久しぶりに新聞ネタです。といって、4,5日前の<旧聞>です。4月11日、政府は、国のエネルギー政策の指針となる新たな「エネルギー基本計画」を閣議決定しました。フクシマ原発事故当時の政権が打ち出した<2030年年代の「原発稼働ゼロ」方針を撤回することを正式に決めたのです。
こういう発表の時、新聞報道を比較したくなるのは、ワタシの性分です。
朝日と日経は購読しているので、いつものようにコンビニに走り、読売、産経、それに東京を買います。毎日新聞は、セブンイレブンにおいていません。
原発に対する姿勢は、新聞社によって異なります。今に始まったことではありません。
発表翌日(4月12日)付け朝刊で、
一面で扱ったのは、朝日と東京、大見出し、朝日<政権「原発ゼロ」を転換>、東京<原子力ムラ再稼働>。両紙は、社会面でも大きく扱う。
一面で扱わなかったのは、読売(3面)と産経(3面)、社会面でも扱っていない。
日経は、前日の夕刊一面で<「原発ゼロ」転換決定、重要電源と明記>、社会面では扱っていない。
従来の原発報道の姿勢そのものです。
朝日;社説<これがメッセージか>、一面<再出発に値しない・・・・「原発ゼロをめざす」方針を出したのは1年半前だ。何年か後、原発事故などなかったように元の政策に戻っているのは許されない>、社会面<福島事故を忘れたのか>。
東京;社説<原発回帰の危険な道>、2面<原発膨張へ舵>、 3面<政権また民意無視>、社会面<収束まだなのに なぜ原発>
読売;社説<「原発活用」は現実的戦略だ>、3面<原発比率 示せず、再稼働は推進姿勢>
産経;社説で書かず。3面<「原発は重要電源」、「本丸堅持 政府一貫」、11面<電力業界安堵も・・・・原発先行きに不安>
日経(12日付朝刊):社説<複眼思考でエネルギー政策を進めよ>、3面<エネルギー、将来像見えず。当面は火力依存>
今まで、原発に対する姿勢と同じ報道です。
原発報道に限ったことではありません。新聞なんて、どれも同じ、ということはありません。
こういう時こそ、福島民友、福島民報の記事を読みたいのですが、今、まちの公民館にはおいてありません。
だから、新聞はいらない、とらない、ネットで充分というのは、全く違います。新聞を読まなくてはならない、と思っています。わたしゃ、新聞大好き人間です。
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