明日(10月3日)の夕方に昇る月を中秋の名月と呼ばれています。
この日は、旧暦の8月15日なので「十五夜」の月と言われています。
また、「芋名月」とも言われています。
月見は、秋の収穫に感謝する行事で、月に供えられる芋や団子は、収穫物の象徴なのです。
「食欲の秋」「運動の秋」「芸術の秋」そして「読書の秋」 F6号
「八月十五日」と書いて「なかあき=中秋」と読む苗字があるそうです。
旧暦では、1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬と四季を分けていました。
で、それぞれの季節に属する月には、「初」「中」「晩」、あるいは「孟」「仲」「李」と呼んでいます。
つまり、旧暦の8月は、秋の真ん中で、「中秋」あるいは「仲秋」となります。
実は、実際の旧暦の8月15日の中秋の名月は、満月でない日が多いそうです。
これは、月の軌道が円でなく、新月(朔)から満月(望)までの平均日数が約14.76日で15日でないことからだそうです。
今年の満月は、10月4日です。
でも「中秋の名月」は、10月3日なのですが、これを一々詮索しないのが、昔からの行事であり、習慣であり、風習であり、歴史なのですから・・・・
ちなみに、来年の中秋の名月は9月22日ですが、満月は9月23日です。
「十三夜」というのも言われていますが、これは、「十五夜」とどう違うのでしょうか?
「十三夜」は、日本独特の風習で、旧暦の9月13日で、今年は10月30日です。
「後の月見」と呼ばれ、宇多天皇が9月13日の月を愛でたことが始まりとされ、それを醍醐天皇(919年)に、観月の宴をひらき、それ以後風習化したものだそうです。