昨日(28日)だらーっとしてネットニュースをみていたら、<どうでもいいニュース>が目にとまりました。
インドで、1700人以上のギタリストを集めて演奏し、ギネス世界記録樹立だというのです。まあ、ばかばかしい話なんですが、日本の誰かが、どこかのテレビ局が、真似してやるだろうな、と思いました。
10月27日のAFP通信によると、インドのメガラヤ(Meghalaya)州の州都シロン(Shillong)の秋祭りの開幕イベントのことで、昨年は、7951人のドラム・アンサンブルで世界記録を達成していたらしいのです。
1770人がギターで演奏した曲は、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の天国の扉(Knockin' on Heaven’s Door)だったことが、私の眼をひいたのです。この曲の選曲事情が知りたい。
1970年代のこの曲は、映画“ビリーザキッド”の中で使われた曲です。9月1日の米国集中テロの時には、テレビ・ラジオ局が放送を自主規制した曲なのです。ディランのコンサートでは、いつもフィナーレ近くで登場する代表曲で、私の大好きな曲です。
【おまけ】
*先週の金曜日(26日)にひさしぶりに東京。新宿で飲み会。“花の金曜日”を実感する連中は爆発的に楽しそうでした。毎日が日曜日のこちらは、週末の嬉しさなんて、もうとっくに忘れてしまっています。
*飲み会の前に、いつものレコード屋に顔を出して、鶏がえさ箱をあさるように、レコード・CDを探していました。<あっと驚くCD>がありました。
*ボブ・ディラン好きのレコード(CD)集めは、ディランの①公式発売盤、②非公式盤(海賊盤・ブートレッグ)、他に、③ディランが他のアーティストへの参加している盤がターゲットです。②の非公式盤集めにはゴール(完了)がありませんが、公式盤は全部持っていることが、ファンの必須条件でしょうか。ところが③の参加盤を完了することはけっこう難しいのです。 1960年代のレコードはとっくに廃盤になっています。ディランの無名時代のものは再版もされません。
*そのひとつが、ディック・ファーリナと エリック・フォン・シュミットという2人のフォークシンガーの、タイトル“Dick Farina and Erick Vonschmidt”(Folklore Record / F-LEUT/7)という1967年のLPです。ボブ・ディランは、ブラインド・ボーイ・グラント(Blind Boy Gland)の名で参加しているのです。
*正確には、もういつのことだか覚えていませんが、私は、2万円近く出して、古レコード屋で買っていたのです。
その自慢のLPが、なんとCDになって、2980円で店に並んでいました。米国カリフォルニアのSolano Recordsが2007年に出したのです。CDナンバーは1722です。
オフイシャル・プロデューサー編集盤ということで、LPに収録された20曲の他に、収録されなかったアウト・テーク21曲もある2枚組みです。さらに米国盤には珍しく挿入された小冊子(ブックレット)も楽しい。
むろん迷わず買いましたが、“CDがでてしまったか”と悔しさも少しあったでしょうね。
*実は、エリック・フォン・シュミットが、昨年亡くなったときに、このブログでこのLPについて触れています。<ここです>
最近、“Dick Farina and Erick Vonschmidt”の検索から、私のブログに入ってくる人がいます。だから、どこで買ったか書いておきます。
新宿・ディスク・ユニオン本店5階です。東京では、この分野の音楽は、ここしか置いていません。