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徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画 ”鬼平犯科帳 血闘”

2024年05月15日 19時26分58秒 | 映画・社会

今まで多くの ”鬼平犯科帳" が映画やTVドラマで放映されていますが、どうしても過去の”鬼平”は、先々代の松本幸四郎(8代目松本幸四郎。現 初代松本白鷗)が頭にこびり付いています。
今回は、十代目・松本幸四郎主演で劇場版で新しい平蔵の熱き姿を描き出しました。

   

この映画では、若き日の鬼平を幸四郎の実子だある8代目・市川染五郎が演じています。

映画は、長谷川平蔵の元に、彼が若いころに世話になった居酒屋の娘・おまさ(中村ゆり)があらわれ、密偵になりたいと申出る。しかし平蔵に断られた おまさ は、平蔵が芋酒屋主人と盗賊の2つの顔を持つ鷺原の九平(柄本明)を探していることを知り、独断で調査に乗り出す・・・・

この映画の話は、この”おまさ”の奮闘ぶりが描かれ、毎度なことながら、この物語も主人公と言っても過言ではありません。

  
   おまさと・・・              相模の彦十と・・・

九平を探すうちに凶賊・綱切の甚五郎(北村有起哉)の企てを知ったおまさは首尾よく綱切一味の中に入り込む。
平蔵の”犬”の役目ができるか、元”犬”の相模の彦十(火野正平)との”つなぎ”は・・・・

      
    宿敵 綱切の彦五郎

しかし、おまさは絶体絶命の危機に陥るが、果たして・・・ 
他に、中井貴一、浅利陽介、柄本時生、仙道敦子などが出演しています。


映画 「ある閉ざされた雪の山荘で」

2024年01月18日 14時56分23秒 | 映画・社会

原作 東野圭吾、サスペンス・エンターテイメントというキャッチフレーズで興味を持ち、映画「ある閉ざされた雪の山荘で」を見てきました。

しかし、どうも僕的に思っていたような内容ではなく、何かが欠けているような印象を受けました。 
期待外れとまでも言われなくとも、映画画面が山荘の中だけで物語は進んでいくのは、ある意味話の内容からして仕方がないとして、背景に変化がなく映画というより演劇を見ているようで、変化に乏しく少々単調というか、事件が起こっても想定内で、映画を見ているものとしてはもっと刺激的なことが起こる可能性を期待していたのですが・・・

   

劇団の所属する役者7人に届いた4日間の合宿で行われる最終オーデイションの招待状を受け取り、合宿所の山荘に集合します。

この山荘が舞台で、ここで新作舞台の主演を争う最終選考で、ここで演じるシナリオは「大雪で閉ざされた山荘」という架空の設定で起こる連続殺人事件・・・果たしてこれがフィクションか、それとも本当の連続殺人事件なのか・・・

  

途中までは、淡々と話が進み、よくある話なので、正直少々退屈でした。

しかし、場面は一転、過去に起こったある事件が起こります。
すべてこの殺人事件が、この事件に起因するのですが・・・

もし、この事件を最初に分かっておれば、果たして、この連続殺人は、観客者を色々と憶測させることが出来たのかも知れません。そうすれば、この連続殺人事件も動機が色々と違うものとなったのかも知れません。

  

ともかく、映画が終わった後もなにか、しっくりしないモヤモヤ感がありました。

原作本(31年前の1992年)を読んでいませんので、その違いなどは判りませんが、7人全員が若手劇団員(一人は部外者)ですが、もっと時代的背景とか、俳優養成所とかで出演者の年齢に変化を持たせればまた違ったものになったかも知れませんが・・・
あくまで、素人の思い付きなのですが・・・

主な出演者 重岡大毅、中条あゆみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、間宮祥太朗、
      森川 葵。 

 


映画「ミステリーと言う勿れ」

2023年09月23日 11時19分23秒 | 映画・社会

田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続TVドラマの劇場版です。
映画は、一応TVドラマを見なかっても分かるとのことですが、確かに大筋はわかります。 でもところどころでTVドラマから分かることがあります。

        

映画の冒頭、犬堂我路(永山瑛太)と知人女子高校生・狩集汐路(原菜乃華)との出会いから汐路は我路から久能 整(菅田将暉)の過去の話を聞いたと思われ、汐路が整に、この事件を持ち掛けたのが発端である。
つまり、我路という人物と久能整との関係を知ることによって、この話は始まるのです。

  

そして我路は、整が広島に来ているのを知っていたから、汐路に話ができるのです。これらは、TVドラマから推測できることでしょう。

さて、事件は、自動車が崖から落ち大破した場面があり、これがこの事件が始まる8年前の出来事だったのです。

この事件とは、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件です。
狩集家は、当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者がおり、遺言書を開示するところには、汐路に誘われた整も同席していました。

この遺言書に記されたお題に従って謎を解いてゆくのですが、彼らは、死人さえ出るという狩集家の遺言相続に隠された衝撃の事実にたどり着き、あの8年前の交通事故は、殺人なのか・・・

   

相続遺産を争うのは、狩集理紀之助に町田啓太波々壁新音に荻原利久赤嶺ゆらを柴咲コウ狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴を松下洸平。

”ミステリーと言うなかれ”というだけあって、事件の経緯だけではなく、そこには久能整の言葉には、この物語を考えさせられる名言が多々あります。
その一つに
 「子供って乾く前のセメントみたいなんです」
人の無神経な言葉が子供に与える影響の大きさを言ったもので、この物語の根幹にある言い伝えなどが災いの元になっているのでしょう。
この映画を見て、その事実を確認してください。

 


映画 「大名倒産」

2023年06月28日 15時26分12秒 | 映画・社会

浅田次郎原作といえば、「ぽっぽや」、「壬生義士伝」とか「一路」など人情的な心温まる作品という印象があり、今回もそのような内容を期待しました。
たしかにベースは心温まる人情話なのですが、それを面白おかしくを追求しすぎたのでしょうか、少々コメデイーとしてもドタバタ的な面があり、漫画的でした。

しかし、その内容たるは、監督、脚本、などスタッフだけではなく、キャストもそうそうたるメンバーで、主演の神木隆之介を盛り上げていました。

そもそも江戸時代に大名倒産が実際にあったのでしょうか・・・
勿論多くの大名は借金に苦しんでいたことは多くの話からあったのは事実のようです。
でも、倒産ではなく、「お断り」と称して借金を踏み倒すことはあったようです。
つまり、一方的に返済不能を宣言することで、実質的に「借金の踏み倒し」です。

尚、この話にはモデルがあるとのこと。新潟県村上藩とのことです。
他の大名倒産や村上藩についての内容や真偽のほどは、私の調査不足です。
興味のある方はお調べいただければ幸いです。


 

映画は、江戸時代、越後・丹生山藩の役人の息子として平穏に暮らしていた間垣小四郎(神木隆之介ーのちの松平小四郎)はある日突然、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎと知らされる。

  
  実母・間垣なつ(宮崎あおい)と        左から磯貝平八郎(浅野忠信)橋爪佐平治(小手
    平穏な暮らしをしていたが・・・                 伸也)天野大善(梶原善)    


跡継ぎといっても3男で長男・新次郎(松山ケンイチ)次男・喜三郎(桜田通)は健在で実父・一狐斎(佐藤浩市)に至っては、趣味のために隠居するという状態で、藩主を押し付けられます。
というのも、この丹生山藩には、今の価値で100億円ともいわれる莫大な借金があり、藩主は、倒産の暁には責任を負って切腹するということになり、これを小四郎に押し付ける魂胆ということで、だれも藩主になり手がなかったのです。


   

 左からタツ(キムラ緑子)仁科摂津守(石橋蓮司)      三兄弟は、仲が良いのですが・・
    一狐斎(佐藤浩市)

 

そんな事情が判明した小四郎は、返済日まで色々と節約方法や、業者との癒着で中抜きとかよくあるパターンを解明してゆきますが、果たして思い通りに解決するのでしょうか・・・

考えようによっては、江戸時代も令和の今も、役人と業者のやることは大なり小なり同じようなことなのでしょうか、その皮肉とか嫌味も同時に垣間見るおもいです。

   


映画 「 ロストケア 」

2023年03月28日 17時00分19秒 | 映画・社会

長生きすることは、本当に幸せなのか・・
何が正義なのか、何が正しいのか・・・
この映画は、今、日本が直面している重要な社会問題であり、高齢社会の介護の問題は誰もが少なからず関わることなのです。

出来れば避けたい、目を背けたいことでもあるのですが・・・
一言で”介護”と言っても、社会的な問題だけではなく、家族の問題でもあり、人間の尊厳の問題でもあるのです。

    

映画は、早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見されたところから始まります。
捜査線上には、センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)が上がるが、彼は介護家族から慕われる献身的な弁護士なのです。

検事の大友秀美(長澤まさみ)は、斯波が務める介護センターが世話をしている老人の死亡率が他施設よりもダントツに死亡率が高く、、彼が働き始めてから40人を超えることが判明した。

   

事実を明らかにするため斯波と対峙することになった大友は、彼の主張に驚愕し、戸惑いを隠せなかった。
それは、斯波は「殺人」ではなく、「救い」だと・・・

 
      斯波の父親も・・・・         多くの介護者は、彼を慕っていた

この映画を見る前には、一瞬神奈川県相模原市で2016年に起きた障害者施設の刺殺事件を思い出しましたが、その考え方とは全く違ったものであると思いました。
といっても、どちらが正しいとかいう問題ではなく、社会や人それぞれの人の心には想像もつかない問題が潜んでいるということなのでしょうか・・・

調べてゆくと、介護家族の厳しい現実が突き付けられ、大友の”法のもとでの正義”と斯波の”信念”とが向き合い、激しく衝突します。

他に、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、藤田弓子、柄本明などの好演も見逃せません。


映画 「シャイロックの子供たち」

2023年02月22日 16時00分28秒 | 映画・社会

まず、興味を持ったのが  ”題名” です。

    

映画は、シェクスピアの戯曲「ベニスの商人」の舞台から始まります。
”ベニスの商人”の話は、大まかには知っていますが、その金貸しの名前がシャイロックだということを知りませんでした。
つまり、銀行=金貸し=シャイロックで、子供は、銀行員ということなのです。

  

その金貸しは、強欲でかなり評判の悪い金貸しですが、銀行員全員が悪い金貸しではありません。 銀行員も色々ですが、まっとうな銀行員のためにも申し添えます。
悪い銀行員といっても、それも様々で、根っからの悪党や、一時の迷いから悪に手を染めてしまう人もおり、それらの人々を描いているのがこの映画なのです。

「シャイロックの子供たち」は、池井戸潤の小説で累積発行部数50万部を突破し、昨年は、TVドラマ化され、今年に映画化されました。
     

さて、その銀行は、東京第一銀行のとある支店での騒動です。
お金を扱う銀行での現金紛失事件が、それも100万円という大金で、上層部はうやむやにすべく穴埋めをしますが、お客様係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の愛理(上戸彩)田端(玉森裕太)とともに事件の真相を探る。

  

出世コースから外れた支店長・九条(稲葉敏郎)、パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)エースと呼ばれるが過去に問題がある滝野(佐藤隆太)、本店から調査に来た本部調査部・黒田(佐々木蔵之介)

銀行を取り巻く取引先にも多くの問題を抱え、銀行を利用して一儲けを図る石本(橋爪功)や沢崎(柄本明)など芸達者の登場人物の掛け合いもなかなか見ものでした。

最後は、池井戸潤の十八番である「やられたら、倍返し」が見事成功するのでしょうか・・・・

   


映画 「イチケイのカラス」

2023年01月17日 16時53分33秒 | 映画・社会

漫画を原作とした人気のテレビドラマの映画化です。
"イチケイ"とは、通称で東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチ刑)のことだそうです。
また、カラスと呼ばれる理由はいくつかあり、まず、法衣が黒、第2に黒は何物にも染まらないということで法曹関係では裁判官をカラスということだそうです。
もう一つの理由は、カラスは日本神話で”導きの神”といわれ、神武天皇を大和に案内したのが、あの三本足の八咫カラスと言われており、裁判官も正しい方向に導く役目があるとゆことです・・・

       

 

映画は、イージス艦と貨物船の衝突事件とある町の大企業の疑惑が浮かび、この2つの事件が平行して起こっているところから始まります。

入間みちお(竹野内豊)は東京地方裁判所第3支部第1刑事部を去って岡山に異動し、主婦が史上最年少防衛大臣・鵜城英二(向井理)に包丁で切りつけた障害事件を担当することになりました。

     
   島谷船長の妻は防衛大臣に詰め寄るが・・・   入間を支える岡山支部の面々

イージス艦と貨物船の衝突事件は、不審だらけですが、イージス艦の航海内容は国家秘密で、入間の伝家の宝刀である職権発動が通用出来ない難敵。

   
        板間は、月本に次第にひかれるが・・・      入間は、防衛大臣の疑惑を解明出来るか

一方、板間千鶴(黒木華)は、裁判官の”他職経験制度”で弁護士となり、入間の隣町でそこで出会った人権派弁護士・月本信吾(斎藤工)と組み、町の疑惑を解明してゆきます。

 
  疑惑企業の弁護士三田村武晴(尾上菊之助)   坂間と仲の良い産業医小早川悦子(吉田羊)

隣町の2つの事件がそれぞれ関連されてゆく中、衝突事件の解明も徐々に明るみになってゆくなか貨物船の船員が倒れていて船の操縦で出来なかったとか、一方板間の担当事件では、月本が殺されたとか、それぞれの事件が進展してゆきます。

それぞれの事件のつながりは・・・、衝撃の事実が・・・・

   


映画 「 ある男 」

2022年11月23日 10時29分25秒 | 映画・社会

映画 「ある男」のジャンルは、一般的には”ヒューマンミステリー”と言われています。
その内容は、人種差別、偏見、死刑制度、人名売買、そして家族の在り方も含め、あらゆる社会の問題が含まれています。

今の社会に生きてゆくのが、自分だけの起因ではなくても、息苦しい環境に置かれることがあり、そのためには、過去の自分を消してしまいたいことがあり、それが事件を生み、多くの人を巻き込むことになるということなのでしょう・・・

 

弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かっての依頼者である谷口里枝(安藤さくら)から、亡き夫・大祐(窪田正孝)の身元調査を依頼され、谷口の文房具店のある宮崎県に飛ぶ。

   
    出会いから、親子の楽しみも、大祐の事故からすべてが狂ってしまう。

 

話は、大祐が文房具店で買い物を始めたことから里枝と親しくなるところから始まります。 その大祐が不慮の事故で亡くなり、葬儀のあと、疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が、線香をあげに来た時、その遺影を見て、これは大祐でないという。
そこで、かって自分の離婚の弁護をした弁護士の城戸にその大祐の身元を調べることを依頼、夫が大祐でないことが判明した。

      
    遺影は、大祐ではないと、兄から告げられた里枝の気持ちは・・・



城戸は、大祐とは何者か、その素性を追いかけると、他人として生きた男の複雑な思いが、その環境にあり、その経緯や理由を調べてゆきます。
そこには、多くの人が関わり、社会的に多くの問題を含んでいることが分かってきます。
まず、見終わって、気が重く、なにかスッキリした気持ちになりませんでしたが、映画館の外の明るい光を浴びると、ほっとした気持ちになり、現実に戻ったようです。

 


映画 「沈黙のパレード」

2022年09月22日 19時05分52秒 | 映画・社会

「ガリレオシリーズ」の劇場版。
不可解な死の真相を、物理学者の湯川学らが解き明かす物語で、それには物理学者独特の推理が見どころとなっています。 

   

映画は、ある商店街の催しで一人の女学生が、多くの観衆の前でのど自慢を披露しているところから始まります。
その女学生が行方不明になって数年後に女性の遺体が発見され、死体遺棄事件として、おなじみの警視庁捜査1課の刑事草薙 俊平(北村一輝)と刑事 内海 薫(柴咲コウ)が捜査。
この二人が捜査を担当し、容疑者 蓮沼 寛一(村上 淳)として浮かぶが、完全黙秘を貫き、証拠不十分で釈放される。

物理学者 湯川 学(福山雅治)の元に、刑事 内海が相談に訪れます。

  

その蓮沼が、女子学生の住んでいた町に戻ってきた。 
当然、街中には憎悪感が漂う中、その男は、女学生の両親が経営している食堂に現れ、挑発してくる、そんな中、この町の夏祭りのパレードが始まります。

  

そのパレードの当日に事件が起こります。
蓮沼が何者かに殺されてしまうが、犯人どころか、その死因さえも特定できませんでした。

動機は、女子学生を愛していた家族や、歌仲間、恋人、食堂の客など全員に動機があると同時にアリバイもあり、その上、全員が、沈黙する事態になってしまう。

ここで湯川博士の推理が始まります。
誰が、どのような方法で、死因は・・・・

ここからがこの映画のプライマックスとなります。
犯人は誰か・・・以外と思わせぶりで、少々ありきたりだったのかも知れません。
誰も善人だが、また誰もが怪しい・・・湯川博士の理論的な推理と内海刑事の軽妙なやり取り、そんな中、草薙刑事の苦悩はあまりにもこの映画の言わんとするところなのではないでしょうか・・・。 

             

女学生の両親 なみき食堂の主人並木祐太郎(飯尾 和樹)、並木真知子(戸田 菜穂)。
他の出演者には、田口浩正、吉田 羊、壇 れい、椎名 桔平など。


映画 「峠 最後のサムライ」

2022年06月23日 10時51分13秒 | 映画・社会

慶応3年(1867年)、大政奉還により260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍(旧幕府)と西軍(新政府軍)に分かれている。
翌年、鳥羽伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発する。  

       


そんな中、越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助(役所広司)は、東軍。西軍いずれにも属さない武装中立を目指し、民の暮らしを守ろうと戦争を避けようとした。

しかし、和平を願っての談判も決裂する。
継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。

戦いのない世を望んだが、最後の戦いが始まった・・・

 

ここまでには、妻おすが(松たか子)への愛情の証、オルゴールや中立国スイスの話、そして夫婦での芸者遊びなど殺伐とした戦いの中でもほっとする話を織り込んでゆく。

一旦城を奪還するが、多勢におされ、会津に退却する。
大けがをした継之助が、最後のサムライとして、の終焉を迎えることになる。

   

彼の生き方(中立、独立)は、なにも幕末の話だけではなく、今も考えさせられることで、時代の潮流に、望むと望まずにも関わらず、流されることを考えなくてはならないようです。

主な登場人物
仲代達矢   牧野雪堂(前長岡藩主)                      
東出昌大   徳川慶喜
佐々木蔵之介 継之助の盟友 藩医者
榎本孝明   川島億次郎(継之助の幼馴染)
渡辺 大   花輪求馬(軍事掛)
田中 泯   河井代右衛門(継之助の父)
永山絢斗   松蔵(継之助に仕える従僕)
AKIRA    山本帯刀(長岡藩の軍事掛)
芳根京子   むつ(旅籠の娘)
香川京子   お貞(継之助の母)