民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

都市のごみ事情

2017-11-09 10:47:55 | 民俗学

大都市に限らず現代の生活では、ゴミをどうやって処理するかは大きな問題です。地方都市になるほどゴミ焼却場の能力が低かったり、容量が小さかったりだと思いますが、弁別が細かくわかれ、純然たる燃焼ごみを少なくしようとしている傾向があります。ごみ処理にお金がかかるというのも、小さな自治体の頭を悩ませる問題なのでしょう。妻の実家は東御市なのですが、ここの弁別は厳しいです。プラごみをプラとして出すのにきれいに洗わないといけません。納豆の入ったプラスチックケースなどを水道水で洗って乾かしているのを見ると、水道代を考えれば本末転倒の気がします。可燃ごみとして汚れたプラスチックを出すのを認めないのです。つまり、混じっているとゴミ収集車が置いて行ってしまうのです。だから、ここではゴミを捨てる時によほど考え慣れないと捨てられません。

さて今いる東京です。何でも一緒くたでよく、そもそもプらと可燃を弁別するという発想がありません。息子たちが大学生で東京に住んでいたころはもっとひどく、何でも一緒でよかったです。さすがに今は、金属とペットボトルとビンと燃やすごみには分けますが、入れる袋は何でもいいようです。とはいえ、スーパーではレジ袋を3円ないし5円で買わなくてはいけないため、マイバッグの人が多いため、レジ袋にゴミを入れて出す人は少ないみたいです。埋め立てゴミ・大型ごみ・家電などは都市住民はどうしているのか気になります。収集したとしても莫大な量になります。自治体ではどうやって処理しているのでしょうか。