徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

飛鳥路を行く ③ -岡 寺ー

2009年10月25日 14時44分14秒 | 西国三十三ヶ所巡礼の旅

今回の目的、岡寺に・・・・
橘寺から自転車で5分ほど行くと鳥居があり、そこをくぐるとかなり急勾配の坂道が続きます。
到底、自転車では行けないので、押して坂を上がりました。
10分ほどで、岡寺の仁王門に着きました。

  

西国三十三か所第7番の岡寺は、通称で正式名は「龍蓋寺」です。
その仁王門の石碑には、岡寺と書いてあるのですが、仁王門の上部には正式名である「龍蓋寺」と書いてあります。

          

そもそも、このお寺の名前の由来にも、やはり、伝説がありました。
開基の義淵僧正は、両親が観音に祈願して生まれ、観音の申し子といわれ、それを聞いた天智天皇が、義淵に岡宮を与え、それを寺にしたのですが、その創建年は不明だそうです。

  

お寺の名前の由来は、この義淵が、近くに住む龍が村人を苦しめているのを見て、法力で龍を池に閉じ込め石で蓋をしたという伝えから「龍蓋寺」という名称になったということです。

こうした伝説は、「災いを取り除く」信仰に発展して、平安以来の観音信仰に、厄除け信仰が加わり、ここが最初の厄除け霊場となったようです。