、そしてハーモニカです。
まさに一息に1時間30分、8時30分すぎになりました。ここでステージを離れ、再登場、2曲だったか、3曲だったか。
最後に、メンバーと横一列に並んで(こんなこと初めて)、並んだ後消えていきました。
たしかに、真っ暗なその間は、夢幻の世界でした。終わってしまえば、何があったのかと。外は冷たい雨になっていました。何にも残らなかったディラン東京公演でした。
【おまけ】
* 指定席といってもはるかな外野スタンドです。ぎゅうぎゅう詰めでも1階フロアで立っていた方が、多少は気分も乗れたかもしれません。<寝てたでしょう>と右隣の家人。
* 激しいチケット獲得競争をかいくぐってのその日のディラン公演でしたが、左隣の席には、ついに誰も現れずでした。どういう事情か知りませんがお気の毒でした。
*グッズ売り場のテント、チケットなくても買いに行けます。
* グッズ売り場は、外の広場の仮設テント。並んで入ります。Tシャツその他を売っていましたが何にも買いたいものがありません。プログラムを探したがない。しかたくその日の日付の入っているポスターを一枚1500円。 1978年の日本初演では、プログラムしか<その日の記念品>はなかったのですが。