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江戸時代の人口密度は、世界一!!

2007年11月12日 09時39分52秒 | 江戸時代とは・・・・・

現代の日本の総人口が約1億2800万人で、その人口密度は、1平方Km当たり約340人です。
ちなみに、世界で一番人口密度が高いのがモナコで2万3490人次いでシンガポールの6334人日本は10位となっています。(以上は2006年度調べ)

人口がかなりはっきりと分かるようになった江戸時代の享保年間(1720年代)の総人口はほぼ3100万人と言われています。
幕末まで大きな変化がないととして、日本の国土面積はほとんど同じと考えると、当時の人口密度は、今の4分の1の約80人程度と推察されます。

今から考えるとかなり少ないのですが、当時の国際水準と比較すれば、驚くほど過密国であったのです。
これだけの人口を養えたということは、江戸時代の食糧事情が抜群に良かったと言う事ができます。

日本の国土は、平野と言われるところが極端に少なく、田畑を作って人が住める平野面積は、国土の5分の1程度で、これを実質の人口密度として計算すると1平方kmあたり約400人となります。

 
   
今日の絵は、「松島・五大堂前にて」 F8号

これを、ヨーロッパきっての農業国のフランスと比較すると、1700年代末のフランス革命当時の人口は、約2300万人で、面積を現代と同じと考えれば、人口密度は42人となり、単純計算では、当時の江戸時代の日本のほぼ半分であったと考えられます。

そこでフランスの平野部分は、日本の約3倍であり、それで人口密度を計算するとフランスは70人となり、日本のそれは400人とすれば、日本はフランスの6倍の過密であったということになり、恐らく、当時としては、世界最高の人口密度だったと思われます。

つまり、この島国は、平野面積あたりでは、世界一の大人口を養っていたと言うことになります。

 



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