4月8日は花まつり。
当観音寺では、これといった催しはしないけれど、本堂正面に(←)この様な花御堂を出して、寺にいらした方々に甘茶を灌いで、お釈迦さまの誕生を祝って頂いている。
そして、4月8日は住職の妹である義叔母の命日で、前日7日はカメ達母子がそれはそれは可愛がっていた小亀「なすの」が死んで1年になる日。・・・なので、お釈迦さまに甘茶を灌いで合掌し、それから義叔母の墓参、なすのの所に回った。
←これはなすののお墓。
この様に下子カメは、一年中季節の花を絶やす事が無い。
・・・今日、この春初めてのツバメを見た。
まだ渡って来て間もないらしく、見るからに闇雲に飛び回っていたり、ペアリングの為オスがメスを追って飛んでいた。
それを見た下子カメが「物凄く広い海を渡ってくるんだから大変だよねぇ」としみじみと言うので、「渡って来るのと同じくらいに、今の日本で巣を作って子育てするのは大変だと思うよ。新建材の壁は昔の壁よりもツルツルしていて作りづらいし、人の心が狭くなっているから糞が汚いと言っては折角作りかけた巣を壊される事も多いし。」と言ったら、「もし家に作ったら、オイラがちゃんと守る!」と下子カメは決意表明してた。(笑)
もう少し経つと、あちらこちらの家の軒下で子ツバメが顔を覗かせるだろうな。
新しい命。
去ってしまった命。
下子カメがなすのを思って泣かなくなるのは、あとどれくらい先だろう・・・。