田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続TVドラマの劇場版です。
映画は、一応TVドラマを見なかっても分かるとのことですが、確かに大筋はわかります。 でもところどころでTVドラマから分かることがあります。
映画の冒頭、犬堂我路(永山瑛太)と知人女子高校生・狩集汐路(原菜乃華)との出会いから汐路は我路から久能 整(菅田将暉)の過去の話を聞いたと思われ、汐路が整に、この事件を持ち掛けたのが発端である。
つまり、我路という人物と久能整との関係を知ることによって、この話は始まるのです。
そして我路は、整が広島に来ているのを知っていたから、汐路に話ができるのです。これらは、TVドラマから推測できることでしょう。
さて、事件は、自動車が崖から落ち大破した場面があり、これがこの事件が始まる8年前の出来事だったのです。
この事件とは、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件です。
狩集家は、当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者がおり、遺言書を開示するところには、汐路に誘われた整も同席していました。
この遺言書に記されたお題に従って謎を解いてゆくのですが、彼らは、死人さえ出るという狩集家の遺言相続に隠された衝撃の事実にたどり着き、あの8年前の交通事故は、殺人なのか・・・
相続遺産を争うのは、狩集理紀之助に町田啓太、波々壁新音に荻原利久、赤嶺ゆらを柴咲コウ、狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴を松下洸平。
”ミステリーと言うなかれ”というだけあって、事件の経緯だけではなく、そこには久能整の言葉には、この物語を考えさせられる名言が多々あります。
その一つに
「子供って乾く前のセメントみたいなんです」
人の無神経な言葉が子供に与える影響の大きさを言ったもので、この物語の根幹にある言い伝えなどが災いの元になっているのでしょう。
この映画を見て、その事実を確認してください。
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