民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

卒園式

2016-03-25 04:45:10 | 教育

近隣の保育園に役職で招かれて、来賓として出席しました。小学校長として初めて招かれて参加し始めた卒園式ですが、今回で最後です。これで最後という思いもあってか、5年ほど前と比べて思う所がありました。それは、園によって違うかもしれませんが、式が長くなったということです。できるだけ短くしないと、子どもたちが我慢できないのです。途中でガサガサしてきて、挨拶する方も短くわかりやすくと思わざるを得ませんでした。ところが、最近はそんなことを感じさせないほど長いのです。そのためか、今日は年少と未満児は最初から参加せず、途中から合流しました。そのせいもあったかもしれませんが、子どもたちがチャンと座っていられて、勝手なおしゃべりもしないのです。1時間以上でしたから、驚異的です。年中さんをこのまま小学校の教室に連れて行っても、座っていられそうです。これはいいことなのでしょうか。小学校としては、教室でのしつけから入らなくていいからありがたいのですが、子どもの発達からみたら、こんなに静かでいいのだろうかと、逆に心配になってしまいます。こんなに静かだと、発達障害の子どもは、益々周囲になじめなくなってしまうのではないかと思います。