夕張市の財政破綻騒動があって、自分の市の財政状況を勉強、点検してみる動きが、全国の市民の間で起こっています。春日部市にも、そういう市民の集まりがあります。私も勉強に2年ほど通っています。
地方債(市債=借金)の“つけ”がまわって、今、莫大な(?)借金財政です。全国どこの市長村にもいえることでしょう。
借金してでも、建設事業をやって、景気の下支えをしろという、政府の方針だったわけです。景気はよくならず、大きな借金が残りました。
そして景気の悪化は、税収の伸びをとめ、ついに税収不足から、春日部市は、平成21年10月には<新・緊急財政健全化計画>を発表したのです。
<新・緊急財健全化計画>は、<ここにあります。読んでみて下さい>
春日部市の財政状況は、市民が勉強して、<市民版財政白書>として発表するまでもなく、当事者・春日部市職員は誰よりもよく知っているでしょう。たぶん市民は、ほとんど知らない。
税収、市民税収入が、同一規模の市と比較して、目に見えて低いのです。借金の多さからくる借金の返済(公債費)を初めとして、歳出を点検しながら、いつの間にか、私らも、税収の少なさを嘆き、その方策を考えたりするのです。
東京のベッドタウンの春日部市は、サラリーマンが税金の占める割合は大きいでしょう。現役さんは、この不況で、給料も伸びません。若者は、魅了的な街に出て行ったかもしれません。この界隈に住宅を購入して住み着いた層には、今リタイア・年金生活者もすくなくありません。
私も、無職風来坊です。税務署から送られてきた確定申告書類を見る気にもなりません。<なんとか控除>を考えたりするのもわびしいものです。
まあ、ひとり、春日部市の税収減を心配しても何の意味もありません。それなりに高額納税者だった頃にこそ(みんなそうだったのです)、財政問題を勉強し、胸をはって<税金の無駄使いを点検すべきだった>のでしょう。
元気な春日部市になってほしいのです。バンサカ、市税が入ってくる春日部市になってほしいのです。
<私もまだまだ働けるなあ。働いて市税を払うかなあ>とため息をついたら、知人が、<働く場は若者に与えなさいよ>と。
【おまけ】
*今日のランチは、今日もカレーです。朝から夕方まで、武里団地にある公民館で、皆と、財政白書【市民版】の編集をやっていました。近所で障害者支援のイベントがあったらしく、知人がお昼に抜け出して買ってきてくれました。250円です。美味しい日本一のカレーでした。
*春日部市の市民版財政白書は、明日夕方には脱稿(?)して、2月末日には出版できるでしょう。もうひとふんばりです。