ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

荒島岳 鳴ザコ  2024

2024-09-04 | 山登り

24・9・4 Wed

30年ほど前に山岳会の先輩達に連れられて登って以来の鳴ザコです。今
回はN尾さんⅠ垣さんダイチさん達との再訪になります。
下山駅(5:30)で集合して荒島谷へと出発(5:50)。N尾さんの知人で
初対面のダイチさんは寝坊したので後から追いかけてくるようです。
荒島谷沿いに付けられた砂防ダム林道は草木で覆われて廃道です。朝の
始めから蜘蛛の巣払いと藪漕ぎを強いられ、これが最終堰堤まで続きま
した。鳴ザコ手前で漸く藪漕ぎから解放されてスッキリです!

 

 

 

 

一目見て直登不能を思わせる鳴滝(8:00)は左岸から捲いて落ち口へ。沢
に下り立って次のポイントとなる滝までは小滝を交えた快適な登りが続き
ます。

 

 

 

途中にはシブい感じの通過もありますが基本的には高捲きを選ぶこともで
きるので気分的には楽な感じです。

 

 

 

 

青空が広がってきてよるよい景色になってきました。調子にのってグン
グンと標高を稼いで登ってゆく地形はゆっくり歩いているつもりても気
が付けば息がきれていました。

 

 

 

鳴ザコは遡行していても飽きる事がない程度に小滝が次々と現れてくれる
ので、適度な緊張感を楽しみながら過ごせます。

 

 

 

最後の通過ポイントの滝(10:30)は右側の水際から落ち口へと捲きまし
た。ここでダイチさんが追い付き漸く本日のメンバーが皆揃いました。
それにしても彼の素晴らしい身体能力を見た気がしました。

 

 

 

 

次第に源流の様相を呈してくる中を更にグングンと標高を上げてゆきま
す。時折ふり返ると鷲鞍岳や九頭竜スキー場も見えました。水が枯れて
もガレ沢はまだまだ続くので藪山の割には快適です。

 

 

 

最後の二股を右。そして右へと登り詰めて行くとスラブのような急傾斜の
所で沢筋が消えました。以後は背丈を遥かに超える濃密な笹藪を掻き分け
ながら閉口と忍耐で前進あるのみ。そうしている内に腰切の笹薮になった
尾根上に出ました。思わず笑顔がこぼれ気分も軽くなったよう。

 

 

 

 

最後の最後の所で短いけれども濃密な笹薮を漕いでゆくと、ポッカリ山頂
広場の端に飛び出して鳴ザコ遡行を終了(13:07)。

 

 

 

 

やや遅めの昼食「豚バラ角煮風弁当」を食べた後、藪多めな下山コースの
登山道から下山駅へと下山しました。
鳴ザコを最初に訪れた当時は僕が一番の年少だったのに、今日は最年長に
なっていました。そんな人生の有限性を感じつつ、今年もこうして処暑を
過ごすことが出来たことに感謝。
皆さん、沢登へと誘ってくれてありがと
うございました。