*春日部市民劇団かざぐるま公演
3月30日の夜の部公演を観ました。アンケートに、「かざぐるま」公演をご覧になるのは何回目ですか?<①はじめて、②2回目、③3回以上、④ ( ) 回(ご記憶の方)>の問いがありました。
ワタシ、たぶん20回ぐらい、20年ぐらいは観ているでしょう。
年一回、隣町である楽しみな演劇公演でした。いつもは昼公演に出かけるのですが、今回は夜の部です。会場は、春日部中央公民館です。例年は満員なのですが、今日は空席が目立ちました。
演出 板橋理人さんで「夏きたりなば(ふたくち つよし作)」です。7年前に上演したものの再演ということでしたが、ワタシに記憶がないから見なかった年でしょうか。
いつもの<かざぐるま劇>です。
「・・・・だって家族なんだよ。本当の・・・」と語りかけます。
いささか涙ボロボロになったのは、われとわが身が重なったのでしょう。
かざぐるまの代表で、演出そして、10年ぶりに出演した板橋理人さんが、プログラムにこう書いています。
稽古中に。<・・・役に入り込み、あるシーンでは、紀子姉妹はもとより、正夫、早苗そして気づく と私までも、鼻水とともに涙があふれ、セリフも振り絞らないと、出てこない状態になっていました>
*左から、松嵜美桜(早苗役)、板橋理人(誠一役)、小堺弥生(博美役)、小林文夫(正夫役)、井上政恵(紀子役)の皆さん
*感動のラストシーンです。お父さんは出ていきます・・・・・・むろん、娘、孫は後を追いますが・・・・。*スタッフ・キャスト=劇団員の皆さん、<夏きたりなば>初演の時は、この3倍のメンバーがいました、と板橋さん(右端)が舞台から挨拶されていました。
【おまけ】
*いつのことだったか、どの演目のことだったか。板橋さんの子どもたち、3人だったかな、と揃って出演されたことがありました。男の子もいました。そして、今回もまた、板橋弥生(小堺弥生)さんの見事な舞台にふれました。もう何作も舞台監督さんでもあります。
*お話は、どこにもある、現代の家族問題、家庭不和のお話です。実は、なんで家庭不和なのか、その理由がセリフからよくわからなかったのです、<ボランティア活動だとか、社会奉仕に“うつつをぬかし”、ウチの中はほったらかし!ウチの中が救えない、家庭の中の問題の解消ができなくて、何が社会活動・市民活動なんだ!といってるようでした。
*そういう意味では、超現代のテーマです。・・・と、わが身を振り返ります。
*閉幕後の中央公民館前の桜です。満開でしたが、寒々とした花でした。