駒沢公園での試合の帰り、電車の中で「そろそろ引退かなあ」という話をしました。頚椎症で首を痛めていた頃です。そしたら「とりあえず、45歳まで続ける!って決めちゃったらどうですか」と、いつもの爽やかな笑顔で言われました。「それで45歳になったら考えればいいんですよ」なるほどねえ。妙に納得したので、それからはなるべく引退について考えないようにしました。考えるのは45歳になってからにしよう。
自分は今でも現役でプレーを続けています。あの時辞めなかったおかげで、42歳でゴールを決めることができました。先週の試合では、まさかのフル出場(その結果右足首捻挫)です。今思い返せば、あの言葉があったから、という気もします。しかし、そう言ってくれた彼が、まさか自分より先に引退しなければならないなんて、思ってもみませんでした。
そして自分は、もうすぐ45歳になります。いよいよ引退について考える時が来ました。でも、自分より何倍もサッカーが大好きで、自分とは比べものにならないくらいサッカーが上手くて、自分よりはるかにサッカーのことをよく知っている。そういう選手がサッカーを辞めなければならないと考えた時、自分がサッカーを辞める理由なんて、これっぽっちも見つけることができないような気がします。まあ、じっくり考えてみようと思います。
彼のような偉大な選手と同じチームで一緒にプレーをしてきたこと。それは自分にとって誇りであり、かけがえのない財産です。AXISでサッカーを続けるというのは、こういうものを得ることなのかも知れません。今まで本当にありがとう。これからもピッチの外からAXISを支え続けてください。我々に伝えてもらわなければならないことは、まだまだ沢山あるはずです。生涯AXIS!これからもよろしくお願いします。
そして、何よりご家族を大切に。
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