茶会、三楽茶会という小宇宙で、正客になった冷たい雨の日の体験(2010.10.30)

2010-10-30 23:39:55 | Weblog

*その日の床飾り。とても可愛い野菊でした。

 10月も最後だというのに、季節外れの台風の襲来の日でした。前夜から冷たい雨が降り続いています。今日(30日)は、知人のお茶会に参加することに決めていた日です。

 ウチの家人は、大の茶の湯好きです。仲間内では、センセイと言われることもある人です。いつ頃だったでしょうか、春日部市に、これまた大の、おそらく春日部一の茶の湯好きの方、男性、がいらっしゃることを知ります。ワタシも、家人も、時をほぼ同じくして、別の場面から知ったのです。

 その方の茶会の話を知り、私が家人を誘いました。3か月ほど前のことだったでしょう。
 私は、家人の茶会のために、荷物の運搬係や写真係、まさに数限りなく手伝ってきました。茶の湯のことなんて“門前の小僧、習わぬ経を読み”状態です。
 茶の湯の世界、そのスピリットは大好きでもありました。

 前日の夕刻です。
 “・・・男性だから、正客(しょうきゃく)に座るかも知れないな”と家人が言うのです。正客はお客様総代です。ただひとり、直接、茶会亭主からふるまっていただく役割です。
 “・・・・・アンタ、濃茶(コイチャ)を飲んだことないでしょう”とも。そのとおりです。

 朝、会場である越谷市の能楽堂は30分の所です。クルマを走らせながら、思います。
 “お茶会の雰囲気は、正客次第で決まる・・・・”、“亭主と正客の問答を楽しまれる方さえいる・・・”。

 どんなスピーチ場面でも、アドリブでとおしてきた私です。何百人の前でも平気でやってきました。予稿なんか作りません。

*ロビーから能舞台をのぞみます。

 11時に始まりました。袴姿のご亭主が、私を正客の座に導かれます。お着物姿のベテランご婦人方が並びます。

 まず濃茶。濃茶は、ご亭主が“茶をねる”のです。ほんとに近すぎるところで、亭主の所作を見ていました。お菓子が出ます。栗を透きとおる葛でくるんだ特別に美味しいお菓子でした。

 そして茶碗が、私の膝前に置かれます。濃茶は、ひとつの碗のお茶を何人かで飲むのです。“同じ釜のメシを食った仲”と同じような意味でしょうか。席を同じくする人どうしの仲間の和です。自分の分だけ飲んで、茶碗の口もとをきれいに清めて、お隣のお方におくるのです。
 薄茶は、ひとりでいただけばいいのです。好きなようにで、いいでしょう。ところが、濃茶は、そうはいかない、のです。
 さいわい隣に、家人が座ってくれています。

 長い正座も平気なはずでした。ウチで家人の茶をつきあうこともあって問題なしでした。ところがです。ご亭主が床の軸のお話をされたとき、ほぼ真後ろの軸を振り返って、向き戻った時から、しびれを感じます。それを直そうともがきます。だんだん不自然になっていきます。

*越谷市営の“こしがや能楽堂”です。

 茶の湯、正客体験はさんざんな体験になったのです。

 茶の湯や禅の世界、自然観を凝縮した世界、小宇宙に魅かれることがあるのですが、“寝転がって本を読むこと”では、理解できないのだ、と実感しました。
 研ぎ澄まされた形、作法、技が、どの世界にもあるのです。それが会得することが修行なんでしょう。

  【おまけ】

*内輪の話です。クルマの中で、家人がニコニコしているのです。行きも帰りもそうなのです。茶の湯好きなのですが、その日は、茶席での亭主(ご亭主でなく)を見ることにも、別の楽しみがあったのかもしれません。

*茶会のご亭主(亭主でなく)は、“三楽茶会”と掲げられています。楽(らく)に行こうといわれていると解釈して、お許しを願いましょう。


東京大学柏キャンパス一般公開の宇宙線研究棟で重力波観測の講義を聞く(2010.10.29)

2010-10-29 22:23:53 | Weblog

*10月も末、木々も色づきます。

 柏市の、柏の葉公園近くはよく知っています。入院していた国立がんセンターの窓から、柏レイソルズのサッカー場や東京大学柏キャンパスを眺めていたことがあるのです。

 昔一緒に仕事していた知人が、この界隈に住んでいて、この時期にある東大柏キャンパスの一般公開に、毎年誘われてきたのですが、今年初めてでかけました。
 一般公開は、10月29日(金)~31日(日)。ウチからクルマで35分です。いつものがんセンターでなくサッカー場の駐車場に車をとめます。まずランチです。構内にはレストランも3,4軒あるようですが、外に出ました。

 つまり、午後から研究棟・研究室めぐりをはじめたのです。ゆっくり見て回ると、完全に3日必要です。宇宙線研究棟だけに絞ります。はじめに1時からの、重力波観測のレクチャーを聞くことにしました。

 

 “アインシュタインの相対性理論で予言された重力波の存在を確かめようという研究”です。“現代物理学の基礎となっている相対性理論の検証として、重力波を直接とらえよう”というのです。 “重力波とは、空間のひずみがさざ波のように空間を伝わる現象”で、“星が一生を終え爆発する時には重力波が発生すると考えられます”だそうです。

 米国(LIGO)、フランス・イタリア共同(VIARGO)、オーストラリア他(ACIGA)、日本・三鷹(TAMA300)などの重力波観測装置(重力波望遠鏡)を使って、各国が重力波を直接とらえることを目指して、日夜しのぎを削っているのです。

 蓮舫さん!の仕分けをかいくぐって、かな?
 このほど“大型重力波望遠装置(LCCT)”の開発が決まっています。神岡鉱山、飛騨市神岡町池の山(海抜1368m)の直下1000mの地下に設置するのだそうです。

 “重力波をとらえたらノーベル賞です”と、講師の渡辺さん。“これで、とらえられる!”といった風でした。
 これからの世代の人たちが、これからのノーベル賞をめざす研究が、ごく身近に感じられます。

*講義は。コーヒーとクッキー付です。

 もっとも、お話の本質は難しいのですが、コーヒーとクッキーが付いた“サイエンス・カフェ”で、ゆったり聞けました。
 とにかく、“時空の世界をさまよって”、もうすっかり忘れてしまっていた“知を刺激される時間”を得ることができたのです。

*広大な敷地の東大柏キャンパス。

 自分の住むまちに、こういう空間があることは、何もない我がまちから見れば、すごく羨ましいことです。
 東京大学・柏図書館だけは、利用することができることを知りました。年会費2000円で登録さえしておけば、誰でも使えるのです。今日、私は迷わず登録しました。クルマで30分走らせれば、行けるのです。
 春日部市の図書館だけを考えることはなかったのです。

  【おまけ】

*ニュートリノ発見の研究者のサインのある額が掲げられていました。手前は、カミオカンデのある飛騨の神岡鉱山の地形模型。

*サインの中に、戸塚洋二さんのサインがありました(マン中の上)。

*東大の公開で、まず宇宙線研究所を選んだのは、スーパーカミオカンデでニュートリノをつかまえた小柴先生のノーベル賞の研究があったからです。その展示もありました。そして、その研究者のサインの中に、戸塚洋二のサインを見つけました。旧知の方に再会したように胸にぐっときました。

*むろん面識のある方ではありません。ガン闘病をブログに紹介しながら亡くなった戸塚教授です。戸塚教授のことは、ブログに書いたことがあります。<ここクリック>

 【おまけー2】

*研究者は、むろん第一号の発見者をめざしていることは疑いようのないことです。大規模な研究施設をもてば、それで可能だというほど簡単なものではありません。大きなしかけに潜むノイズの中から、初めて重力波をみつけることは、それがノイズでなく、本当に重力波であることを証明せねばなりません。そのためには、各国の研究施設のどこかと、同時に“同じ揺れ”を見つけることが必要です。だから、各国の研究施設が競っている、というだけの話ではなく、むしろ協調している、と、講義の中から伝わってきました。いい話です。


春日部市庄和図書館のオープン・イベントに“くれよん”の人形劇と庄和高校吹奏楽(2010.10.28)

2010-10-28 18:16:42 | Weblog

*人形劇“くれよん”の人形は、棒使い人形です。

 庄和町と春日部市が合併して5年1か月、ついに旧庄和町役場の跡に、春日部市立庄和図書館がオープンします。半分は、児童館“スマイルしょうわ”で、夏から利用されています。

 10月31日(日)に、開館記念イベントが開かれます。
 10時30分~11時;庄和高校吹奏楽部の演奏(1階エントランスホール)
 11時~12時;人形劇“くれよん”<孫悟空>の公演(2階児童館プレイルーム)
 12時~13時;図書館内覧会

 ご家族、ご近所、お誘いあわせの上、お出かけ下さい、と春日部市立図書館のホームページに書かれています。<ここクリック>

*人形劇の会場は、2階のプレイルーム。旧庄和町議会議場です。今や、すっかり子どもの遊び場です。

 私の良く知っている人たちのグループ“人形劇くれよん”さんの公演です。
もう25年も前から、自分の子どもたちのために、そして何もなかった、この地域の子どもたちのために始めた“お母さん人形劇”です。25年続けて“お母さん人形劇を完全に脱して”、春日部市近隣の市町の、小学校、幼稚園などなどで公演を続けています。秋から春にかけてが、公演シーズンです。

*孫悟空に登場する龍を作っていました。すべてが手作りの人形劇“くれよん”です。

 久しぶりに、くれよんの練習場をたずねました。練習は、いつも金曜に正風館です。このブログで、応援メッセージを書こうと取材にいったのです。
 その日、“孫悟空”役のFさんが欠席で、皆さんで大道具・小道具づくりをやっていました。出演の人形たちに並んでもらって写真を撮ろうとしたのですが、“孫悟空”くんがいません。Fさんが連れ帰っているのです。棒使い人形です。だぶん、おウチでも練習しているのでしょう。

 子ども、大人も、楽しめる“くれよん”の大きな人形劇です。皆さん、ぜひお出かけ下さい。

*ことしの正風館まつりの“くれよん”のブースです。終演時には、いつも子どもたちがかけよります。

 【おまけ】 

*夏休みに、児童館“スマイルしょうわ”で遊んだウチの孫です。10月31日(日)には、ワタシも、孫と一緒のジージ―になります。が、雑用応援をしているかもしれません。

*人形劇くれよんさんは、前日5時から仕込み、当日は8時集合で、リハーサルをやって、11時の本番にのぞむ予定です。

*庄和高校吹奏楽部の演奏も楽しみです。たぶん、ポップな曲、こどもたちの楽しめる曲をやってくれるでしょう。

*もちろん、いよいよできる、旧庄和町民熱望の図書館の内覧会も楽しみです。


春日部共栄高校の甲子園準優勝投手の土肥選手が大リーグに挑戦へ(2010.10.26)

2010-10-26 18:15:20 | Weblog

*日経(2010年10月26日付)と朝日新聞(下)

 元野球少年のワタシも、普通のテレビでのプロ野球中継がなくなってから、もう新聞の運動面(スポーツ紙は買わないので)だけが野球情報源です。

 今朝(26日)の朝日新聞に、“土肥(西武)がFAで海外挑戦”という、わずか6行の豆記事がありました。そして、なんと、あの日本経済新聞は、“土肥、大リーグに挑戦”と30行の記事を載せたのです。

 土肥は34歳。人生まだまだ長いのです。いい行き方、生き方だと思います。嬉しくなった小さなニュースでした。

 私は、隠れ“土肥ファン”なのです。秘かに応援してきたのです。
 ついこの間も、パ・リーグのクライマックス・シリーズの西武―ロッテ戦に好リリーフで、久しぶりの新聞に登場し喜ばせてくれたのです。社会人野球から、西武へ、横浜へ、そして西武でした。横浜時代は“巨人キラーで出ると勝ち・・・”でした。

 土肥義弘選手は、春日部共栄高校OBです。1993年だから17年前です。共栄高校2年の時、夏の甲子園に出場、準優勝投手なのです。ひとりで投げたのです。鋭いシュートの左腕です。ユニフォームは、早稲田大学とそっくりでした。

 ご近所・春日部市の高校が甲子園出場です。元野球少年は、迷わず甲子園のスタンドに行きました。夜行の応援列車でいきました。春日部市民は、たぶん、みんな行ったのです!

   【おまけ】

*このボールは、甲子園の売店で買ったものです。春日部共栄高校は、その2,3年前にも甲子園出場しているはずです。ワタシが、息子と“ウチの前の道路でキャッチボール”をやっていた時代です。朝日新聞の夕刊を配達していたニーちゃんが、配達の時、キャッチボールをしていた息子に、春日部共栄・甲子園出場と刻印が入ったボールをくれたのです。そのボールもあるはずですが出てきません。

*毎年、11月の初めには、春日部市内高校野球大会があります。春日部高校、春日部東高校、春日部工業高校、庄和高校、それに春日部共栄高校の5チームです。さっき、今年の日程をネットで探したのでが出てきません。なーに、牛島球場に出かけてポスターを見てきてから知らせます。

 【おまけー2】=10.31記

*春日部市内高校野球大会は、11月6日(土)と7日(日)です。

 


秋は、春日部もイベントがいっぱいです。気になるイベントの情報(2010.10.23)

2010-10-24 09:11:13 | Weblog

*(右)商工まつりは、23日には4万5千人の人出のにぎわい、(左)のジャズディかすかべは、11月6日。1000人で公園いっぱいライブになります。私らも演奏します。

 日本全国、いずれの市もそうでしょう。大きなもの小さなもの、秋はイベントだらけです。まあ、のどか、のどかというべきでしょう。
 春日部市もそうです。例えば、市役所が出している“広報かすかべ10月号”は、まるでイベント情報誌です。市をあげてやっているものから、身近なサークルの発表会まで、大小硬軟さまざまです。
 私も、いくつか出演したり、手伝ったり、します。

10月31日(日)庄和図書館オープニング・イベント(会場;庄和総合支所、旧役場)     
10時30分~;庄和高校吹奏楽部演奏(1階ロビー)
11時~;人形劇くれよん公演“西遊記”(2階児童館“スマイルしょうわ”プレイルーム)
*プレイルームは、旧庄和町の議場です。
*その日は、翌11月1日にオープンする庄和図書館の内覧会もあるようです。

*おとなも楽しめる人形劇です。25年庄和で続けている“くれよん”さん。

♪11月6日(土)ジャズデイかすかべ2010秋(会場;イトヨーカドー近所の公園)
 12時~17時
*出演の社会人ビッグバンドは、スウィング・ベアーズ、BSFジャズ・オーケストラ、ドリームスウィングキングダムです。私ら、一番の12時ごろのステージです。

♪11月6日(土)市民福祉まつり“ふれあい広場”(会場;ウィング・ハット春日部)
 9時30分~15時
*市民参加推進課が来夏オープン予定の“市民活動センターPRブース”を出展します。
*わたしも、ダブルブッキングですが、手伝い応援するつもりです。

 ♪11月7日(日)産業祭(会場;庄和総合公園、庄和総合支所)
  8時40分~15時30分
*がんばる庄和地区の農業、商業のおまつり

♪11月13日(土)彩流の川まつり(会場;庄和地区の龍Q館周辺)
 10時~16時
*首都圏外郭放水路特別見学会。地下施設が年1回の事前申込みなしで見学可能日です。
*タウン・バザール、フリーマーケットにも多数出店します。
*併設のログ・ハウスでは、ミュージック・カフェが開かれます。温かい珈琲を手に、のんびりと、ポップス、ボサノバ、津軽三味線、フルート、7つのグループの演奏が楽しめます。
*春日部市でメディアにもっともたくさん登場するのは、首都圏外郭放水路の“地下神殿”です。先日(10月20日)は、日本経済新聞に全面広告(10面)に登場しました。広告主は、三菱UFJリース。首都圏外郭放水路とは何の関係もないように思います。

*昨年のログハウス・ミュージック・カフェの光景(写真は、anymさんのステージ)

♪11月14日(日)庄和地区公民館(正風館)音楽祭(会場;正風館)
 13時~16時
*庄和地区のコーラス・グループ勢揃いの伝統の音楽祭。

 【おまけ】

*ぶらぶらとのんきに暮らしていますから、こんなイベントに関わることがよくあります。要するに、お祭り好きです。ただ、この頃、人出・集客より、ちいさくてもあたたかい集まりがいいなあ、と思うようになりました。トシのせいか、秋が深くなったせいか。


薄曇りの十三夜(後の月)に大宮の氷川神社で観月雅楽の会(2010.10.21)

2010-10-21 11:14:31 | Weblog

*氷川神社で観月雅楽の会

 10月も下旬になって肌寒い気分でだらだらしていたら、家人が“今日は十三夜だから雅楽を聞きに行こうか”と。氷川神社の能舞台で“観月雅楽演奏会”があると知人から聞いたというのです。 第23回でした。毎年やっているのでしょう。

 開演は、月の出と同時としかわかりません。わが家春日部から電車で30分。薄暗い大宮公園の林を通りぬけるのは、少し気持ちが悪い。もう闇の中の暮らしを忘れてしまっているのです。5時過ぎに、氷川神社の境内に着きました。

*本番30分前、ほぼ満席。
*舞台のまわりにススキ。

*薄曇りの空に十三夜の月。

 月の出た5時30分が開演です。司会者が丁寧に解説してくれ、雅楽をナマで聞くのは初めてのワタシには助かりました。もっとも、曲のいわれ・伝承は、なんにも覚えていませんが。

 まず、神職がお祓いをします。客席の私らも立ち上がり、頭を下げます。そして、はじまります。
 雅楽の前に、神にお許しをえるため、御神楽(みかぐら)が2曲奉納されます。私が子どもの頃に見ていた岡山県の備中神楽とはまるで違います。厳かな神楽です。

 1曲目は、人長舞(にんちょうのまい)、“天の岩戸”の前で踊ったののが起源とされていると、プログラム書かれています。神話の世界、太古から伝承されている神の世界です。

*人長舞(にんちょうのまい)

 2曲目は、乙女舞(おとめまい)、豊栄舞(とよさかえのまい)で、近年、神社本庁が祭祀舞として制定したものとか。

*乙女舞(おとめまい)

 それから、舞楽がはじまります。
<舞楽は、音楽とともに奏する舞で、歌に伴って舞う“国風舞(くにぶりのまい)”、唐楽の伴奏で舞う“左舞(さまい)”、および“高麗楽(こまがく)の伴奏で舞う“右舞(うまい)”があります>とプログラムに書かれています。

 いいなと思ったのは、“胡蝶(こちょう)”です。蝶のとびかう姿を舞楽したもので、4人の巫女さん?が、大きな美しい蝶の羽を背につけ、右手にヤマブキの花の枝を手に舞います。

*“胡蝶(こちょう)”

 私は、席はあるのですが、後ろに立って観ます。ゆったりした舞楽で、私もすぐに覚えられます。暗闇の中ですし、胡蝶をまねて舞っていました。盆踊りの流儀ではありません、念のため。 むろん初めてです。
 能舞台を取り囲む3方のどこに席をとるとよいのか、わからなかったのです。いい席でしたが、雅楽演奏者が全く見えない席でした。優雅哀調のメロディが主体、わずかな太鼓のリズムは、ゆったりしたフォー・ビートです。

*“万歳楽(まんざいらく)”

 幽玄な闇の冷たい森の中に、一点ひかる舞台です。曲は、“万歳楽(まんざいらく)”、“納曽利(なそり)”と続きました。
 終演は、7時30分。2時間の屋外ライブでした。

*武蔵野国一ノ宮氷川神社

 帰りは、電灯の明るい紅灯の巷を通って、雅楽とは程遠い食事をして、大宮駅から帰りました。

   【おまけ】

*終演時、司会者が“お座りのイスを運んでお帰り下さい”と。皆、黙って従いました。イベントの後片付けにいい方法だな、とイベント主催者側になることの多いワタシ。

*その時、“舞台周辺のススキもお持ちください”と。皆さん、一束ずつ持ち帰っていました。月の夜の宴の気持ちを持ち帰ったのです。いい趣向だなと感じます。家人さんは、残っているからと何束も持ち帰っていました。

*中秋の名月(旧暦の8月十五夜)を愛でる習慣は中国からきたもの。日本独自には、中秋の名月の1か月のち、ただし十五夜でなく二日早い十三夜の月を愛でる伝統があるようです。“後の月(のちのつき)”というそうです。“完全より不完全を喜ぶ日本的感性か”と、新聞(朝日10月16日付)に載っていました。

*ワタシは子どもの頃、岡山県の山中で過ごしていました。今は、町村合併で“井原市”になっていますが、子ども頃は、岡山県“後月郡”でした。“しつきぐん”と呼びます。今まで、考えもしなかったのですが、十三夜に関係するのかもしれません。だから、ワタシが“不完全”=いい加減なのかもしれません。


ことしの芥川賞“乙女の密告”のデザインは、アンネの日記帳の表紙のデザイン(2010.10.19)

2010-10-19 10:00:56 | Weblog

*春日部市・南桜井駅前のツタヤの商品棚。

 昨日(18日)は月曜日。いつものように何かしら多忙な週末が明け、暇になります。いつもの本屋ツタヤ(南桜井駅前店)でブラブラします。それに2つほど不労所得があって懐もややあたたかく、本棚を見る気分が違います。買いたい本のレベルをグンと落とします。それで、小説“乙女の密告”を買いました。

*文芸春秋9月号の全面広告(朝日新聞2010.8.10)“アンネの日記を現代に甦らせた意欲作”とあります。

 夏のずっと前、だったと思いますが、芥川賞が決まったことを新聞で見たとき、文芸春秋9月号の全面広告が新聞に載って、アンネ・フランクを密告したのは誰か?と、大きく書かれていたこともあって、読みたいと思っていたのです。そして新刊本の時期になります。
 春日部市立図書館も、同時に4,5冊は購入したのではないかと思いますが、見つけられません。それで、手を出したのです。

 この頃の若者世代のベストセラー小説は、読みません。気分、波長が合うとは思わないからです。
 アンネ・フランクは、私ら世代には、ヒロインかもしれません。ちゃんと“アンネの日記”を読みきっていなくても、映画“アンネの日記”は見たし、春日部おやこ劇場が呼んだ民芸の演劇“アンネの日記”(アンネは日色ともえさん)を家族で見にいっていました。
 しかも、ちょっと前、“アンネの日記”の最後の生存者、証言者、ミープ・ヒースさんが亡くなったニュースがあったばかりでした。

*左は、アンネ・フランクの日記帳、絵ハガキ。

 “乙女の密告”、“乙女の・・・”なんて、タイトルもグラッときます。カバーのデザインも、アンネが書き綴った本物の日記のカバーをイメージされたものでしょう、少女小説のようです。

 たいして厚くはないのですが、うとうとしていたこともあって、読み終わるのに午後いっぱいかかりました。若い(1974年生まれ)女性の作品で、世代のギャップを感じました。当然でしょう。直木賞でなく芥川賞文学にある“難解さ”も少女小説でありながら持っています。 “アンネの日記”なんて知らない世代と、読んだ世代の感想は異なるでしょう。
 作者、赤染晶子さんは、京都外国大学から北海道大学大学院に進んでおられます。“アンネの日記”の最初の日記(a バージョンというらしい、編集されていない生の日記)を自身で翻訳され、参考文献にあげています。ドイツ語、オランダ語の学者さんでしょう。本書では、“アンネの日記”を、原書名”ヘト アハテルハイス(隠れ家)”と書きます。何度もでてき、特別な余韻を与えます。

 外国語大学に学ぶ、“まじめな”女子学生群の、授業で“アンネの日記”をテキストにして学びながらの、感情のうつろいを描いています。 “自分を変えたい、変わりたい”という思いを、アンネ・フランクの“ユダヤ人でなく、オランダ人になりたいと書きながら、手紙形式の日記で、常にアンネ・M・フランクと署名している”、その思いを重ねていきます。自分というアイデンティティの確立、自立していく女子学生のお話でしょうか。もう一度、読むと印象は違うかもしれません。

 誰が、アンネ・フランクを密告したかは、わかりません。そういうことを書いた小説ではありません。

   【おまけ】

*現役中にオランダ出張は、4,5度。けっこう長い出張で、オランダ南部の小さい町に1か月ぐらいいたこともあります。出張時には、必ずアムステルダムで一日予備日をとり、毎回、アンネ・フランクの家を訪ねていました。でもオランダ語がしゃべれるわけではありません。英語でとおしていました。オランダ人の多くは、オランダ語のほか、ドイツ語、フランス語、英語がしゃべれます。

*もうひとつ。ウチの本棚に、芥川賞(1964年?)の“されどわれらが日々(柴田翔)”があります。3冊もあります。図書館の廃棄本の中にあったり、古本屋の店頭で100円だったりすると、黙って立ち去れないのです。ウチの家人が、本を目のかたきにするときの“同じ本を3冊も持っていて!とわめく?”のは、これです。2冊持っている、なんてのは、たくさんあります

*柴田翔の芥川賞受賞作(右)と受賞後最初の創作集(左)。私は、この中の“ロクタル管の話”が好きです。私もまた、アキバ系です。ただし大昔のアキバ系です。ラジオの部品を求めて秋葉原のラジオ屋をうろうろするのが好きだったのです。ロクタル管は真空管です。

*芥川賞文学というのは、その時代の象徴でしょう。歌謡曲と同じ、その時代の自分がよみがえるのです。同じ柴田翔の“過ぎさった女性に語りかける”小説“贈る言葉”(1966年発行)を、ウチの本棚を片付けながら読んで、涙ボロボロ気分になったことがありました。10年程前のことです。


春日部市身障者福祉スポーツ大会でアトラクション演奏(2010.10.16)

2010-10-16 21:38:11 | Weblog

 今日(16日)は、秋晴れ、運動会日和でした。知人から頼まれていた身障者福祉スポーツ大会のアトラクション演奏をしてきました。会場は、春日部市総合体育館、ウィング・ハットだったから、雨でも問題なしですが、運動会は晴れてなければ、やっぱりのれません。

 バンド・メンバー集合は11時。私は先乗りで9時過ぎにいきました。
 こういう会場でいつも感心するのは、お手伝い、ボランティアさんの働きぶりです。気持ちが洗われます。

*開会式の光景

 10時30分の開会式に引き続き、体育館いっぱいに広がって競技が続きます。
 12時は、休憩・ランチタイム。私らは、アリーナ中央で演奏準備をします。演奏開始は12時30分。小学校・中学校の運動会の定番ナンバー“負けないで”をやりながら、年齢的に、ちょっと違うかなと思ったりしながら、演奏は30分です。
 久しぶりのボランティア演奏でした。

  【おまけ】

*かわいいトラさん(中)がきてくれました。

*ワタシらビッグバンドは、16,7人が各々の分担(パート)を持って合わせ、ひとつのサウンドになります。一人も欠けることはできません。といってもバンド・メンバーが、都合が悪く欠席することもあります。その場合、多くは知り合いの別のバンドの人に応援してもらいます。ピンチ・ヒッター、代うち、です。バンド用語では、“トラ”、“トラさん”といいます。Transfer のトラかなあ、思っていますが、よく知りません。

*会場の春日部市総合体育館・ウィング・ハットの立派さには驚きました。旧庄和と合併して5年。庄和のワタシには、初めてで、行き方すらよくわからない所でした。日常使えるところではありません。本番演奏を待っている間、バトミントンのラケットを持った若いママさんにたくさん会いました。この近くに住んでいる人には、健康維持増進にとてもいい施設なんだと思いました。 何か運動しなければだめだなあ。


孫の保育園に行く途中に見た平成22年度越谷市主催平和事業のポスター(2010.10.15)

2010-10-15 11:20:27 | Weblog

 昨日(14日)は、孫が通っている越谷市内の保育園で、ジジババ参加の芋煮会がありました。隣の市・春日部市のウチからクルマを走らせます。娘のアパートの駐車場にクルマをおき、保育園に歩きます。

 途中の掲示板に、何枚かのポスターが貼ってあります。近くですから越谷のイベントに出かけることもあります。なにせ隣町です。平和フォーラムのポスターをしばらく見ていました。

 どんな市でも、毎年一回は、平和のイベントがあります。平和は夏です。夏の行事なのです、越谷は、秋の今頃やっているのかと思っていましたが、なんとなく格調の高いポスターだなと感じたのです。
 平成22年度越谷市主催平和事業、こしがや平和フォーラムです。主催が、越谷市本体なのです。一般的に最近のイベントの主催は、平和フェスティバル実行員会というふうに、****実行員会とすることが多く、行政のイベントか市民のイベントかわからないのが普通です。行政主催(音頭)なのに、市民風にすることが多いように思います。

 越谷市は、堂々と“越谷市”主催を名乗っていることに、いい感じを覚えました。
 平和への思いを胸張って表している越谷市のようにさえ感じたのです。

 なお、この10月31日開催のこしがや平和フォーラムの詳細は、ここにあります。<ここクリック>

  【おまけ】

*保育園のジジババ参加芋煮会の写真も貼り付けます。圧倒的にババの参加が多く、ジジの参加はごくわずかです。ウチでは、こういうのは決まって、暇なジージーの仕事です。

*教室に絵が貼りだしてあります。むろん、ウチの孫の作品を注視します。来年4月に、1年生になる子どもらの作品です。 真ん中あたりの、全面を空色に塗っている絵がウチの下の孫の作品です。


中国唐の玄奘三蔵法師の遺骨が日本にあるという、ウチの近く岩槻の慈恩寺を訪ねた(2010.10.13)

2010-10-13 18:34:27 | Weblog

*奥に見える十三重塔に霊骨がおさめられています。

 玄奘三蔵法師の遺骨(霊骨)が、ウチの近くの岩槻のお寺にあるということは知らないわけではありませんでした。が、出かけたことはありませんでした。
 この9月に、奈良に旅し、平山郁夫の絵、大唐西域壁画を見るために薬師寺に寄ったさい、玄奘三蔵法師の遺骨(霊骨)を、岩槻の慈恩寺から薬師寺に分骨したことを知ったのです。なんで、ご近所にあるんだろう。ブログに書いています。
<ここクリック>

 旅から帰って一度出かけなくてはと思っていました。今日(10月13日)は、予定が何もない。お天気も悪くないので、出かけました。クルマで30分です。

 玄奘三蔵法師は、西暦627年(25歳)に中国・唐を発ち、過酷な苦難の道を天竺(インド)にたどり着き、学び、645年(44歳)に、657部の経典を持ち帰り、翻訳した人です。般若心経も持ち帰った経典の一つです。亡くなったのは、664年(64歳)、今から1346年前のことです。その遺骨(霊骨)が、今、日本の、岩槻市の慈恩寺にあるのです。

 *霊骨が慈恩寺に安置されたのは1944年(昭和19年)です。この十三重塔が落慶したのは、1953年(昭和23年)。

*玄奘三蔵法師像ができたのは平成14年です。

*西域大紀行航跡図が境内にありました。

*玄奘塔から10分ほど歩き、慈恩寺に戻りました。

*ご本尊は十三面観音です。近隣の田んぼでとれたばかりのお米が奉納されていました。

*天井から額がかかっていました。中国・長安の大慈恩寺の風景、塔は大雁塔、の油絵です。本家の大慈恩寺は、玄奘三蔵法師が住職になり、経典を訳したお寺です。

*天台宗華林山慈恩寺全景。

  【おまけ】

*寺務所で、お守りやお札を売っていました。その中にあった2冊の小冊子を買いました。“三蔵法師の霊骨が岩槻の慈恩寺に来たいきさつ”が細かく書いてありました。

*右の冊子は、今年、2010年9月1日発行です。

*今年は、岩槻・慈恩寺に玄奘塔が建立されて60周年です、イベントが開かれているようです。10月23日、24日には、“玄奘三蔵法師の里づくり・フェスティバル”だそうです。フェスティバル!!!です。なんでも、まちおこしです。

 *玄奘三蔵法師の霊骨は、1300年の歴史の流れに、多くの戦乱、政治的役割、などなど、の中にあったようです。伝説と真実は異なるかもしれません。今、軽々しく、このブログに書けそうにありません。もう少したくさん読んでから書くことにします。 

 


日本の、奈良のピラミッドと聞いたので行ってみました(大阪奈良感傷旅行⑥)(2010.10.12)

2010-10-12 16:05:40 | Weblog

*頭塔でもらったパンフレット

 もう一か月も前の旅の話です。家人の友人Eさんが奈良にお住まいです。奈良の街なかに住むおばさんたちは、道辺の古いお寺のお掃除や観光ガイドのボランティアをしている人が多いそうです。Eさんもそうです。

 “私がシーズンにガイド・ボランティアをしている、奈良のピラミッドに行ってみましょうか?”と。
 日本のピラミッドといわれると、気持ちがグラッと来ます。
 日本のピラミッド、というオカルト味付けの話がよくありました。ずいぶん前のことですが、面白がっていたことがあるのです。

*毎日新聞社の発行の、サンデー毎日にあった<日本にピラミッドがあった>増刊です。右:1984.9.8、左:1985.3.30。ある意味のどかな時代でした。

 奈良のお寺めぐりは、京都と違い、インド・シルクロード直結の楽しみがあります。石造物、仏像がそうです。京都は、日本でアレンジされた、あるいは日本で創られた文化そのものです。

 歩きながら、“ここですよ”と。建物の間に見えていました。

 少し歩いて管理を委託されている個人のお宅で鍵を借りて中に入ります。 “頭塔(づとう)”という名の“国指定史跡”です。

 40年前に奈良は、ちょこちょこ歩いていましたが、全く知りませんでした。天平奈良時代から1300年、今や街なかに残った小さな木々の丘です。奈良では、こういうものは、たいてい塚です、墳丘でしょう。 塚の周りを歩きながら、“方墳”だろうなと思っていました。少し前(9月10日)に、発掘された明日香の牽牛子塚古墳が八角墳であった話を新聞で読んでいました。

 建てられた解説案内板を読んでいたら、塔であると書いていました。供養塔です。5重塔と同じです。死者を天に思う供養塔だというのです。土製の塔です。今もお墓に、法事のおりなどにそなえる(後ろに立てる細長い板)卒塔婆(そとば)、岡山の子どもの頃は、“とおば”と聞いていました。ヒンズー語のストゥーバです。

 北半分が、発掘整備され、南半分はそのまま草木の生えたまま丘になっていました。ここで、子どもらは遊んでいたのか、それとも“たたりがあるから”と遊ぶことを禁止されていたのか。作られてから、なにせ1300年になるわけです。発掘調査前は、小さな森だったのです。

 もらったパンフレットには、“頭塔、奈良時代の僧の頭が埋まっている墓という伝説があるが、土塔(どとう)がなまって“づとう”と呼ばれるようになった、767年に東大寺の僧が築いたという古文書があり、五重塔などと同じように、仏舎利を納めた仏塔と考えられています“とあります。方形7段の土塔です。1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造で、奇数段に27基の石仏が残っています。昭和61年から12年間にわたって発掘調査されたようです。

  【おまけ】

*知人のEさん、岡山から大阪に勤める方に嫁ぎ(古い言い方ですが)、大阪通勤圏の奈良、奈良の真ん中におうちを持たれたのです。古い都に暮らし、今、ご近所の古いお寺のお掃除ボランティアもしながら、古都奈良の人になっているのです。特別に変わりはないのだけど、いい人生だなあ、と思います。

*コミュニティ・カフェの先導者“くるみの木”

*お昼に、コミュニティ・カフェにつれて行ってくれました。地元の人より旅行者の方が多いよ、という“くるみの木”です。コミュニティ・カフェの先導的なお店で、雑誌にもよく登場しているとのことです。デジカメを出したら、店内は撮影禁止ですと。奈良の観光寺と同じです。だから、当ブログ、恒例の今日のランチの写真はありません。美味しかったし、プレートの盛り付けもきれいだったのですが。


越谷オール・スウィング、1500人超が入った大盛況のコンサート(2010.10.10)

2010-10-10 21:09:25 | Weblog

*フィナーレです。会場も一体となります。

 今日(10日)越谷市のビッグバンド、オールスウィング・ジャズ・オーケストラが、創立10周年コンサートを開き、大盛況の中に終演しました。

 会場は、越谷市民ホール(サンシティ)、収容人員1675名の大ホールでした。ほぼ満席で、1500人以上が入りました。
 会場全体がわれんばかりの歓声の中、大盛況のコンサートでした。

 夕べからの大雨はあがり、次第に雲が切れてきました。
 私らスウィング・ベアーズの何人かは、“友だちビッグバンド”オール・スウィング・ジャズ・オーケストラさんのコンサートのホール外のお手伝いを担当していました。
 会場スタッフは、11時集合です。
 何しろ、アマチュア・ジャズ・バンドが大ホール(収容1675名)でのコンサートです。
 <入るかなあ>とワタシも、朝から緊張していました。

*大ホールは広いなあ。午前11時に撮影。入ってくれるかなあ。

*14時;開演、13時30分;開場。最初の人が並んだのは、12時10分です。並んでいます。13時ごろ撮影。

*開場15分後、本番15分前の13時45分撮影。もう会場はいっぱいです。2階席も開けました。

 会場がいっぱいになると、大きな荷物を降ろしたような気分になりました。14時、本番開始。そのまま、受付業務を続けました。

*ちょこっと覗きます。コンサート真最中です。会場の一番後ろに立って、ポケットのデジカメを出して写真を撮りました。

*カテーテル渡辺さんも元気です。

*小さなカメラでは、これが限界の写真です。

*そうして、3時間、フィナーレ近く“when you smailing"です。

  【おまけ】 

*プログラムに載っていたオール・スウィングの皆さんです。

*見事な10周年記念のコンサートになりました。1500人の観客が集まりました。堂々たるステージでした。メンバーの喜びはいかばかりでしょうね。たぶん、今、夜10時すぎ、打ち上げは盛り上がっているでしょうね。

*コンサートマスターで、満面笑み、絶好調のMCを続けた鈴木さん、最後に“スウィング・ベアーズさんら、越谷、春日部のビッグバンドとの一緒のステージ、oobukuro music festival 2010は、 来年3月20日に決まっています、と。


身代り申(さる)に、私につながる人の平穏無事を祈ります(大阪奈良感傷旅行⑤)(2010.10.9)

2010-10-09 10:33:51 | Weblog

*奈良ならまちの庚申さん。

 ワタシは、神も仏も信じます、神も仏も頼りにします。すがりません。お賽銭はしませんが、わたしにつながる人を、思い浮かべ祈ったりします。
 大きな木や石に出会うと、神を思いますし、しめ縄でも巻いてあると手を合わせています。町かどの顔を形もはっきりしない石仏に、心が動きます。
地域の人たちが大事にしているお堂に、大きな名所旧跡観光寺にはない安らぎを感じます。

 観光奈良、今の人気スポットは、普通の町、奈良町(ならまち)のようです。奈良町あたりの、おうちの玄関軒先に赤い布玉(布製の猿)をぶら下げているのが目につきました。そうして、“真っ赤になっている”庚申(こうしん)堂にぶつかりました。

 山の中に育った子どものころから、“こうじん”には、特別の響きがあります。育ったウチの前にあったお堂や石碑“あたり”を“こうじん様”と呼んでいました。

 奈良町の家々の軒にぶら下がっているには、“庚申さんの身代わり申(さる)”といわれるものでした。 “幸せをよぶ赤いぬいぐるみのお申(さる)さん”と書いてありました。

 ちょっときれいだなと思い、身代わり申のご利益に期待して買いました。たくさん買って吊るしたいと思ったのですが、けっこう高かったので、3つだけにしました。

 何を願われますかと聞かれ、私の“がん封じ”、“ぼけ封じ”他、思案していると、“家内安全”ですか?と聞かれ、“そうですね”と、つぶやいたら、3つの中の大きい赤い申に家内安全、と書いてくれました。他の2つの申には、まだ書いていません。

*今、3つぶら下げて、現世のご利益を期待しているのです。左は、火星儀です。

 このところ、私につながる人たちに、身体の不調が見つかった話を聞きます。
 わが家の天井にぶら下がる“身代わり申”のご利益を願っているのです。

   【おまけ】

*身代わり申についていた説明書には、<庚申信仰の起源には諸説があるが、中国の道教の守庚申が奈良時代末期に日本に伝来した。・・・・仏教が極楽往生を説くのに対し、道教では現世利益が叶えられるとあって江戸時代に民間信仰として庶民に広まった>と書いてありました。

*“身代わり申”のルーツは、シルクロード敦煌にあるようです。中国では申は悪魔追放のお守りです。三蔵法師も旅の道中のお守りを申のぬいぐるみを馬の鞍につけていったといわれています。それが後世には、三蔵法師をお守りする孫悟空の物語になったと伝えられた、のだそうです。

 


ウチらのピアノさんにおめでたの完成です。おめでとう。(2010.10.8)

2010-10-08 22:53:42 | Weblog

 <朝早くから失礼します>のタイトルのメールが、今朝(8日)9時過ぎに届きました。

 <昨夜22:41、2500gの男児産まれました。妊娠中はいろいろとありがとうございました、また落ち着いたら共演よろしくお願いします!>

 それはそれは、よかった、ですが、・・・・昨夜・・・ということは、今朝まだ、病院のベッドの上でしょう。そうか、“いつでも・どこでも”メールの時代なんだ、それに軽かったのでしょう、よかった、よかった。

 この間のワタシらのバンドの9月のコンサートで、“9か月”状態で一緒にやってくれました。けろっとピアノを弾いてくれました。

 次の本番は、4月のジャズディかすかべ。
 その前3月にSWING/SWING/SWING/2011 もあるでしょう。


越谷にオール・スウィング・ジャズ・オーケストラあり、10月10日にコンサート(2010.10.7)

2010-10-07 18:17:09 | Weblog

 越谷市を拠点に集まっているオール・スウィング・ジャズ・オーケストラの10周年記念コンサートが、10月10日(日)開演;午後2時で開かれます。
 会場は、サンシティ越谷の大ホールです。東武伊勢崎線の新越谷駅、JR武蔵野線の南越谷駅からすぐ。
 入場無料、整理券などありません。自由席です。

  【おまけ】

*今年3月のコンサートです。

*毎年、開いている定期コンサートが、500名収容の小ホールでの満員お断りが続いたので、10周年記念ということもあって、一挙に大ホールでのコンサートです。1675名収容です。プロのミュージシャンでさえ、尻込みする大ホールです。

*越谷や近郊の評判が高く、市民に愛されているオール・スウィング・ジャズ・オーケストラですからできるのです。開場は1時30分、かぶりつき席にはお早めの来場が必要でしょう。

*ひっぱる熱血コンサートマスター・スズキさん。

*アマチュアですからとバンマスさん。でも、実力、ステージ・パフォーマンスともにだんぜん楽しめます。スタンダード・ジャズ、ブルース、ロック、何が飛び出すのか、ワタシも知りません。10周年記念です。飛び切りのステージを見せてくれるでしょう。ビッグバンド・ジャズのパワーを堪能して下さい。

*ワタシら、スウィング・ベアーズもホール外で少し応援することになります。受付あたりで見かけたら声をかけて下さい。

*この秋のジャズ、この後には、11月6日(土)のおなじみ“ジャズディ春日部”が続きます。会場はイトーヨーカドー近くの公園です。屋外ピクニックな楽しいジャズライブです。 また後日、お知らせします。いえいえ、今週末(10日)は、オールスウィングさんのコンサートです。